Act:27『俺のクラスだからな』
悠(最近智ちゃんと先輩は仲が良いなぁ)
智「先輩さん、抹茶奢ってです」
蛍「今日もか。ほぼ毎日奢ってるぞ……」
智「お願いです」
蛍「……わかったよ」
悠(……仲が、良い……? あれれ……?)
悠「ねえ智ちゃん、どうしたら先輩と仲良くなれるの?」
智「仲良く見えるです?」
悠「うん。すっごく」
智「……最悪です。あんなのと仲良しだと思われたくないです」
悠「ひ、酷いよその言い方ー!」
*
唯「彼と仲良くなる方法?」
悠「はい! 一番仲の良い唯先輩なら知ってるんじゃないかと!」
唯「そうだね……まずは谷間をチラつかせる」
悠「え、ええ!」
唯「『暑くなっちゃいました……脱いでいいですか?』」
悠「……」ドキドキ
唯「『先輩のモノ……熱いです』」
悠「待ってください! もうそこまで行っちゃうんですか!?」
唯「おや、ベッド上で仲良くなる方法じゃないのかい?」
悠「ち、違いますー!」
唯「彼と仲良くなるのに方法なんてないよ。自然にしていればきっと平気さ」
悠「そ、そうですかね~……」
蛍「よう、悠」
悠「わきゃっ!?」
蛍「ど、どうした?」
悠「ど、どうして先輩が……」
蛍「一応ここ、俺のクラスだからな……?」
悠「あ、う……そ、そうでしたね……」
唯(悠さん、ファイト)
悠「え、えーっと……」
蛍「……?」
悠「あ、暑くなっちゃいました……」
蛍・唯「!?」
唯「悠さん!」
悠「ハッ! 私は何を?!」
唯「とりあえずボタンをしめよう」
悠「え、あっ……」
蛍「……み、見てないからな!」
唯「正直に」
蛍「……見ました」
*
悠「うう……」
智「どうしたです?」
悠「どうしよう智ちゃん、私……」
智「……?」
悠「せ、先輩にエッチな娘だと思われちゃったよー!」
智「……それは前からです」
悠「えっ!?」
智「そんなこと気にするなです。既にド変態だと認知されてるです」
悠「そ、そうなの?!」
智「逆にそう思ってないなら怖いです」
悠「そ、そんな~! ……」
智「ど、どうしたです?」
悠「……いっそ無理矢理押し倒したら仲良くなれるんじゃ……」
智「絶対にそれはダメです」
悠「やだなー冗談だよー」
智(なかなかのマジトーンだったです……)
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