第33話 女賢者 サヤカ、聖女 モエ
[まえがき]
前半漢字が少ないので読みにくいと思います。
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あたしと、マブのモエ、それにおっちょこちょいのヒカル。あと、めがね。その四人でこっちの世界に来て、あたしは、けん者になっちゃった。
モエは聖女で、ヒカルは勇者になった。めがねは、なんだかよくわかんないのになった。めがねはそのうちめがねを外すようになったけどやぱり名前はめがねでいいよね。
とし上のくせにヒカルはおっちょこちょいだから、勇者になって、単純によろこんでたけど、モエはなんか考えがあるみたい。あたしは、どーでもいーかなーって。
でも、魔法が使えるようになってそれだけはすごくうれしい。バーンってするとスカーてするもんね。でもスマホが使えないのは最悪。
あたしはどうしようもないことはすぐにあきらめるの。スマホもあきらめた。ジェルもラメも手に入らないものはぜんぶあきらめちゃった。でも、手入れされてない指先を見るとなみだが出ちゃう。だって女の子だもん。
あたしのぶきは、クウォーター何とかっていう杖。突いたりたたいたり。思いっきりゴブリンなんかをたたいちゃうと、つぶれちゃうから、たいていは突くようにしてる。遊び感覚でいい運動になるんで、けっこう面白い。そういえば、ゴブリンよわいけど、くさいよねー。くさいのは最高のぶき、なんちゃって。
あたしのふだんぎは、まあ、それなりなんだけど、ぼうぐがねー。ダサいのよ。仕方ないから、じじょの人にすそをもう少しきりつめてくれるー? っていったらことわられちゃった。なんで、別のじじょの人にさいほう道具を借りて、自分で短くしちゃった。ちょっとやりすぎたかなーって思ったけど、着てみたらちょうどよかった。それをじじょの人にみせたらすごくびっくりしてた。なんでも、あたしのきてたのは、ここの国の国宝?で『けん者のローブ』っていってなんだかすごい服だったみたい。でも、かわいいいは正義だよね。
めがねが、ヒカルにだまされて、いなくなって、かわりにヒカルがカッコいい大きな剣を手に入れた。それをすごく喜んでる。いくらなんでもそれはないんじゃない?
それからのヒカルは、なんだかおかしくなっちゃった。きしさんが止めるのも聞かずに、モンスターのむれに突っこんでいってその剣をめちゃくちゃにふりまわすの。あたしの魔法のじゃまはしないでよ。それと、キショイから、こっちに首を切りとばすな。
ダンジョンから帰って来てからのヒカルはもっとひどくなっちゃった。
ひまさえあれば、あの剣をふり回して、大声で何だかさけびながらポーズをとってるんだよ。ちょっとどころかすごーく引くよね。
自分じゃカッコいーって思ってるんだろうけど、おっちょこちょいだからじじょの人がおびえてるのがわかんないんだよねー。
あたしは、おさななじみのヒカルにちょっとひかれてた時もあったんだけど、やっぱり、カレシにはねー。
モエはなんだか、きしさんの一人に気があるみたい。ヒカルなんかとちがって、カッコ良いもんね。ことば使いはていねいだし、れいぎ正しいし。もしも、こっちの世界から帰れないなら、きしさんと結婚するのもアリかなー、なんて。
あたしも、しょうらいのこと考えないとなー。あー、ジェルだけでもどっかにないかなー。それと、ヘアカラーも。
あたしは、あきらめのいい女けん者サヤカ。
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私は、友達の
それで、私は聖女というものにされた。聖女は、味方を強め傷つけば
私たちは、二年後に現れるという、『魔界ゲート』というのを閉じるためにこの世界に召喚されたそうだ。
平和な世界からこちらの剣と魔法の世界に来た私たちは、いきなりでは何もできないので、訓練をするそうだ。訓練は
訓練してたら私も魔法が使えるようになった。正確には、魔法じゃなくて魔術って言うんだって。それで、実技の戦闘訓練で光に
そのうち、ダンジョンに実戦訓練に行くことになったんだ。
ダンジョンの入り口は何だかわからない黒い渦の巻いた場所だった。
光はビビってたけど、普通にみんなそこに入って行ってるじゃない。勇者
3層まで降りたところで、光が隠し部屋を見つけた。中にある宝箱には紗耶香の鑑定で強力な罠があることが分かったんだけど、一緒に分かった中身がすごい武器だったので、光が児玉を
その剣を手に入れてからの光は、おかしくなった。でも、これが本来の姿なのかもなとも思った。
そういえば、紗耶香が、自分の着てたローブを切り
話はかわるけど、こちらで出される料理は、
私は聖女モエ。スイーツに飢える聖女だ。
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