第9話 ラスト
この植物を抽出し、その液体を人食い鬼にぶつけた。液体は、鬼の目を直撃した。とたん、鬼たちは悲鳴を上げてもといたほうへと逃げ出した。
それを知って、マハメソッドもイエシンも、これが必殺の赤い宝石バネーラだと認めた。
その種は、この両国から広がり、人食い鬼になやむ国々に拡散した。
それだけではない。
その植物バネーラを使って、料理も考案された。考案したのは、イエシンだった。
「わが国では、毒も薬として使いますデス」
イエシンの考案した料理は、バネーラの種といっしょに、全世界に広がった。
その種は、異世界では「トウガラシ」と呼ばれており、ロークスの下手くそな魔法で洞窟に召喚されていたことを知るものは、クラレンス以外は誰も知らなかった。
必殺の赤い宝石バネーラ 田島絵里子 @hatoule
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
明日へのまいにち その02/田島絵里子
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 84話
スタートレック ヴォイジャー(VOY)/田島絵里子
★6 エッセイ・ノンフィクション 連載中 142話
『天風録』感想コラム/田島絵里子
★6 エッセイ・ノンフィクション 完結済 246話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます