聖なる浄化で

ネミ

これだけ

【色々】


火を起こし、風を操り、水を凍らせ、怪我を治す、人為的な奇跡、人々はそれを魔法と呼ぶ。


魔法を用いる人々、魔法使いは人々を救う賢者だ。と言っても、それは最近の評価なんだけど。


一世紀前の魔法使いは世界を穢す悪人だったんだから……。


人間が酸素を吸い二酸化炭素を吐くように、魔法は魔を吐いた。



一世紀前まで、魔法は〝魔法〟と呼ばれていなかった。奇跡や呪術、妖術など文明によって呼称が異なっていたから。


それらが〝魔法〟に統一されたのは一世紀程前の二極大戦の終わりがきっかけだ。


この世界には魔から生まれる怪物がいる。その怪物は常人の肉体では敵わない。五世紀前まで、魔法は魔物と呼ばれる怪物を打ち倒す人々の希望だった。


魔物を倒す奇跡、魔法に大昔の人々は心を許した。人々を救い守る魔法は社会に蔓延し、人々と共に繁栄した。……けど、数世紀たち人々は気付いた。人々を救い守る魔法が魔物を活性化していた事に。


魔法は人々を二分した。多くの魔物が生まれても、活発に活動した魔物に人々が襲われても、魔法を手放さないって叫んだ人々と、魔物を活性化する魔法を使うべきではないって考えた人々。


両陣営は戦争を始めた。それが二極大戦。


魔法を生かす為に、魔法を滅ぼす為に、人々は戦った。その戦いで両陣営は魔法を用いた。その結果は、世界に魔を増やした。魔法の使用方法を決める為に魔法を用い行われた戦争は世界の魔を濃くし、魔界を広げた。


二極大戦は一世紀も続いた。


両陣営が戦争で用いた魔法は戦地に魔の溜まり場〝魔界〟を形成した。世界の彼方此方に生じた魔界から湧き出す様に現れた魔物は人々を襲った。


戦争によって生じた魔物に襲われても人々は戦争を止めない――否、止められなかった。魔物に滅ぼされる危機が迫ろうと価値観の相違は変わらなかったから。


人々は戦争に明け暮れながらも心中で終戦を望んだ。それでも人々は魔法の扱い方を譲れなかった。


誰もが『終わらない』と信じていた戦争を終わらせた者がいる。それは聖人と呼ばれる特異な人間。聖人は息と共に吸った魔を浄化して吐き出す。聖人は吸った魔を清らかなに浄化する。守護者と共に魔界を巡った聖人は世界の彼方此方に点在した魔界を浄化して歩きました。


魔界から現れる魔物に苦しめられた人々は魔界を浄化した聖人を崇めました。


聖人を救世主と崇めた人々は聖人の信者が作り広めた宗教は世界最大の宗教になった〝聖教〟だ。人々から崇められた聖人は戦争を止める為に聖教会を設立しました。


魔法を使っても聖人が浄化してくださる。聖人の伝説と共に聖教が広がると人々は二極戦争の目的を失いました。


聖人は人間だ。成長し、年老い、この世を去ります。槍を刺せば傷つき、血を流し、痛みを訴えます。聖人は超人ではありません。魔を浄化する、その一点を除けば常人と何ら変わりない。


清らかな世界を保つために聖人は必要な存在だ。魔界を害する聖人は魔物から狙われる。魔物の脅威から聖人を守るために設立された組織〝騎士団〟は聖人を守る守護者〝騎士〟の集まり。命を懸けて聖人を守り尽くす騎士は独特の価値観が求められる。何よりも騎士を守るために。という思想が。その思想は武力より優先される事らしい。


最初に現れた聖人は一日で巨大な魔界一つを浄化する程、強い力を持っていたけど、今、生きている聖人は一日で小さな魔界を浄化する程度の力しか持っていない。今、無制限に魔法を使えば浄化する以上の魔が生じる。それを防ぐ為に聖教会は魔法の使用に制限を設けている。


魔法を管理する為に作られた組織が魔法協会だ。魔法使いの育成機関〝魔法学校〟の運営や魔法を使える権限〝魔法資格〟を発行している。


魔法協会が魔法使いを監視し、魔法を管理する事で魔界が生じる事を防いでいる。魔界の定義は『魔物が現れる程に魔の濃度が濃くなった区域』だ。その事から魔法を一か所で集中的に使用する事は避けるべき手法だと言われている。


魔法協会が管理しても魔界の発生を無くせない。それは非魔法使いが魔法を使う場合があるからだ。魔法資格を持たない者が魔法を使用する事は重罪だ。それは魔法協会と協力関係にある国なら殆どの国で成立する法律だ。


人々を害する魔物は魔界から生まれる。死した魔物は何も残さず消える事から具現化した魔と考えられている。現状、それしか分かっていない。だから資格や許諾なく魔法を行使する者は罪になる。どんな動機があっても。




領地によって経済や権利の格差は異なる。現代社会で魔法の恩恵を受けられる人々は富裕層が大半を占める。


魔界を生じさせない為に多用が禁じられている魔法はお金や権威で得る奇跡だ。限られた魔法を得る為に人々は争う。


魔法は魔法協会が聖人は聖教会が管理している事から人々は資金や権威を用いて両者を口説き落とす必要がある。


武力を用いない理由は聖教会が戦争に反対する立場だからだ。その原因は終戦を目的に聖人の始祖が聖教会の設立した事だ。


限られた魔法が自分たちの為に使われる、それを望む人々は自分たちの権利を奪いかねない者を恐れる。それがお金や権利の格差を助長している。持つ者は決して手放さない。その為なら弱者を犠牲にする。全てではないけれど、確かに存在する思想だ。


下位者である限り魔法を受ける権利を得られない。権利の無い人々は不満を抱き考える。『お金や利権で魔法を受ける権利を買う貴族や富豪、そんな上位者に魔法を使う魔法協会、その取引を黙認する聖教会、それらは庶民を救わない』と。世界を支配する人々や組織が信じられなくなった人々は自らの力で成し得ようと考え始める。そして悪魔に救いを求める宗教〝邪教〟が生まれた。




お金で動く魔法協会と聖教会に聖教会の犬〝騎士団〟やお金で権利を独占する貴族や大商人。それらを嫌う人々は悪魔からもたらされた魔法を使う。人々は魔法資格を持つ魔法使いと区別する為に邪教の魔法使いを〝黒の魔法使い〟別称〝黒魔〟と呼んでいる。魔法資格を持つ魔法使いは〝白の魔法使い〟別称〝白魔〟と呼ばれている。

※黒の魔法使いと言う呼称は邪教の信者たちが自分たちは正義に相反する悪へ身を置いた事を意識して団結力を高めるために用い始めたとも考えられている。


『聖教会や魔法協会は正義だ。そんな正義に救わない人々がいる。そんな人々を救うのは我ら邪教だ』と邪教の信者たちは語る。用いた魔法が吐いた魔など気にも留めず、黒魔は魔法を使い続ける。その結果、魔界が生じても。


邪教徒は聖教の語る清らかさで救われない。聖教徒が何を語ろうと救わぬ教えなんて信仰する意味がない。救わない神より救う悪魔。それが邪教徒の言い分。もっともな話だけど、多くの人々は邪教徒を拒んでいる。下位者を犠牲にする上位者は権利を手放さない。魔物を恐れる人々は魔界を生じさせて世界を乱す邪教を非難する。





上位者は、聖教会に属する聖人や聖職者、騎士団に属する騎士、領地を持つ王族や貴族、お金持ちの商人など。



『魔法の治療を受けていたら助かっていた』それは平民なら経験しやすい死別。庶民にとって魔法とは手の届かない奇跡。上位者に独占された奇跡。魔法を教えてくれる魔法使いは居ない。勝手に魔法を教えたら、師弟そろって罪人になりかねない。魔法協会は管理していない魔法使いが魔法の独占体制を揺るがすと考え恐れている。


『使い方を知らない庶民に魔法は使えない』その認識は上位者が平民を蔑ろに出来る理由です。権威が無く魔法も使えない者は脅威ではないから。


だから、邪教と言う存在が上位者を困らせる。


魔法協会は邪教徒に魔法を教えた魔法使いが居ると考えて裏切り者を探したけど一人も見つからなかった。魔法協会は悪魔と言う存在が本当に居るんじゃないかって恐れているらしい。全員が信じている訳じゃなさそうだけど。


魔法協会に裏切り者が居る。それは未だに証明できていない悪魔の実在が証明できたとしても、払拭できない疑惑だ。悪魔が居ても裏切りの可能性が消えない。だから、魔法協会は疑心暗鬼に陥っている。白の魔法使いは互いに監視し合い、平民に魔法使いを疑っている。その疑いから逃れる為に平民に厳しい態度をとる白の魔法使いは多い。魔法協会が邪教を認識してから上位者と下位者の格差は広がった。


上位者の監視が厳しくなって息苦しさを感じる下位者は上位者に対しる不満を強く抱き始めた。それまでは弱かった者までも。




魔法協会に属する魔法使いの中に裏切り者が居ると考える人は多くても、聖人が裏切り者だと考える人は殆どいない。それは聖人が魔を祓う者だから。


魔を祓う聖人が魔を育んでいる、そんな矛盾は有り得ない。非常識な疑いを語れば、『頭が変になったか』『愚か者』と侮辱されかねない。自ら評価を貶める人は殆どいない。居るとすれば、それは本気で信じている人だけだ。人々は価値に生かされている。お金、権威、労働力など自身に価値が有るから社会に生かされている。それを自ら捨てる人は社会に属さない人だけだ。


平民の多くは邪教に否定的。それは人間を害する魔物に恐れや不安を抱いているから。魔物には人を喰らう奴も居る。そんな魔物から町を守る騎士や兵士が居ても、魔が濃くなって魔界が大きくなれば、人や町を守れなくなるかもしれない。だから多くの平民は考えなしに魔を生じさせる邪教を許容できない。


邪教徒の多くは上位者に恨みや憎しみを抱き、生きる事に固執していない人が多いらしい。社会を変える事、それを大義名分に悪魔の代行者になっている。中には、自分は魔物に殺されないと考えている人も居るらしいけど。



人々の経済格差は地域によって違う。格差が大きいほど、邪教徒になる人数が多いらしいけど、それは領主同士の情報戦なのかもしれない。


半世紀は遠出した事が無いから、その話が事実なのかは分からないけど、病気になりやすい環境ほど『魔法があれば』って考える機会が多くなるから、病気になり難い環境ほど『魔法があれば』って考える機会が少ないのは確かだと思う。平民の生活水準が高い地域は『魔法に頼りたい』って言う人が少ないから。


邪教徒は殆どは貧困や病気で苦しんでいる平民やその家族だから、平民の生活が豊かになって貧困や病気を理由に苦しまなければ、邪教徒になる事を防げるし、改心させやすいと思うけど、それには時間やお金と勇気が必要だ。全てを持っている統治者はどれ程、居るのだろうか。



聖教会は派遣している聖人や聖職者が活動する聖堂を各勢力の都市に持っている。聖教会は聖人や魔界を除いた事柄で政治的な関与を行う事は少なく、どの様な形で統治しているか、などは口を挟まない。聖教会の活動目的は魔界を生じさせない事と生まれた聖人の保護にある。基本的に聖人だと発覚した者は聖教会で修行する事になっている。


聖教会が聖人を管理する事で各勢力が等しく魔法を使える環境を作った。それは聖人を求めた戦争を回避する方法。領主たちは聖教を中心に置く事で聖人を巡る争いを避けている。


魔を浄化して魔界を滅ぼす聖人を危険視しているのか、聖人は魔物から優先的に狙われる。大昔の魔法学者が定義した魔界は『魔の濃度が一定以上であること』で魔界の条件を満たした場所からは魔物が現れる。魔物が無尽蔵に現れる事がなく、魔界の魔が具現化した姿が魔物だと考えられている。


魔界を浄化する為に聖人が魔界に近づけば、魔物に襲われる可能性が高くなる。魔界の浄化を行う際は騎士や兵士が聖人に同行する。聖人は普段、護衛の騎士を一人、連れている程度。


庶民が魔法を受けられないのは統治者や貴族に限らず、利己的な聖教会も悪いって考える人でも、聖人は悪くないって考えている人が殆どらしい。聖教会って組織を悪く言えても聖人を悪く言い難いのは、聖人が魔を浄化している英雄だからなのかもしれない。


表向きに聖教会や聖人を非難する人は非常に少ない。世界最大の権力を持っていると噂されている聖教会と対立する人は殆どいないから。





大人に成り切れない少女って姿から変われない私は人々から魔女と呼ばれている。父上が私にかけた魔法。それは私が死ぬ事を拒み、老いる事を拒み、私を生かし続ける。


私は小さな領地を統治する貴族に保護されている。私を保護する領主は魔を吐きだす代わりに死なない私を所有する事で他の領主から攻められない地位を確立している。私が保護されている限り、その土地を攻める人は無知な愚か者だから。だって、死なない私に勝てる人は多分いない。


私を殺そうって考えている人も居たけど、挫折するか成し遂げる前に死んでしまった。そんな事が出来るならして欲しいと私は思う。こう言うと自殺願望がある様に聞こえるけど、そうじゃない。私の感情は死にたいと思っていないから。じゃあ、何で死を望むのか。それは、魔界を拒絶する社会に居るべきではない存在だから。


私が傷ついたら傷を治す為に魔法が勝手に使われる。魔法を使っている存在は私の無意識なのか、他の誰かなのか、魔法で作られた何か、なのか。それは分からないけど、私が傷つくと魔法が魔を吐く。世界の魔が増えてしまう。


聖教会は魔の根絶を目指しているけど、魔法自体を否定はしていない。人が生きる為に必要だと理解を示している。それは魔法を禁止したら隠れて魔法を使う人たちが増えたり聖教会が世界の敵になるって考えているからかも知れないけど。そう思うのは二極戦争があったり邪教があるから。


私を殺せない以上、私と敵対するより共存する方が得策だって考えているのか聖教会は私が人間社会で生きる事を容認している。日常的に少量の魔を吐きだす私の為に聖人を用意する必要はあるけど、その費用は私を保護している領主から得ている事から、私は保護されたペットの様な存在かも知れない。


聖教会が私を保護しないのは、私を最初に保護した人物の子孫が私を保護し続けているから。私の保護者が私の畏怖を用いて支配的な外交を行っていたら、私の保護者は世界の敵に成っていたかもしれないけど、そんな愚行を行える保護者は居なかった。私の存在は私を保護する人をも恐怖させるから。


私は良質な生活をして傷つかないほど魔を吐く量は少なくなる。魔法の質によって魔法が吐く魔の量は異なるから、少量の低級な魔法で済んでいる方が保護者には都合が良い。だから、私は贅沢な生活を送っている。私を乱雑に扱えば、私の機嫌を損ねたら、私に敵対されるって恐れている可能性もあるけど。


一応、私の外出は許可されている。外出するって事を伝えて保護者に認められたら、騎士の護衛付きって条件で住まいから出られる。護衛って言うより見張りって感じだけど。



私が魔法に生かされているのは、父上のせいだ。二極大戦が始まった頃、私は普通の人間だった。魔法使いだった私は戦地へ出向いた。私は自分が生きるより魔界が増える事を防ぎたかった。


数か月後、戦地で死にかけた私は戦場から家に帰された。私を生かそうとした父上は私に魔法を使った。その魔法は、私に施された呪いの様なもの。


それから私の身体は不健康な状態が続かなくなった。死に至る怪我は瞬時に治り、病気で苦しむ事もなくなった。魔法を使い始めた。私の意識が知らない魔法を。それは不老と治癒の魔法。その原因は父上が私に施した魔法だと思う。でも父上が死んでも、戦争が終わっても、私は死なず老いる事もない。そして、私の暮らしていた場所は魔の濃度が濃くなっていた。


私を生かす為に吐かれた魔は魔界を作った。その魔界から現れた魔物は人々を襲った。駆けつけた騎士が魔物を殺してくれたけど、生き残っていたのは私だけだった。



魔を吐きだす私は死ぬべきだと思った。でも私は死ねなかった。刃物でつけた傷は魔法が治してしまう。毒を飲んだら少しの間、苦しかったけど死ねなかった。魔法で自分を殺そうとしたけど私は生きていた。首をつっても死ねなかった。そして、私が自殺を試みるほど世界の魔は多くなった。だから私は死ぬことを諦めた。死なずに魔が増える量を減らす為に、私は自身を大切にし始めた。それが今の始まり。


私は保護される事で生み出す間を減らす。そうする事で私の理性的な満足感を満たしている。だから、罪深き堕落した今の生活が正しい筈だ。世界にとって。私にとって。


穏やかな今の生活をしている限り、私を生かす為に魔法が吐く魔の量は一人の聖人が余裕で浄化できる量だから。


それでも少しだけ困っている事がある。それは私用に派遣された聖人が必ずしも私の在り方に理解を示すとは限らないって事。


最近派遣された聖人は私の存在が理解しがたいのか、私の部屋を浄化しに来るたびに嫌悪感を感じる。それは、真っ当な事だと思う。魔を嫌う人なら誰もが私を嫌う筈だから。




【設定?】


魔光石まこうせきは魔に反応して光る石だ。主に魔道具まどうぐへ使用されている。


光っている時、魔物を殺傷する能力が高く、対魔物の武器として刀身や刃先に使われている。(魔剣まけんなど)


魔道具、魔界探査灯まかいたんさとう魔灯まとう)は魔に反応して光る魔光石の性質を利用して、魔界を探す道具。光の強さが魔の濃度に比例する魔光石は空間の魔濃度を計測できる。魔灯はランタンや棒など様々な形をしている。


魔光石は多いとは言えず、魔物を狩る専門家である騎士団が殆どの魔光石を保有している。



聖人を守る騎士は騎士団から派遣される場合もあるけど、騎士は領主が騎士学校に自分の身内を送って騎士にさせた後、自分の下に帰らせて、領主の下に派遣された聖人の守護を任せている場合が殆ど。


後天的に成れる騎士と異なり、先天的な聖人は故郷でその任務を行う人は殆どない。


聖人は、故郷 ―発覚→ 聖人の教育機関 ―卒業→ 聖教会 ―派遣→ 聖人が足りない所。


騎士は、故郷 ―領主の判断→ 騎士の教育機関 ―卒業(騎士団に所属)→ 領主の下へ。




魔の濃度が濃い場所に住んでいた妊婦から生まれた子供は普通の人間とは異なる耳だったり、普通は無い尻尾が生えていたりする事がある。その人間は魔人と呼ばれ、常人から嫌われ、区別(差別?)されている。魔人の聖人は存在しない。浄化による悪影響はない。お腹の中に居る時、濃い魔に晒された影響で普通じゃなくなっただけ。だけでは済まないのは社会が魔人と魔物を関連付けて偏見を持っているのが悪い。



【終わり】

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聖なる浄化で ネミ @nemirura

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