第15話 赤羽復活

 赤羽は工藤雅也を占った。

 星のカードが逆位置に出た。

 星は、タロットの大アルカナに属するカードの1枚。

 天空にひときわ大きな星とその周りを囲む7つの小さな星が、地上には水と大地に壺から液体を注いでいる女性が描かれている。この星が何なのかは、シリウス説、金星説、木星と土星の会合説、北極星説、七惑星説、水星説、北斗七星説がある。

 カード番号は「17」。前のカードは「16 塔」、次のカードは「18 月」。


 正位置の意味

 希望、ひらめき、願いが叶う。


 逆位置の意味

 失望、絶望、無気力、高望み、見損ない。


 名古屋署に勤務する工藤刑事は、ある夜大物強盗犯の赤羽一馬を逮捕することに成功するが、その時に赤羽の恋人は逃走しようとして車にはねられ死んでしまう。それから1年後、赤羽は恋人を殺された復讐をするために、刑務所を脱獄。しかも、彼によって工藤の息子、浩之が誘拐されてしまう。そして彼は工藤に対して「息子を無事返して欲しければ、街中に仕掛けた15の任務を制限時間内にクリアしろ」と脅迫してくるのだった。制限時間を過ぎれば、浩之だけではなく多くの市民が犠牲になってしまう。工藤はこの恐怖のゲームに勝利するため奮闘する。

「内藤は俺を逃した、アホな奴だが工藤はマジで許さない」

 赤羽は共犯者に語った。

 あれから5年にもなるのか?工藤の奴、何してるかな?

 

 赤羽はこっちの世界に戻ってきた。五藤に憑依することに成功した。


 2020年8月1日

 犬山市にある屋敷で『ペガサス』の重役が5人全員毒殺される凄惨な事件が起こった。

 鳩川アリスって女性が唯一の生き残りだったが、そのアリスも国際犯罪組織によって誘拐されていた。しかし、当時の警察署長と日本政府によって、その誘拐事件を闇に葬っていた。


 愛知県警捜査一課長、越山からの指示により、内藤と六角はクラウンに同行していた。彼は一線を退いてからも国際犯罪組織のリーダー、一条を長年追っており、会津若松に一条が潜伏しているという情報を掴んだ。


 クラウンの携帯に部下の一人であった飛龍から「一条に関する情報を入手した。だが追われている」と連絡が入り、彼から居場所を聞き出すと降り頻る雨の中、内藤と六角に居場所を教えつつその現場に向かう。飛龍は「橋田という男を調べてほしい」とクラウンに伝えた矢先、首に揚羽蝶のタトゥーを入れた男に殺害されてしまう。


 翌日、内藤はクラウンと共に飛龍と行く予定であった食事に代わりに同行するが、レストラン街で集団食中毒が発生し、クラウンも被害に遭ってしまった。

 その直後、何者かに『ペガサス』のホームページをハッキングされてしまう。ハッキングした犯行グループは、鳩川アリスの現在の姿を動画で公開すると同時に「『ペガサス』は我々の要求を無視した。今回拒否すれば、大勢の人々が見守る中で、『ペガサス』の誇りが砕け散るだろう」というメッセージと20POINTを要求。

 20POINTあると一条は新幹線に乗れるようになる。一条は派遣社員をして食いつないでいる。闇の仕事は失敗するリスクもある。

 派遣社員はPOINTを貯めるとイロイロお得だ。

 しかし、『ペガサス』は、評判を強く意識しており、テロに屈服しない体裁を示すことに拘り、またしてもその要求を突っぱね、断固として戦うことを表明。

 これによりアリスは2度も『ペガサス』に見捨てられる事となった。そんな中、内藤と六角の2人は独自に捜査に乗り出し、軽症で事なきを得たクラウンと、会津署の富樫に加え、内藤の要請により、元刑事で現在は派遣社員の宮部健も内藤と合流。


 彼等と事件解決に向けて奔走しつつ、その過程でクラウンのアジトを突き止め、更にはアリスを発見するに至る。その後、橋田の正体が柴田勝家であった事を知らされる。 

 柴田勝家を見つけたのは工藤だった。


 ルイス・フロイスの勝家評は以下である。

「信長の重立ちたる将軍二人中の一人」

「はなはだ勇猛な武将であり、一生を軍事に費やした人」「信長の時代の日本でもっとも勇猛な武将であり果敢な人」

「彼は禅宗であるが、他の宗旨を憎まず」

 フロイスたちの越前でのキリスト教の布教については、いっさい妨害はしないが手助けもしない、教えが広まるかどうかは宣教師たちの「テガラシダイ(手柄次第)」だと述べたという。

 フロイス『日本報告』は、賤ヶ岳の闘いの敗戦ののちの北ノ庄城での柴田勝家が、離反した家臣に対して恨み言は言わず、また最後まで付き添ってきた家臣たちには、生き延びることを許し、むしろそれを喜ぶこと、また、今生においてはこれまでの家臣たちの愛情に報いるすべがないことへの嘆きを収載しており、勝家の温情ある人柄を伝えている。また、これに類する話が前田家家臣の村井重頼の覚書にも記されている。


 ある時、信長が勝家を常任の先陣大将に任じようとすると勝家は辞した。信長はさらに強いて大将にした。その後、安土城下で勝家の隊の行列に信長の旗本が衝突、勝家はこの旗本を無礼と殺した。これに信長は激怒したが勝家は「だから私は先に辞退したのです。先陣の大将たる者にはそれほどの権威を持たせて下さらねば務まるものではございませぬ」と答え、信長もこの勝家の道理には負けて言葉を返せなかった(『常山紀談』)。

 武骨の性格で、その秀でた武勇から鬼柴田と呼ばれ、江戸中期の随筆『翁草』の小唄の1節に秀吉らとともに、勝家は戦場における突進力では随一という意味でかかれ柴田と評されている。

 信長の朝倉氏攻めの際、長光寺城に籠城した柴田軍は、朝倉氏と同盟を結んだ六角承禎(義賢)によって水を絶たれた。しかし、勝家は馬の体を水で洗ったり、手洗い後の水を惜しげもなく捨ててみせるなどして余裕を示し、城内に潜入している六角氏の間者の目を欺く。そして出撃を前に、城内の瓶に残った水を将兵に振舞った後、まだ水が入っている瓶を打ち砕いて諸将の奮起をうながして六角氏を打ち破ったことから瓶割り柴田と呼ばれるようになったと言われている(これは『武家事紀』による創作であるともいわれる)。


『武家事紀』に、あるとき勝家が前田利家に「今、上方で明智光秀や菅屋九右衛門などという者が出世して諸事に口出ししていると聞くが、自分は信長に仕えて今に至るまで、戦功およそ二十四度に及ぶから、誰々が出世したといっても心許ないことだ」と語ったという逸話が載せられている。


 朝倉氏の跡に領主として越前国を任された勝家が信長への御礼に参上した際、彼が以前から欲しがっていた、信長秘蔵の姥口の茶釜を信長作の狂歌「なれなれて そひあかぬ中の うは口を人にすはせん 事おしそおもふ」を添えられ拝領した(川角太閤記)。信長が勝家を越前一向一揆殲滅戦の後越前8郡を与え領主としたのは天正3年(1575年)9月だが、信長は「許し茶湯」を家臣管理に使用し茶道具を下付された家臣に茶会主催を許可したが、『信長公記』では天正6年(1578年)正月に始められ茶会で許可者12名が総覧されているが、勝家はその中になく、その後も勝家は許可を得た中に入っていない。


 また『信長公記』では、この茶会の釜は「御釜うば口」であり、信長が所有している。さらに津田宗及の『宗及他会記』の天正7年(1579年)8月25日条に「19日「うば口の釜」を宗及自身が拝領し「安土へ御礼」」との記載がある。


 賤ヶ岳の戦いで敗北後、前田利長の居城・府中城で前田利家と対面し、先に撤退した利家を責めなかったばかりか、数年来の骨折りを謝して勝家は利家に対し、「秀吉と仲がよいのだから必ず降るように。私のことを思って再び道を誤ってはならない」と語ったという(『加賀金澤前田家譜』)。しかし利家の基本研究書も史実として触れず、撤退は秀吉に事前に通じて裏切っていた。

 

 5POINT 武器入手

 10 電車・バス半額

 15 ガソリン代及びタクシー半額

 20 新幹線半額

 25 船半額

 30 飛行機半額

 35 レストラン割引

 40 ホテル割引

 45 病院割引

 50 電車・バス無料

 55 武器入手

 60 ガソリン代及びタクシー無料

 65 新幹線無料

 70 船無料

 75 飛行機無料

 80 レストラン無料

 85 ホテル無料

 90 病院無料

 95 通信料無料

 100 武器入手

 

 

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