JK❁⃘百合日和。

夢オチ

「キスしちゃ……だめ？」

「夏夜ちゃんになら、されてもいいよ……」

「冬香ちゃあああああん！！！」

　ドタン！

　何かが落ちる音がした。

　自分だ。

「まさかの夢オチ……はぁぁぁぁぁ」

　今日は高校の入学式だ。そんな日にこんな夢を…最高！と思ったのもつかの間。時計を見ると、もう9時を過ぎていた。

「なんで起こしてくれなかったんだ、恨むぞー……」

　もうとっくに出かけている母に向かって、言ってやった。

初日から休むなんて流石に…と思いつつも、私は休む気満々だった。

よし、休もう。

そう思いながら布団に潜り、さっきの最高な夢の続きを見ようと少し興奮しながら目を瞑った。

　3分後、夢で私が襲いかかろうとした成瀬冬香に叩き起された。