第12回 夢漏れの小径 / ビト 様 後編
続きです!
●ななふしぎ よるのおにごっこ
・ここで「運命」が流れるのは象徴的でいいですね。耳が聞こえなくなったベートーヴェンの悲劇的な「運命」を、ハサミがぶった切る。バッドエンドを自らの個性が阻止する事を暗喩しているようです。
>背中のランドセルがずしりと重い。
背負った時は軽いと表現されていたのにここでは重くなっています。明確な理由は分かりませんでしたが、精神的疲労を示しているんでしょうか。
それとも、ランドセルは小学校を脱出してから一切出て来なくなるため(卒業して要らなくなる)、重くなるイコール低学年から高学年への成長を隠喩しているのかな、と考えます。
そうするとこの次の回で学校を出るのも納得が行きます。初見ではまず気付かない伏線ですね。そうだとすれば学校へ侵入した時より多少の知恵を付けました、みたいな描写が欲しかったように思います(あったらすいません)。
>わたしの夢はデザイナーだった。綺麗なお洋服が好き。着るのも好きだけど、作ってみたい。
初見ではデザイナーである必要性はあるのか疑問でしたが、「綺麗なもの」、「工場」で量産、凶器になるようなハサミを実現させるには妥当な夢だと思いました。
●だっしゅつ、よるのがっこう
>学校の七不思議。最後の怪談。それを知ってしまった者は、もうこの世の人間ではなくなってしまう。
作中に最後の七番目は出てきません。ここで冒頭の童謡であるカラスの歌が思い出されます。「やまにななつのこがいるからよ」と言う今でも明確な答えが出ていない意味深な歌詞です。
「やま」に居るのは攫い神です。ひょっとしたらこの作品では七つ目が神隠しか何かで、それを知ってしまったら永遠に還れないのかもしれません。
>銅治郎さんはゲジゲジをものともせずにしゃがみこんだ。つよい。
つよい(確信)
>これは、影絵だった。わたしもいつかはよく友達とやっていた。数少ないわたしの得意分野。
この設定だけがなんだか作品から浮いているようにも思えるので、例えば父親から教わった(そしてのっぺらぼうの攻撃方法にする等)とかのエピソードがあると、この設定もより活きる気がします。
>地面に飲みこまれるように。右手を高々に、親指を立てながら沈んでいく。
アイルビーバック(戻ってこないけど)。
●やまみち、くらいのぼり
>星がたくさん煌めいている。きらきら回っていた。
あまり関係はないかもしれませんが、さいしょの出てきた童謡の歌詞に
ことりがゆめをみるころは
そらにはきらきら きんのほし
とあります。このことりは間違いなくヒナで、そらには星が煌めいています。ヒナの夢は主人公とこうしてもう一度遊ぶ事だったのかもしれません。
そう考えると目頭が熱くなります(高田は動物ものに弱い)
>「ヒーナ」「ぴーよ」「ヒッナ」「ぴっよ」「ヒナネギ」「……ぴよよ」
可愛いと面白いの混在。この路線で行くのも全然ありでしたね。
●ふみきり、ぼうそうとっきゅう
>きっと綺麗な服を着て、お化粧とかしたらすごい美人なんだろうなぁと思った。理由は分からない。でも、目の前のお姉さんが、汚いものだとはわたしには思えなかった。
ここもユメ(母)と一緒で姉だと言う事を直観的に感じていた訳ですね。初見はあの有名な映画のエクソシストとしか思えませんでした。
ゲロを吐いてまで列車に近づかせないようにする行為は二回目に見ると感慨深いです。
>横からの衝撃に、骸骨の腕からわたしの足がすっぽ抜けた。(中略)隣には、ブリッジだったお姉さんがぐったりと横たわっていた。
ここは姉が体当たりで助けくれたのだと思いますが、ちょっとわかりにくいです。一人称だからしょうがないのですが、この後にお姉さんが助けてくれたと言う説明を見て、もう一度この部分を読み返しようやく理解できる描写です。
一瞬何が起こったのかわからないので、お姉さんの体当たりで逃れる事が出来た、と一文添えても良い気がします。
>「ヒナ……ぁ、ああ……ヒナぁ……っ!」
ここの絶望感は半端じゃなかったです。
ヒナが便利すぎるのでどこかで退場するのだろうとは思っていましたが、まさかこんなに早いとは思いませんでした。
●おわかれ、やまおくのいずみ
>汚れは、洗えば落とせる。命は、落とせば拾えない。
いい台詞ですよね。
最後の方に「まだ拾えるものがある」的な台詞のがあるので、その伏線でしょうか。
・ここで一旦ヒナとは離れ、主人公は勇気を少し得ます。まだまだ小さな勇気ですが立派な成長です。いきなり成長させ過ぎる物語がたまにありますけど、ここでは程よい変化になっていました。
●まなざし、とうへのみち
>背負うもののない身軽な身体は、あの大きな小鳥に勇気をもらった。
このあと主人公はメに対して対抗する成長を見せます。それをヒナに貰ったとここでも書いてありますね。前半の部分が気になるのは、ヒナを拾ったのは小学校を卒業した後なのかもしれないと考えました(ただしラスト付近を読むとこの説はかなり怪しい事が判明する)。
●たいけつ、かめんのにらめっこ
>どこか押しつけがましいものを感じる。
>学校で一緒に歩いた時は、あんなにも頼もしかったのに。今はどこかムカムカする。進む道を通せんぼするユメに、じとじとする感情が向けられる。
ユメと対峙して主人公が感じるものですが、伏線でしたね。二回目でなるほどとわかる伏線が多くて面白い。
小学校を出るあたりから過保護を煩わしく感じていたのかもしれません。ここの無駄とも言えるやたらと長い押し問答はそれを表している気がします。
●おもいで、ゆめのかめん
ここの前半はこれまでのダイジェストを意味不明化させて伝えているだけのように見え、読むのが些か怠い印象でした。
抽象度が高く、物語的にこのシーンが絶対に必要か微妙です。メに飲まれてすぐにのっぺらぼうへ行っても問題ないかもしれません。私が構造的な必要性を見逃しているのなら別ですが、もしメッセージ性を高めるだけであればカットする部分か、もうすこし具体的に書いた方が無難に思いました。
>やめて。そんな目でわたしを見ないで。そんなメを、わたしに向けないで。
目は母に対し(悲しい目)、メは周囲に対し(おもらし事件)って事ですね。
このあと、保健室を振り返るシーンで、
>視線を一つ振り切る。思い出したくもない失敗をした。視線を一つ振り切る。
とあるのですが、あえておもらし=汚い事、と書かない辺り漏らした事すら象徴的な意味かと思っていました。
母が悲しんで、姉が怒って、私は汚い、と連続的に語られここがやけに抽象度高いので、保健室で何か罪悪感に繋がるような事をしたのかと初見では勘違いしました。ハサミがシンボルなので、いじめで服や靴をボロボロにされた仕返しにハサミで相手を傷つけたとか……。
実際はそんな事なくただ単純に粗相をしただけだったのですが、葛藤を詰め込み過ぎて扱いきれていない印象を少し受けます。
テーマも「個性」と「家族」が同列に扱われているので、どちらかに絞るかもっと偏らせた方が無難だったかもしれません。
・夢の中と言う事もありますが、後半は情景描写がないまま塔へ向かおうとするのでイメージしにくく分かりにくい印象でした。
>ふっふっふ、うごけまい
さては作者様はネタを挟まないと死んじゃう病ですね?
●くらがり、しかくいせかい
・まずここで気になるのは二点。
誰が隔離したのか?
お守りはどこから湧いて出たのか?
と言う事です。前の話の最後と母の束縛を考えると、無個性の工場へユメが隔離したのかもしれませんが何故今更?と言う疑問や姉と妖怪大戦争しているはずなのでそもそもそんな余裕ないよな、等の疑問が残ります。
のっぺらぼうが言う通りユメモレ(攫い神)がやったとしたら、何故ここにしかも今更現れたかの説明が必要に思います。
お守りはもしかしたら個性を取り戻してきた隠喩なのかもしれません。
とりあえず後半に姉が渡したと言う解釈になりますが、何故ここで持っているのか、そして姉は何故持っていたのか、渡すタイミング、などの疑問が残ります。
ちなみにかなりの便利アイテムなので、実は持っていたとしてももう少し早く読者へ知らせておく方が無難です(物語に出てくるものは全て全体の25%以内に登場させることが望ましい)。
●おまもり、のっぺらぼうのきょうき
・久しぶりの家族の団欒(物理)。
・言葉の綾かもしれませんが、お守りは元々のっぺらぼうの持ち物?と言った事を口走っていて、さらに姉が出て来た時に「またこの女」と言っています。
考察要素が少ない上に意味深なヒントが多いので、詳しい家庭事情は正確には推し量れませんが、父はただならぬ事情で家を出て言った事がわかります。
ブリッジに続きすぐにユメが来るので恐らくあれからずっとバトルをしていた(主人公を探していた?)のでしょう。そして娘(妹)の危機を察知して一旦休戦協定を結び、のっぺらぼうを倒すのに手を組むと言う面白い展開でした。
親父瞬殺。
・この辺は中盤なので、物語の山や変化があると良い場所ですが、見事でした。
のっぺらぼうは他の化け物と一味違い、ちょっと雰囲気が変わります。それが本当に良い事か否かの判断には困りますが、中盤の程よいブラックペッパーには間違いないです。
インパクトだけではなくきちんと次につながるお守りの話(外面)、勇気について(内面)主人公は手に入れています。
●こうじょう、むきしつのいりぐち
・ここでブリッジが靴を渡します。実際に脱げてしまった靴を返したのか、昼の世界で持っていた物を返した(棺桶に入れていたので)のかは定かではありませんが、姉が渡す事に意味があると考えます。
どちらにせよ閉じ込められる前に靴が脱げてしまったのであれば、後から気付くのではなく脱げた時に描写する方が無難に思います。
>分からない。どうして攻撃されたのか。でも、そこにはきっと意味がある。
主人公がどんどん成長して行きます。ヒナ、姉、父、つまり家族と関わる事で成長していく過程は家族そのものに向き合っていく事の隠喩にも思えます。
ただ主人公の言う通り、この段階で姉が襲ってくる事の理由が最後までわかりませんでした。無個性そのものである工場から早く追い出そうとしていたのか、ハサミが迫っているのを知っていたからか……真相は夢の中。
●こうじょう、むこせいのられつ
・初見ではこの辺で「あれ……?」と言う感じがしました。なんとなく家族がテーマなのだろうなと思っていたので、個性に関してここまで突っ込んで来るか~と言う感覚です。
・赤い靴を見て「自分と皆は違う」と言う分かりやすい隠喩ですね。勇気をもって外に飛び出してみたら、人が無個性に見えた→ハサミをみて個性的と言うから、ハサミにたいしての心の変化も描けています。
この回を挟む事によって終わり方が全く予想できなくなりました。最終的には上手く纏まったので良いのですが、この回の表現方法が正解か不正解かは高田には判断できませんでした。
●こうじょう おねえちゃんとはさみ
>勇気が必要だ。わたしは振り返った。
そういえばのっぺらぼうと同じ言い方ですね。もしかしたらのっぺらぼうにも何かしらの勇気が足らなかったのかな、とも思えます(連れ子である姉を愛せなかったとか)。
個性に関して思い出したことで主人公の成長が加速していますね。
●さいかい、とうとゆめもれさん
・ここで物語の進行上気になった事がいくつかあります。
地面を動かす事の意味
何故かハサミが飛べなくなっていますが、明確な理由がない事。
ヒナがここで登場する事への伏線がない
この辺りは次の「たたかい」で必要だった、もしくは不都合だったことを消す為に説明なくやってしまうようにも思えて、ご都合的に映らないとも限りません。
●たたかい、ゆめもれさんをこえて1
>勇気が必要だ。その言葉を、お守りのように噛み締める。
やはりのっぺらぼう――父とお守りには何かしら関係があるのでしょうか。
>化けハサミが飛び出した。なんで当たり前のように味方面しているのだろうか。
主人公の「これは私の戦いだ」と言う発言からも分かる確実な成長のもと、個性を確立できた、少なくとも無個性ではなくなったのでハサミは襲ってこなくなったのかな、と考えます。
それにしてもこれだけの数が居たのにユメ一人だけが妨害に来ているのは些か疑問です。もしかしたらその代わりがメだったんでしょうか。
●たたかい、ゆめもれさんをこえて2
この辺は非常に難解です。敵と味方が入れ替わり、入り乱れで、ちょっとよくわかりません。塔の描写も「何故こんな仕掛けが……」的な発言があるのですが、塔自体が具体的に書かれていない為、今どんな状態の場所にいるのかが伝わりませんでした。
とりあえず大量のユメモレから逃れ、一時的に味方だったハサミが襲ってきて、それをヒナが阻止した事実だけは分かりましたが、色々な疑問が残されるので非常に集中力を要する場面です。
恐らく何度も読み込めば予想が付くのかもしれませんが、作品が溢れかえる世界で読者にそこまで求めるべきかどうかは微妙な所です。
●たたかい、ゆめもれさんをこえて3
>夜の町の終着点。踏み出すここからが本当の世界だった。真に『私』が歩むべき道だった。
長い母との対決の中、ようやく「勝利」して物語は転及びクライマックスへ突入して行きます。一人称も「私」に変わり、ほぼ成長が終わろうとしていますね。
この辺りからは伏線回収と謎の答え合わせになって行くのですが、「盛り上がるか」と言われるとそうでもない。多分それは今までのような「追いかけられる」緊張感がほとんどなくなっているからだと考えます。
この後は終わりまで比較的に淡々と進んでいくので、追いかけられる事とは別の何かでハラハラさせる、もう一スパイスあると良かったかもしれません。
●かいだん
この辺りは伏線回収の所なので特に言う事はないです。書き方もお見事。強いて挙げるならちょっと長いかな、と思うくらいでしょうか。
>顔も思い出せない私の父
と途中出てきますが、後に答え合わせせずとも明らかに「のっぺらぼう」を思い出します。のっぺらぼうの意味深な台詞とこの文であぁやっぱり父だな、と納得が行きます。
折角日記なので、出来れば父が居なくなった理由もチラっと書かれると良い気がしました。片方は攫い神に攫われていますが(のっぺらぼう)、その理由も。
主人公は異質な家庭環境で性格を拗らせている訳ですが、その中でも父親を求める葛藤がない事は少し違和感を感じます。聞かないように教育されていたとは言え「母親との確執」とくれば「個性」より前に、もしくは同じくらいに「父」を求める心があっても良いように思います。
●対面、赤い個性と私
>あのお守りだけは手の中に残っていた。このお守りは、結局何だったんだろう。
この答えがわかりません。恐らく答えがあるのでしょうが……参りました。仮に、もし明確な答えがないのであればご都合アイテムになるので書いた方が無難です。
>真っ二つになった私から、黒い液体がどばどばと溢れ出した。私がわたしを取りこぼす。
ここで象徴的に主人公は死にます。真っ二つにされる事できちんと価値観を捨て去り、新しい自分への「再生」を表し、さらに「わたし」は母の為に置いていく、と言う全ての問題を片づけられていて上手いです。
ただやはり家族なのか個性なのか、この二つが同じくらい主張されるので一瞬何が言いたいのかわからなくなる時がありました。
●決別、山の攫い神と夢漏れの小径
クライマックスなのであっさり過ぎてしまうのはナンセンスなのですが、それにしてもちょっと喋りすぎで……テンポが悪く映ります。行くぞ行くぞ?いいか?行くぞ?……行くぞ?いいか?行くぞ?……行くぞ?いいのか?ほんとに行くぞ?って感じです(例えが悪い)。
一つを言いまわしている印象を受け「かいだん」の時点で若干のくどさを感じていました。
「対面」に入りようやくストーリーが進むのかなと思ったら更に約七千文字に渡って同じ語り口が続く為、決心を示す大事な場面なのに逆に「早く決心しよう!な!」と言う気分になります。
クライマックスなので丁寧にやりたい、言いたい事を詰めたいのは凄く共感できるのですが、結局読者の目が滑ってしまう危険性があり、勿体なく思いました。
>――――クジャク……っ!
腕をたくさん持つ神にしかできない、まさに神業!(やかましい)
ここでユーモアをぶっこんで来るとは思いませんでした。でもこの事により雰囲気が一気に変わり、完全に物語が「終わった」事を示していると思いました。粋な演出です。
>ちょっと照れる。
たくさんのメに見下ろされての一言ですが、序盤の「恐れる」の対比になっていますね。ここだけではないですが、この辺りはあらゆる所に成長の端々が描かれてて好きです。
>二時間ちょっとの散歩道
電話もねぇ!ガスもねぇ!バスは一日一度来る!
・正直ここで終わっても問題ないですが、次のエピローグに相当する話は親孝行やヒナの事などモヤモヤした部分を救ってくれるので、あっても問題ないですね。短いし。
各論は以上になります。
―――――――――――――――――――――――
3、作品の強み(弱み)や個性だと思う所(主観多め)、及び雑談。
・凄いおもしろかった(小並感)。オリジナリティや個性が確立されているので、その辺りは何も言う事がありませんでした。このまま突き抜けて行って欲しい。
・スニーカー大賞に応募されてますが、ライトノベル、ライト文芸っぽくないので完成度とは別の観点から落とされそうな気がします。逆にしかるべきところに応募したら佳作くらいは余裕で取れるんじゃないかな……。
・砂場のメは何故怖くなかったのか、何故ゲジゲジを採用したのか、山にメが現れない理由、ユメモレさんの目は何故三つなのか、結局お守りは何だったのか、と言うよりどこから?他にもたくさん分からなかった事が……謎解きホラーゲームにしたらめちゃめちゃウケそうです。
正直作者様の解説付きで読み進めたい気持ちが強いです。
・構成や見せ方がそれなりに攻めていて、中々に尖っている作品だと思いました。物書きの端くれである私も、いつかこんな作風に挑戦したい……でもそれには、勇気が必要だ。
―――――――――――――――――――――
以上です!
最後に再び申し上げますが、素人の分析や評価なので、気に食わない所があったら「高田はわかってないな……」くらいに思って頂けると助かります。
ビト様、素敵な作品をありがとうございました!
次の第十三回は、綾束 乙様の
「夫君殺しの女狐は今度こそ平穏無事に添い遂げたい ~再婚処女と取り憑かれ青年のあやかし婚姻譚~」
を拝見させて頂きます。
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