3月16日 FRBが1.00%の利下げ!ドル高の正体!
米国現地時間で15日、米国の連邦準備委員会FRBはなんと1.00%の利下げに踏み切りました。日曜日にですよ!
これでFRBのFFレートは0.00%-0.25%となり、0%金利となりました。
これに伴い19日のFRB会合は中止となりました。
また16日本日、日銀が日程を早めて正午より日銀会合を行うとのことです。
FRBが金利を下げているにも関わらず、日米欧州の株価は下がり続け、ドル高に振れています。
これはおかしなことです。例えば日米の金利差が縮小すると、米ドルを持つ動機が小さくなり、円高ドル安に触れるはずです。また、株価が下がると、外国人投資家が日本の株を売り越すため、これも円高ドル安要因になります。(逆に外国人投資家が日本株を買うときは為替ヘッジで日本円を売りながら、日本株を買うので円安に振れます)
また、経済危機が起こると、安全資産である日本円が買われる傾向にあります。
このドル高の正体は何なのでしょうか?
株式が大量に売られ、決済通貨であるドルに変換され、それが再投資されないことを意味しています。世界の共通通貨は米ドルで、世界中の投資家は米ドルを他の通貨に変えて債権や株式を購入したり、米ドルのまま米国の金融商品を購入したります。
今はどこに投資しても儲からないため、現金を貯め込む傾向にあるようです。ここ一週間でそのような動きに変わったようです。資産の逃避ですね。
これでドルが動かなくなると、ドルを買う時に、市場に出回るドルの総量が低くなるためドルの価値は上がります。
FRBは相当なドル高を警戒して、一気に金利を下げて債券購入の増額をし、ドルの供給を増やしたのだと思います。
日銀、FRB、ECB、BOE(バンクオブイングランド=イギリス中央銀行)他2行の世界の六大銀行はドルの供給を大幅に増やすと宣言しています。
しかし、、、まぁ、金融自体が問題の発端になって株価の暴落は起こったわけではないので、ドル供給を増やしても再投資は起こらないかもしれません。
すると、砂漠に粘土を敷かずに水を撒くのと同じなのかもしれません。
・・・ということは、大局としては「ドル全面高」ということになりますね。
幅としてはドル円105.700-108.000といったところでしょうか。
大きなオーダーに挟まれているらしいですよ。
今12:45ですが、107.184で買いで持ってます。急ぎすぎたかなぁ。日銀の会合が終わってからでよかったかも。
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