どんな夢でも貴方となら:1
暑い。熱い。アツい。
体の真ん中から込み上げてくる熱狂と脳を揺らす圧倒的な興奮の暴力。頭のてっぺんから指先まで常に流れ続ける電流の様な何かは、きっと私の心が震えている確たる証拠だ。
幾重にも重なった音が爆発する。
羽で撫でるような耳心地の良い響きがこだまする。
一見、一つ一つが勝手に暴れている様にも思えてしまうそれは、一緒に在ることこそが当然の結果であり全体のボルテージを終わりを知らずに上げていった。
今、私と皆が居るその場所は───
「君に会いたい、そんな気持ちが溢れ出て♪」
『溢れ出てーー!!!』
「君を知りたい、そんな思いが止まらない♪」
『止まらないーー!!!』
「君との全部が、私の恋を彩るの♪」
『愛してるーー!!!』
「「「大好きだけじゃ伝わらない♪愛してるじゃ物足りない♪」」」
「ねぇ、この気持ちはなんて言うのかな?」
「ねぇ、この想いはどうしたらいいのかな?」
「ねぇ、私達に………恋を教えて?」
『うぉぉぉぉぉ!!!!!!』
「「「〜〜♪♪」」」
『───────ッ!!!』
白椿学園アイドル部が運営するアイドルグループの1つ、3人組ユニット〈
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます