3月23日 FRBがモーゲージ債(MBS)を無制限買い
まさかと思ったんですけどね。本日、日本時間21:00米国の連邦準備委員会FRBはモーゲージ債の無制限購入を決めました。このモーゲージ債はリーマンショックの原因を作った債券で、安全な債券と危険な債券を組み合わせて評価を上げるという金融工学で作られています。オバマ政権時に断罪されるべきだったのですが、暗躍した人物がいたようです。エリック・ホルダー前司法長官と言われています。
このモーゲージ債を無制限購入することで、リーマンショックと同じ現象を回避しようというわけです。
これがもたらした衝撃はとても大きく、ポンドドルではポンド高ドル安でトレンドが転換したように思えます。
現在起こってる現象を整理すると、相次ぐ債券パッケージの解約、その支払いのためのドルの調達(ドル高)、売っていた日本株の買い戻し(日本株高)となります。日本株は、外国投資銀行が売る時に、ドル円売りヘッジ(為替変動による損失を防ぎ、純粋に株式の利益のみを受け取るために行われる通貨の反対売買)をしていたため、さらに通貨の取引が発生することはありません。
あらためて、ドル円、ポンドドル、ポンド円でそれぞれの通貨の動きを見ていきましょう。
ドル円では円に対してドルが高くなってます。ドルはFRBの発表後、他の通貨に対して安くなっていますが、これはどうやら、ドル円に関しては円を売ってドルを買う動きがあるようです。世界中の株価が落ちている中、今まで大幅に外国人投資家に売り越されていた日本株は相対的に下げが低いです。今日なんかは米国、欧州が下げてる中、上がってるくらいです。日本株が手硬いと思われて買われているのかもしれません。コロナウイルス対策でも感染拡大のペースは日本では非常に緩やかです。冬にマスクする習慣があるのが役に立ったのかもしれませんね。円安ドル高です。チャートでは見た目右肩上がりです。
ポンドドルでは、ポンドに対してドルが安くなってます。FRBに対する期待の表れですね。長続きするかどうかはわかりません。チャートは右肩上がりです。
そして、ポンド円ではポンドに対して円が安くなってます。ポンド円は、ドル円とポンドドルのチャートが右肩上がりになると、100%同じく右肩上がりになります。これがクロス円の通貨ペアであるポンド円の特徴になります。円<ドル<ポンドの順で、右にいくほど通貨が強いと綺麗な右肩上がりになります。ドル円とポンドドルのチャートの流れが逆方向だと、動きが読みにくくなります。片方の動きが小さければ、片方が固定されているものとして考えることもできます。しかし、いっそ取引しないというのも手です。
ちょっと心境の変化がありまして、以前から取引したいと考えていた通貨ペア、ポンドドルに挑戦してみようかと思います。ポンドドルはボラティリティが非常に高くて魅力的なんですよね。もうこれから基本ドル全面高に動くと分かっている以上、変動幅の大きい通貨ペアで取引すればいいのではと思った次第です。前からずっと観察してました!
ポンド円は昨年12月13日の英国総選挙の時にはお世話になりました。今、政治の関心の中心は英国にはないため、特殊な状況が起こっているドル円か、ドルの絡んだ変動幅の大きい通貨ペアであれば何でも良いと思います。
ただ、まぁ、もちろん危険は付き物ですよ?
ポンドドルで1.15286で売ってます。さて、どうなるでしょう!
そうそう前回の取引は100pipsの微利益で切りました。撤退戦にも、押し目買いや戻り売りと同じテクニックが使えます。
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