第5話  吸血鬼と生き方



「……ふぅ……」


 何十体目かの魔物の死骸を捌き終えて、アルノルトは文字通り一息ついた。

 吸血鬼の体力をもってすればこの程度の作業で疲れることはないが、似たような作業を延々続けることに嫌気がさしてくることはある。長生きな分、人より多少集中力に自信のあるアルノルトだったが、さすがに百近くこなせば飽きるというものだ。


(これぐらいあれば、何日か分にはなりますかね……?)


 血みどろの手を洗い、新鮮な臓物の幾つかと肉は魔法のかかった背負い袋に移し、皮は水魔法で洗った後、乾燥の魔法で乾かしてから魔法の鞄に移す。残りの臓物と骨は纏めて地面に掘った大穴に落した。死霊魔法ネクロマンシーを好む吸血鬼なら骨も有効利用するのだろうが、軍隊を持つ気のない旅暮らしのアルノルトにとって骨は不要の品だった。とはいえ、アルノルト的な有効利用はする。

 死骸の完全消去――つまり、吸血鬼の『食事』だ。


(……まぁ、味気ないうえに、栄養もほぼ無いわけですが)


 時間の止まる特殊な魔法の鞄に入れていたから新鮮だが、死骸である以上、吸収するべき生命力はほぼゼロだ。多少の栄養はあるが、それもアルノルトからすれば微々たるものだった。――まだ幼いリリーナであれば、自分より効果を得やすいだろうけれど。


(とはいえ、どうせなら生きた魔物を食べてもらうほうが吸収効率も成長効率もいいですし、幼子に解体された血塗れの臓物を見せるのは嫌ですし……)


 リリーナはつい二月前まで、人里近くで生活をしていた。

 人目につかないようにするため、吸血鬼の『吸魂』は母親が仕入れてくる鶏や、父親が森で昏倒させてきた猪等に限られていたという。鶏が手に入ることは稀であったし、父親が獲物を生け捕りにして持ってこれるのは人の目の無い夜だけだったうえ、上手く昏倒させないと運んでくる途中で起きて大騒ぎしてしまうため、手加減がなかなか上手くいかなかったようだ。そのため、普通の食事用の食糧――つまり、死骸――だけは備蓄されていたが、自身を効率よく強化できる『吸魂』はほとんど行えなかったという。

 ――だからこそ、リリーナは今まで弱かった。

 吸血鬼狩りに標的にされた時、いち早く気づくことも、素早く逃げることも、両親と共に戦うことも出来ないほどに弱かったのだ。


(うちの両親あたりなら、そこそこ大きくなった時点で夜の狩りに連れて行って強化しなかった親が悪い、とか言いそうですけど……未熟で幼い吸血鬼を夜の狩りに連れていくのもリスクが高いでしょうから、連れて行かなかった理由も色々察せられるんですよね)


 吸血鬼だろうと幼い頃は普通の人間と変わらない。幼子特有の突然大声を出したり泣いたり癇癪を起したりといったことだってある。人目を避けて夜に狩りをしているのに、そこで幼子が大泣きしたりしたら大変だろう。子供の甲高い泣き声はわりと遠くまで響くのだ。

 吸血鬼の生き方は様々だ。

 自分や自分の両親のようにずっと旅をして生きている吸血鬼もいれば、人の未踏破領域の奥に住み着き、安寧を得ている者もいる。赤ん坊を産んで、その子が旅に出れる年まで人里近くで住む吸血鬼がいたとしても不思議ではない。それは別に悪いことではないはずだ。彼等がいることで、その人里近くの魔物は夜中に殲滅されただろうし、人知れず近隣の平和に貢献していただろう。そんな共生があってもいいではないか。


(……けれど、人の噂や、ちょっとした話が、災いを引き寄せる……人里に近いということは、リスクもその分高くなる)


 夜中の狩りは本当に誰にも見られずにすんでいただろうか?

 夜中の狩りで得た獲物を家に運ぶのを見ていた住民はいないだろうか?

 沢山の食糧を蓄えていた家は、周辺から羨まれていなかっただろうか?

 肉をとった後の皮を売る時、その量の多さを訝しく思われなかっただろうか?

 ――彼等の容貌は、人の目を惹きはしなかっただろうか?

 いくつも疑問がある。吸血鬼にとっての『普通』は人間にとっての普通では無い。そのことをリリーナの両親はどれだけ理解していただろうか?

 近くで産気づいてしまったから人里近くで産んだのだろうか? 赤ン坊は弱いからしばらくここで暮らせと言われて、そのまま居ついてしまったのではないだろうか? 穏やかで平穏な日々の暮らしに、ついつい長居してしまったのではないだろうか?

 疑問はある。けれど、その問いの答えを出せる人はもういない。いなくなってしまったのだ。――リリーナを一人残して。

 それらの判断が誤ったものであったと、最悪の結果を見知った後で指摘するのは容易い。けれど、だからといってその全てを「悪い」と断じれるはずがなかった。

 人と穏やかに共生出来た時間は尊いもののはずだ。少なくとも、そこではリリーナもリリーナの両親も幸せに生きていた。

 幸せな家族の時間が、そこに確かにあったはずなのだから。


(……リリーナが異能を使えれば、また少し話は違ってきたのでしょうが……いや、これもないものねだりですね……)


 影渡りのような影を通して異空間を跳躍できる能力が使えれば、いざという時の逃亡の手段ありとして連れ歩くことも出来ただろう。だが、残念ながらリリーナはまだこの能力を使えない。

 そもそも、幼いうちは吸血鬼といえど影渡りなどの異能はほとんど使えない。異能は自身の資質や練習度によって個人差が出るが、能力を上手く使いこなせるようになるのは十歳ぐらいからだ。時折生まれながらにして異能を使いこなす傑物が出ることもあるが、そんなのは吸血鬼の中でも稀だった。

 

(たぶん、リリーナのご両親も、そろそろリリーナを連れて旅に出ようとしていたのでしょう)


 時間をかけて心を落ち着かせている間、ぽつぽつと語られたリリーナの両親の話を纏めれば、そんな背景が浮かんでくる。

 沢山干し肉を作っていたこと。新しい着替えの準備。厚い生地の服。新しい頑丈な皮靴。大きな背負い袋。

 見えてくる光景の中で、きっと幼いリリーナは新しいことがはじまるとワクワクしていただろう――そう思えた。干し肉にこっそり手を出そうとして両親に怒られたりしたかもしれない。そんな、他愛のない日常の光景すら思い浮かんだ。

 ――それが、突然奪われたのだ。

 たった七つで家族を目の前で殺されたのだ。


(――……)


 チリ、とふいに周囲の大気が震える。

 無意識に握っていた拳の力を少し緩めた。

 アルノルトがこの地方に来たのは偶然だった。

 不老で大喰らいな吸血鬼は、一所に留まると非常に目立つ。街から街へ徒歩で移動する人の多いこの世界では、旅をして生きるのが一番人目につかない生き方だった。

 することもなく、目的らしい目的もなく、ただ生きているから生きているだけの惰性のような生の中で、世界を旅し続けることはアルノルトにとって安全な生き方であり、時折目を瞠る光景を見せてくれるというおまけつきの――壮大な暇つぶしだった。

 正直、千年以上も生きていると、ただ生きているだけの生活にも飽きてくる。

 そんな中で珍しく戦う吸血鬼・・・・・の気配を遠くに感じれば、自身の安全など天高く放り投げて駆けつけようというものだろう。単調な作業のような生き方をしていたアルノルトにとって、他の吸血鬼と出会えることだけでも安全をかなぐり捨てて良いほどの僥倖だった。何百年かぶりに胸が高鳴った。


 だが、その胸の高鳴りは一瞬で凍りついた。


 影渡りで戦場に駆けつけたアルノルトの目に飛び込んできたのは、今まさに塵と化す吸血鬼の女の姿と――遠くで両親を泣きながら呼ぶ、傷だらけの幼い吸血鬼の姿だった。


 ――何故、もっと早く気づけなかったのか。


 脳をつんざくように痛みすら覚える自問の声が響く。


 ――何故、常に吸血鬼の気配を探していなかったのか。


 そうすればもっと早くに辿り着けたのではないのか。間に合ったのではないのか。助けられたのではないのか。そんな思いが激しい動揺をあらわにしながら心の中で叫び声をあげるなか、ほぼ無意識に泣き叫ぶ幼女を確保し、暴れる小さな体を抱きかかえていた。

 ――一瞬、塵と化していく女の目と目があった気がした。

 錯覚だろう。一瞬の出来事だ。吸血鬼の能力をもってすればたった一秒でも数多の行動がとれる。だが、女の生命はすでに切れていた。塵と化している最中だったのだ。おそらく最後の思いで視線を娘に投じたため、そこへ一瞬で駆け込んだ自分とも目があったような気がしただけだろう。

 ――けれど、その目に託された気がした。

 錯覚だ。妄想の類でしかない。そう冷静に判断する冷酷な自分に、それがなんだともう一人の自分が反論する。託された。そう思って何が悪い。同じ吸血鬼だ。世界を旅していても滅多に出会うことの無い数少ない同胞なのだ。その幼い命を――なかなか子供が出来ない吸血鬼にとって、とても貴重で大切な子供を――守る理由がそれであっても良いじゃないか。

 託されたのだ。


 命を――同胞を――託されたのだ。


 目の前で親を惨殺された幼子は狂気に取りつかれ、泣き、暴れ、叫び、理性を失ったがゆえに発現したであろう能力で、保護したアルノルトにも牙を剥いた。

 鋭く伸びた爪が、牙が、鋭い切っ先の鞭のような影が、何度もアルノルトの皮膚を裂き、絶えず無意識にこちらを『喰って』いく。その時のリリーナは小さな怪物だった。抱きしめていなければ手当たり次第に辺りにぶつかりながら出鱈目な方向に爆走し、抱きしめれば我武者羅にこちらを攻撃してくる。そんな状態は一月以上続いた。

 その間、アルノルトはただリリーナを抱きしめていた。

 ただただ、抱きしめて攻撃を受け止め続けたのだった。





 暴れては気絶するように眠り、目を覚ましてはまた暴れる小さな怪物を胸に抱いたまま、アルノルトが行ったのは隠蔽工作だった。

 惨劇のあった戦場には、夥しい数の人間の死体があった。それらのほとんどは放置した。唯一の例外は、特殊な能力者だろう者の死体だ。おそらく、化け物を狩ることを専門にしている傭兵のものだろうと当たりをつけ、それらだけは『吸魂』で塵に変えておいた。化け物を狩るために人外の力を手に入れた彼等は、下手に放置するとわずかな肉片からでも蘇る。完全に塵に変え、周囲を焼き払うのが一番確実だった。

 大多数の死体を放置したのは、塵に変える必要が無いからだ。少人数の襲撃者との戦いであれば、死体を消して隠蔽工作を図ることも考えられたが、今回は意味が無い。

 死体の数と戦いの痕跡から、大規模な吸血鬼狩りが行われたのは確実だ。周囲にも情報が回っているだろう。それなら、放置して人間達に死体の埋葬をさせたほうがよい。心情的にも、時間稼ぎ的にも、だ。

 特殊能力者が一人と、普通の人間が一人、それぞれ別方向に命からがら逃げていることに気づいたが、幼い吸血鬼の保護より優先順位は低い。追跡の影だけつけておいて、放置した。幼子が敵討ちを強く望んだ時に、『血の復讐』を果たさせるのに役立つだろう。

 『血の復讐』は吸血鬼の習慣だ。親を殺されればその子が、子を殺されればその親が、命を奪われた者の名誉を回復させ、死後の魂を安らかにするために、血を同じくする者がその仇を討つ。

 復讐は何も生まないなどと言う者もいるが、アルノルトはそうは思わない。

 仇が生きていると思うだけで心を囚われ、殺すことでしかその闇を払えない者だっている。前へ進めない者だっているのだ。

 そもそも、復讐は感情で行うものだ。論理などでどうこう出来るものではない。

 殺されたくなければ殺さなければいい。

 単純な話だ。誰かを殺したのなら、自分が殺されても仕方が無いだろう。

 だが、幼く未熟なリリーナが『血の復讐』を果たすには、様々なものが欠けていた。

 最も必要なのは時間だ。そして、その時間を稼ぐために隠蔽工作をしている。

 暴れるリリーナの『吸魂』が発動するたびに、アルノルトの防御をカリカリと可愛らしく引っ掻きながら、周囲の生命を塵に変えて『死の領域』を作ってしまう。草も木々も塵に変わったその痕跡は、見る人が見れば吸血鬼のいた痕跡として映るだろう。

 アルノルトは近隣の情報を整理しながら、リリーナが気絶した時を見計らって場所を戦場から西へ北へと移動した。こんな状況だから人のいない森の中を、だ。

 森が途切れてしまった時はどうしようかと途方に暮れたが、その頃にはようやくリリーナの目に理性の光が戻った。暗く落ち窪んだ眼差しは陰惨で、相変わらずこちらに噛みついてくるのは変わらなかったが、噛みつかせたまま放置して抱きしめていれば暴れなくなった。

 最初に抱きしめた時から、一月以上が経っていた。

 その後数日は、噛みついたまま声もなく泣き続ける日が続き、それが収まった頃には噛みつかなくなった。

 その頃には普通に食事が出来るようになっていたので、アルノルトも幼女も久方ぶりに人らしい文化的な食事をとった。ぐずぐずに煮込んだ麦がゆだったが、リリーナは飲んで喉に流し込む勢いでよく食べた。吸血鬼の頑丈な胃腸でなければお腹が酷いことになっていただろう。アルノルトが食べる分が無くなるほど食べた。

 温かい食事でまた涙の成分が蘇ったのか、リリーナは食べながら泣いていた。アルノルトは黙って椀に麦がゆをよそい、汚れた口元を拭いてやった。

 ぽつぽつと言葉を喋るようになったのは、麦がゆを完食して泥のように眠った次の日からだった。


「……あり……がと……」


 ぽつんと零されたその最初の一言をアルノルトは今も覚えている。

 所在なさげに立った幼子のか細い姿も、初めて目にすることが出来た僅かな感情の色も――ちゃんとこちらの目を見る、僅かに陰りを宿した無垢な目も。

 狂った怪物から理性ある吸血鬼に戻った幼女は、少しずつ言葉を思い出すように口を開いてなんとか言葉をひねり出し、徐々に慣れてからは感情に翻弄されながらも自分のことや家族のことを話しだした。

 リリーナは頭の良い子供だった。きっと親の教育が良かったのだろう。そう言うと一瞬だけ本当に嬉しそうに笑った。親を大切に思える子供はとても尊い。

 そんな愛する親を人間に奪われたのだ、その憎しみは並大抵ではないだろう。


(しばらく人に紛れて旅をするのは難しいだろう)


 ――そう思っていたアルノルトだったが、意外なことにリリーナは人の街に行くことを希望した。

 リリーナが請うた「自分が狂った後の話」に出て来た生き残りの存在が、彼女の心の何かに触れたのだ。

 特殊能力者の存在には顔を顰め目を暗くしていたが、何故か普通の人間の生き残りに関しては嫌悪を示さず、好意的な興味を示した。彼女の中では、人間とはいえ明確な違いがあるらしい。

 リリーナはアルノルトがどの時点で自分を保護したのか分かっていなかった。両親が殺されてしまったことだけは理解していたが、その後のことはほとんど覚えていないのだ。

 ただ、


「あったかくて、硬くて、美味しいお肉が、ギュッ、って、してくれてたの」


 という感想をいただいてしまった。

 どうやら自分は美味しいお肉だったらしい。

 たぶん、噛んだり『吸魂』で齧ったりしていた時の感覚だろう。無抵抗で『吸魂』されていたとはいえ、リリーナは幼く弱い吸血鬼だ。アルノルトからすれば子猫に甘噛みされたぐらいでしかなかった。だが、リリーナ側はそうでなかったらしく、一月余りで以前とは比べものにならないぐらい強くなっていた。アルノルトは栄養分としてかなり優れていたらしい。――喜んでいいのか分からないが。

 アルノルトはリリーナの反応を注意深く見ながら、リリーナの話を聞き、リリーナの請う話を話して聞かせ、大丈夫そうだという確信を得てからリリーナを『旅』に誘った。

 リリーナが興味を示した人間は、地下迷宮ダンジョンのある方角へ向かっていた。リリーナに沢山ご飯を与えるためにも、ついでに路銀の足しになる獲物を得る為にも、そしてなにより自分自身が飢えないためにも、地下迷宮ダンジョンには早めに潜っておきたい。

 なにしろ、この半月ほどでアルノルトが保持していた食糧は全て二人――主にリリーナ――の胃袋に消え、路銀も心もとない状況になってしまったのだから。


(俺だけならなんとでも出来るんですけどね)


 自分だけの一人旅であれば、アルノルトは何とでも出来る。だが、弱く幼いリリーナを連れてでは無理だ。

 ある種の足枷のようなものだと言う人もいるかもしれない。

 それでも、アルノルトはリリーナと別れて一人旅に戻ろうとは思わなかった。

 進む速度が遅くなってもかまわない。多少の不便さがあってもかまわなかった。リリーナにとって戦場から助け出してくれるアルノルトとの出会いが僥倖であったように、アルノルトにとってもリリーナという存在は僥倖だったのだ。

 ただ生きて、笑って、少しずつ成長してくれるだけで、得難い喜びを与えてくれる存在なのだ。


「ぅ……うう……んー……」


 すやすやと安心しきった顔で眠っていたリリーナから苦しそうな声が聞こえてきて、アルノルトは慌てて意識をリリーナに向ける。

 しばらく長考していたらしく、水洗いの後生乾きだった手は腕まできれいに乾いていた。


「リリーナ」


 そっと呼ぶと、苦悶の表情をしていた幼子の眉間の皺がとれる。ややあって、ふにゃ、と口元がほころぶのにこちらの口元もほころんだ。

 リリーナは今も時折悪夢にうなされる。ゆっくり丁寧に魔法で悪夢を払っているが、心に深い傷を負った者の悪夢がそう簡単に無くなるはずもない。


「大丈夫ですよ、リリーナ」


 だから、ただずっと飽きることなく声をかける。何度も。何日でも。


「なにがあって、誰が来ても、私がついていますよ」


 頭を撫でられた幼女は、ほっとしたような顔で深い眠りに戻った。












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吸血鬼は今日も憂鬱 野久保 好乃 @yosino9318

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