どんな夢でも貴方となら:1


暑い。熱い。アツい。


体の真ん中から込み上げてくる熱狂と脳を揺らす圧倒的な興奮の暴力。頭のてっぺんから指先まで常に流れ続ける電流の様な何かは、きっと私の心が震えている確たる証拠だ。


幾重にも重なった音が爆発する。


羽で撫でるような耳心地の良い響きがこだまする。


一見、一つ一つが勝手に暴れている様にも思えてしまうそれは、一緒に在ることこそが当然の結果であり全体のボルテージを終わりを知らずに上げていった。


今、私と皆が居るその場所は───


「君に会いたい、そんな気持ちが溢れ出て♪」


『溢れ出てーー!!!』


「君を知りたい、そんな思いが止まらない♪」


『止まらないーー!!!』


「君との全部が、私の恋を彩るの♪」


『愛してるーー!!!』


「「「大好きだけじゃ伝わらない♪愛してるじゃ物足りない♪」」」


「ねぇ、この気持ちはなんて言うのかな?」


「ねぇ、この想いはどうしたらいいのかな?」


「ねぇ、私達に………恋を教えて?」


『うぉぉぉぉぉ!!!!!!』


「「「〜〜♪♪」」」


『───────ッ!!!』


白椿学園アイドル部が運営するアイドルグループの1つ、3人組ユニット〈Foriaフォリア〉がライブをする為の特設ステージだ。

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