Ⅱ ⑷ チヂミ
自分でもわかる、今はまだ夢の中。
目を開くよりも先に感じる
いつもの圧迫感と体温が無い。
…珍しく起きた時に1人だった。
知らない場所に置き去りにされた感覚。
充実してる毎日なのに
何処かへ迷いこんだみたい…
スッポリ穴が空いたような気持ち。
ここはパリで…5星ホテルで…
朝テヨンを送り出してまた寝ちゃったんだ。
…1人で食べ物屋さんを
散策しようと思ってたのに。
身体が怠くて言う事を聞いてくれなかった。
寝ぼけてる頭で思い出す…
あんなに甘く誕生日を祝って貰ったのに。
あんなに甘く抱き合ったのに。
「テヨンー…」
なぜか声に出した。
空耳でも聞こえる事を期待したけど
返事が無い事でよりさみしくなる。
どうして1人になったら
愛された事を忘れて
さみしくなるんだろう。
どうやったら
先の未来まで ずっと
愛されたいって望めるんだろう。
そんな未来があるかもって
思えるんだろう。
「うん。着いた。
音楽も聞こえてくるし
人がいっぱいだから合ってると思う。」
タクシーを降りてすぐテヨンに電話をした。
『…行こうか?出番までまだ時間あるから』
「いや、大丈夫。適当な所で見て…
先にホテル戻ってるから。」
『え?先に戻っちゃうの?
一緒に帰ろうよ。』
「けど、いろいろあるんじゃないの?
終わってから打ち上げとか…」
『大丈夫。…明日は少し打ち上げ出るけど…
って言いながら…俺…
そっち向かってるけど……お昼食べた?』
「え、ホント1人でも大丈夫だって。
お昼はさっきホテルの近くの
レストランで食べた。
フランス料理食べないとね。
しっかり写真とメモ取ったよ。」
『へー…、美味しかった?』
「美味しかったよ?」
『俺は美味しくなかった。
絶対ハミンの作ったご飯の方が美味しい。
俺はハミンの作ったご飯が食べたい。
チョー食べたい。
思い出したら余計食べたい。
あーー食べたくて無理。
あ!!明日の昼、母さんとこ一緒に行って
料理作ってよ!俺が食べたいし、
絶対母さんも絶対喜ぶから!
おっと!これは仕事の依頼だね。
ハミン氏、一食いくら?』
「いくらって?お金?
いらないだろ、ふざけるなよ。」
『お、外、凄い人だー。
どの辺?観客席の方まで来れた?』
「あー、うん。これたぶん観客席の後ろ。」
『ステージ見える?ステージ見て右?左?』
「ステージ見える、えっと…右はじに来た。」
『そこにいて!
もうすぐ…今…そこに着くから…』
凄い人混みの奥にステージが見える。
昼さがりの公園。
流れる音楽…ゆったりしたジャズを
身体で感じて揺れてる人達。
そんな人混みの中からテヨンが
帽子にサングラス、マスクをして
こちらに向かって来るのが見えた。
2人で同時にケータイ電話の通話を切る。
「へへっ いらっしゃい!」
音楽や人々の声で
少し大きめの声、お互い顔を寄せて話す。
「…一人でもいいのに!
ここにいる観客みんな
テヨンの事知ってる人達なんだろうから
バレたら騒がれるよ!」
…バレないように
マスクとかしてるんだろうけど。
パッとマスクを顎にずらして
口元を出すテヨン。
もう…言ってるそばから…
「…バレても問題ないでしょ…
じゃあハミンがステージの横来る?」
「いや、いい。普通にここで。」
「…え、こんなに後ろで?
俺の事見えないじゃん。」
「いつも見てるし、今隣にいるし…
サックスと…歌ったりもするの?」
コクコク頷くテヨンに
強気に断言してしまう…
「声が聞こえれば充分です!」
何故かテヨンの関係者と会いたくなかった。
なんと紹介されて、
どんな顔して挨拶していいものか…
いや、普通に友達で通るだろう。
けど…深く考えるような人がいたら…
今までの恋人と比べられたり
ましてや元恋人がいたり
それに近い存在の人がいたりして…
考え過ぎかも知れないけど
僕の癖。
いつも面倒な事からは逃げる様に避ける。
…今日ぐらい
ほんの少しでも傷つく恐れがある所からは
逃げてもいいでしょ…?
少し、テヨンの側にいられなくても…
「…そう?ここで観たいならいいけど!
まぁ明日もあるしね。」
「…そうだね。
明日もここで観るかもしれないけど…」
ステージの方を向いて音楽に耳を傾ける。
そんな僕を横からずっと見てる…
サングラスで目元が見えなくても
微動だにしない顔の角度でわかる。
いつもの真顔…睨むでもなく
ただ僕の考えを汲み取ろうとする目を
きっとしてるはず。
そんなに僕を読まないで欲しい。
テヨンが料理教室で心配してきたよりも
もっと酷い…
どこの誰にしてるかも分からない
醜い嫉妬を。
「ハミン。どこで観ててもいい。
好きな所で楽しんで。
けど、帰りは一緒だからね?
バックステージに来てくれてもいいんだけど
終わったら電話するから待ってて。
…俺の1人の時間はハミンのものでしょ?
1人にしないで。」
そんな事言われたら
仕事だからって遠慮しようとしても…
1人に出来るわけ無い。
…音楽のリズムに合わせて
何度か頷いて返事をした途端、
首に腕が巻き付くくらいの勢いで
肩を組まれた。
「やくそく」
耳元…ほぼ耳に唇が付いた状態で言われる。
耳…テヨンに口で攻撃されると
なんの防御も出来ないのに…
周りの人達、
ステージから流れる音楽で
どうにか反応しないように身体を抑えた。
…約束か…
韓国語でも日本語でも
ヤクソク。
そう言えば韓国で育って
大人になって日本に住んで、
今まで人と約束を交わした事、無いな…
テヨンとは
始めて会って交わした契約、口約束。
恋人として付き合っていく時の約束。
パリでは
テヨンの1人の時間は僕のものっていう約束。
約束ってキチンと守られるものなんだな…
自分と相手が同じ気持ちのままなら…
ちょうど曲が終わって
みんなが拍手する中 僕も拍手。
テヨンも肩を組んだまま、
目の前…顔の真ん前で拍手している。
邪魔な行動にどう反応しようか…
それとも流そうか考えていると
テヨンをテテと呼ぶ声がした。
「…テテ!と…ハミンさんですね?!
テテ、ケータイ鳴らしたけど…
ピアニストが確認したい事あるって…」
「あーナグ!え、ケータイ?
音切ってたよ!ゴメンゴメン!」
すっと軽くなる肩。
「やっぱり…探しに来て良かった!
今 少し打ち合わせして来てくれる?」
「ハーイ!
ハミン、じゃあ後でね!」
なんかいつもより…あっさり
離れていってしまった気がする。
…南雲さんの前だからかな。
以前、彼の前でいきなり抱きつかれた時
冷たい態度をとったのは僕だ。
「どうも。」
笑顔で南雲さんに挨拶する。
「すみませんね。
せっかく2人で楽しんでいたのに。」
…やっぱりそういう風に、
見られてるんだろうな。
確かに、前回のあやふやだった時とは
状況が違い、今現在は実際恋人関係だ。
なんて返していいかわからず、
手も頭も振って
違う、大丈夫、とジェスチャーした。
隣でステージを見守る南雲さんが話し出す。
「ハミンさんにまた会えて良かった。
テテの大事な人とは手を組んだ方が
僕の仕事、スムーズに進みそうですから。
今度、仕事のスケジュールで
文句を言ってたら相談していいですか?」
「え?はい!え?
役に立てるか分からないですけど!」
「…あなたの言う事なら
聞くんじゃないかと。
まぁ最終手段なので!気にせず!」
「…はあ…」
この間抜けな声は届いて無くていいや。
「jazzお好きですか?」
「あー…テヨンが聴いてたり
吹いたりしてるので…
自分ではあんまり聴かないし
詳しくないです!
hip-hopとかR&Bの方が好きなくらいです!」
「あーテテもそうですからね!
ジャンルこだわらず…
カッコいい仕事やって貰うんで
期待してて下さいね!」
「…え、はい…」
別に世間にカッコいい姿を見せなくても
いいんじゃないかって思ってしまう。
出会ってから今まで
僕の前だけで披露してくれてたテヨン。
ステージで演奏する姿を動画では見たけど
独占欲が沸いて来てしまった今
ステージを観て楽しめるかな…
「…テテがハミンさんを連れて来るとは…」
「え?」
僕に話しかけた事じゃないのかも知れない。
独り言のような話し方。
けど、聞き返せずにはいられなかった。
「あ、えっと…
友達ですら連れて来た事ないんですよ?
ましてや恋人関係の人なんて…
こうやって2度も会った事もないです。」
…僕が特別…って事が言いたいのかな。
それは嬉しいと思う。
そういう関係だと知られてる彼に…
今までの恋人に1度は会った事がある彼に…
「テヨンの前の恋人って…
やっぱり男の人?女の人も?
どっちも…ですよね…?」
こんな事、本人に聞かないで
南雲さんに聞くなんて最低だよな。
けど、そういう関係だと思われているから
僕にダメージをあまり与えずに
スムーズに本当の事を教えてくれそう。
いや、逆の立場だったら
絶対に僕は何も言わない。
すぐ 訊いた事を後悔して、
南雲さんの方を向き…
片手、手のひらを広げて見せる。
「あ…スミマセン!
何でもないです!」
…そんな僕を南雲さんは
優しい目…顔全体に広がる優しい笑顔で
何回も小刻みに頷いた。
僕には
全てYESって言ってるように感じた…
そして
そんな事、心配する事ないんだよって…
僕の悩みを包むようにまで感じた…
『空が夕焼けに染まる頃、
メインのW…テテの出番です』
南雲さんが教えてくれた通り
辺りもだいぶ暗くなり、
公園の照明と
フェスの為に付けられたであろう照明が
雰囲気を盛り上げて
かなりロマンチックな空間が目の前に。
サックスを首から下げつつ片手に持ち、
もう片方で手を振ってステージの真ん中に。
スッと後ろを向き、
バックのピアノ、ドラム、トランペット、
ギター、ベース、いろいろな打楽器…
呼吸を合わせた様に
テヨンが正面を振り返った瞬間
光が増して音が一斉に溢れて来た。
『いつも見てる隣にいたテヨン』
『声が聞こえれば充分』
数十分前の自分を殴りたい。
近くで見れば良かった。
ここじゃ
…テヨンの表情が見えない。
ジャズなのかポップスなのか分からないけど
雰囲気がさっきまでと違って
観客もノリが増す。
あー…ホントもっと近くで観れば良かった。
後ろから観客とステージが一体になって
夕闇から星空の下に変わるのを眺める。
ステージの真ん中で
楽しそうにサックスを吹くテヨン。
…絶対楽しんでる。
家で1人で吹いてるのとは違う。
目の前にいる観客、
バックで一緒に音を作ってる仲間。
楽しくないわけないし、
見えなくても表情が目に浮かんでくる。
あ、これ僕が口ずさむ程好きな曲…
あ、これは真剣に楽譜見ながら吹いてた曲…
これは…途中から歌うんだ…
表情は見えなくても
こんなに集中して音楽を楽しめる…
1万人以上いる観客の中の1人の僕だけど
彼の声に浸る。
「…えっと、今日、日本から友達が来てて…今だけ少し日本語で…すみません(フランス語)
あー…
ハッピーバースデー…
えと、来てくれてありがとう
なぜか前にリクエストされて歌った曲を
ここ…星空、月が綺麗な今日…
君の為に歌います
…一人の夜、こんな気持ちになりますよね…
Bruno Mars …Talking to the moon 」
ほんとズルい。
すぐサラッとこういう事を
何度するんだろう。
確かに前に一度だけリクエストして
歌って貰った曲。
そして
パリに来る前、1人で過ごす夜
カーテンを開けたまま
1人テヨンのベットで聴いて
テヨンを思い出していた…
…しかもテヨンも
一人の夜こんな気持ちって…
側から見たらバカップルみたい…
いいんだそれで。
テヨンも2人でバカになろうって
言ってくれたし。
ステージでサラッと僕の心臓を射抜く彼。
パリの人達はみんな一緒に歌って合唱。
みんなにお礼を言って
歌い終わったと思ったら…
サックスのアレンジを吹く。
そりゃファンも惚れるよな。
音楽が終わってテヨンが手を振って去っても
歓声が止まない。
僕は彼の所へ向かう足を止めれなかった。
「テテ、ハミンさん」
バッステージにまで来てしまった。
スタッフonlyの先へ進むチェックは
テヨンと南雲さんの名前を出したら
南雲さんが迎えに来てくれて
ここまで連れて来てくれた。
着替えながらスタッフと談笑するテヨンに
南雲さんが声をかけると
少し驚いてこっちを見た。
……1人にしないってば。
しかもこっちのセリフだってば。
一分一秒でも早く会いたくて
ここまで来ちゃったのに。
何歩か歩く距離にいたのに
一瞬で抱きつかれる。
着替えの途中…
シャツ1枚が汗で肌に張り付いて
まだ熱気の中のテヨン。
「……ハミンー……」
耳元で囁かれる。
熱く濡れた背中を労うように撫でて
返事をする。
「テヨンー……」
みんなライブ終わりでスタッフ達は
バタバタしてる。
興奮して仲間同士で握手やハグが
あちこちで行われてるようで
僕達のハグも少し紛れてる。
「…このまま連れ込んでもいい?」
また耳元で囁かれたけど
まだ返事もしてないし、
連れ込むって?…よく分からないまま…
抱きつかれたまま身体を引きづられる。
南雲さんと目が合ったけど
困ったような笑顔を向けられ頷かれた。
僕は困った顔のまま
頷かれた事も理解できない。
引きづられた先が
よく分からないまま、部屋に。
鍵をかけらたドアに押し付けられ、
キスをされる。
ドアとテヨンの身体に挟まれる僕の身体。
頭もキスでどんどん押され…
慣れた舌の動きに応えてしまい
思考回路が切れそうになった目で
どうにか理解した場所。
トイレ?シャワールーム?
まぁどっちでもいいか。
2人だけの密室。
キスを繰り返した後、
僕の瞳を覗き込むように見つめてくる。
嫌がられるとでも思ってるのかな…
僕の目は自分で溶けてるのがわかるよ。
目が合うと、揺れる瞳が潤んでる。
昨日の涙を思い出して…
愛しくて…僕からキス。
離しても唇は待ってると
またすぐ噛みつかれるようなキスが来た。
今度は身体中に這うテヨンの手。
首、鎖骨…
僕のセーター、シャツの下から腰、脇、胸。
腰ごと僕の脚の間、下から押し上げてくる。
僕はテヨンの熱量を感じながら
手を髪の間に入れて撫でたり、
お尻を触ったり…
自分で感じ過ぎてるのが分かるし
何となくの抵抗しか出来ない。
ベルトを外され、
後ろに手を回しながら
テヨンも自分のベルトを外す。
熱量と圧力とで
身体ごと突かれる行為。
最低限の場所しか脱がず
立ったまま。
服も乱れてるし、
髪をくしゃくしゃにしながら
テヨンの頭に抱きつき
下からの刺激に耐える。
テヨンのお尻を手でもっと引き寄せると
さっきより激しさを増す。
…抵抗するどころか、欲する動きに。
目を瞑ると
さっきのステージの光景。
目を開くと
さっきは見えなかった顔、表情が
気持ち良くてどうしようもないって
僕に訴えてくる表情をしながら
キスを繰り返す。
お互い出てしまいそうになる声を
キスで塞ぎながら
同時に熱くのぼせた欲を出した。
「…凄く美味しい…
さっきのマカロンも美味しかったけど…
こんなに美味しい韓国の家庭料理
食べたの初めて。
センスね、センスがいいわね。」
「でしょ?俺が食べさせてあげたかったの
わかるでしょ?」
「喜んで貰えて良かったです。
キッチンも使わせて貰って…
汚しちゃってすみません。」
「え?そんな事、気にしないで。
こういうチヂミ好きだったわー…懐かしい。
久しぶりに食べるわー。」
「あ、タレはサッパリ系とコッテリ…
僕はキムチと食べるの大好きです。」
「俺もー。」
日曜の昼。
日本から来た友人。
料理が得意だからご馳走を作りに来た、と
僕は紹介して貰った。
「…食材あるし、
作り置きも少ししておきますね。
…調味料はもともとお揃いなので…」
「…1人だと
なかなか作る気にならなくてね…」
「…そうですよね。
僕も家だと喜んで食べてくれる人がいるから
料理するようなものです。」
「……テテ、良かったわね。
ちゃんと毎回感謝しなさいよ。」
「うん。」
「あ…」
「……いいのよ。深く考えなくて。
お友達ですもんね?
テテが連れてくるの初めてだけど。
あ、けどハミン君のご両親の事は少し心配。
私の韓国の両親は頭固くて、
テテのお父さん凄く年上じゃない?
年の差婚とか跡継ぎ問題とかいろいろあって
私、半分駆け落ちみたいなまま
韓国から出てきちゃったから…」
「僕の両親は…
そんなに僕に関心ないので大丈夫です。」
「そう?信用されてるんじゃない?
まぁテテが迷惑かけなければいいけど…
テテ?聞いてる?」
「うん。」
さっきから口の中に沢山詰め込んで
夢中で食べてる。
「テヨン、また付いてる…」
口の横から、ご飯粒を取って食べたら
テヨンのお母さんと目が合う。
作り笑いで誤魔化すと
優しい笑顔が返ってきた。
僕の鎖骨には
テヨンから昨日、誕生日だからと
つけてる物をそのまま貰った
ネックレスが光ってる。
そりゃお母さんも気付くか。
…僕はテヨンのものって記してるみたい。
実際…全てをくれるって言うテヨンを
信じるのは難しいけど
僕の一部どころか
僕の全てになりそうで怖い。
今朝、テヨンがいたから
さみしくなかった。
明日の朝も一緒なはず。
もし、一人で目覚めるような日
さみしくなるような時は…
お互い電話の約束でもして 声を聞こう。
この先も
約束をして 約束が守られて…
僕は少しずつ
愛されてる未来も望めるはず。
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