第10話 俺氏ハーレムを断る

勇者ちゃんと婚約した俺は、王都に来ていた


 副官のネーナも一緒だ。彼女は何故か一緒に来たがる


「別にネーナ来なくていいよ」


と言ったら、


「放っておけるか!」


と、何故か切れられた。魔族はカルシウムが足りないらしい


 王都では、国王がアンジェリナと俺の婚約を発表した


 国王は最後に俺が魔王である事を告げると


 王城の前に集まった民衆から驚きの声が上がった


『『『『ええええええええええええええええ』』』』


そういえば、国王、俺が魔王である事全然気にしてなかったけど


民衆はびっくりしたみたいだ


何故か、副官のネーナが民衆をなだめた


魔王が人間に害をなさない事や、魔物と魔族は何も関係無い事を説明した


「ネーナ、goo job」


☆☆☆


今日は、貴賓室で、勇者ちゃんはもちろん、剣聖ちゃん、賢者ちゃん、聖女ちゃん


 久しぶりに同窓会だ


 3人は、以前助けた事にとても感謝していた


 いや、当然の事をしただけだから、気にしなくていいのに


 みんないい子だ


 何故か副官のネーナも同席していた


 剣聖ちゃんが突然爆弾をぶっ込んで来た


「エルウィンさん、勇者様に飽きたら、言ってくださいね


 私、お妾さんとして、頑張ります」


「あっ、ずるい、剣聖ちゃん、それじゃ、エルウィンさん、剣聖ちゃんに飽きたら


 私もお妾さんにお願いします」


「ちょっと、賢者ちゃん、ずるいよ。エルウインさん。賢者ちゃんに飽きたら


 私を滅茶苦茶にしてください。できれば、初めての時、3つの穴の初めて全部奪ってください


 あー、興奮する」


俺はびっくりした。いや、でも、俺、勇者ちゃんに飽きる事ないぞ


「あの、すまんがお前ら勇者パーティはその歳で、なんでそこまで


 爛れた関係になるのだ。特に聖女、お前、本当に聖女か?


 聖女って清らかなものだろ?


 さっきの発言、ほぼくそビッチだぞ、いや、変態レベルだぞ」


何故かネーナが怒った


「ネーナ、そんなに怒らないでくれ、みんな優しい、いい子達なんだ」


「いや、ただのビッチだろう?」


「「「だって、私達もエルウィンさんの事、大好きなんだもの」」」


「はー、魔王様、どうされるのですか?」


「いや、俺、アンジェリナ一筋だから、ごめんね。みんなの期待に


 答えられないよ」


「珍しく、まともな意見が出た。ネーナ、少し、安心しました」


「「「きゃー、勇者様愛されている!


 いいなー」」」


三人はキャッキャしている

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る