第10話 ふたりぼっち~Answer~
ざわめく街が君を揺らす
沢山の中の独りだと
境界が揺らぐ世界でねぇ
君と私が交わるよ
誰もが笑うその意味と
誰もが笑えるその意味に
泣きだしそうな君が居た
私と君は一人と一人…
大切な星が堕ちた頃
皆が泣ける世界じゃないよ
私が俯くその時も
ちっぽけ過ぎて誰は嘲う(ワラウ)
儚い灯と君の灯はね
私と同じように異なるから
同じじゃない淋しさを抱いて
明日が君を望んだんだ
私達は一人と一人で
不確かな天秤は揺れるままに
狭間の私は臆病だけど
なるだけなら祈っているよ
なるべくなら皆の幸せを
命が奪い合いませんようにって
誰かの涙を抱いて私は言祝ぐ
ああ、だから、その意味はね―
ざわめく街でとりのこされないように
私と皆が違う意味をあげる
近過ぎる距離は見誤らないから
君と私は交われるよ
君が泣く、その傍でね
私が微笑うその意味を
尊いものだとうたってあげる
君と私は一人と一人で
―“ふたり”になったその意味は…
異なるよ、同じになれない
境界ばかりを超えていこう
無防備なひとりはふたりになってい
ほら、君とつなげるよ
星が堕ちる世界でねぇ
明日が在る私はねぇ
君と生きる為に在る
君が泣く世界でねぇ
微笑える私はきっとね
君の涙を受け取るために
同じじゃない淋しさは
異なるうれしさに溶けあって
君と私は一人と一人で
つなぐふたりになれるから
君が泣きだす街の中
微笑う私の意味(スベテ)をあげるよ
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