第2日目終了

「は・・・・?今何と仰られましたか?」

聞き間違いだろうか?アベルから今度部屋の掃除に来いと言われたような気がしたが・・・?


「俺は同じ台詞を何度も言いたくないんだけどな?お前、耳が遠いのか?」


 ジロッと冷めた目で見る。その態度はお前のような奴とは本当は口なんか聞きたくも無いんだよとでも言わんばかりだ。

いちいち嫌みな言い方をするなあ・・・。一番攻略が簡単なキャラだったくせに大嫌いなエリスの前ではこんな尊大な態度を取るのか。思わずため息がついて出てしまう。しかし、間が悪かった。アベルに溜息をついている所をばっちり見られてしまったのだ。


「おい!お前・・・今溜息をついただろう?!」


アベルが突如私を指さして怒鳴りつけた。しまった!やはり気付かれてしまった。


「いいえ、ついておりません。」


「嘘をつくな!確かに溜息をついたぞ!」


やれやれ、全く・・。たかが溜息一つでそんなに怒らなくても・・・ん?

その時、私は見てしまった。

なんとアベルの好感度のゲージがグググッと-5増えてしまったのだ!

いやあああっ!そ、そんなこれっぽちの事で好感度が下がってしまうの?!

ど、どうしよう・・・折角上げた好感度が・・。

 私は余程ショックを受けていたのだろう。身体が小刻みに震えてしまった。

しかし、おあつらえ向き?に私のそんな様子を見たアベルが声をかけてきたのだ。


「お、おい・・・。大丈夫か?す、すまない・・・。まさかベネットがこれだけの事で怖がるとは思わなくて。」


私が震えているのを自分が怒鳴ったからだとアベルは盛大?な勘違いをしてくれた。

本当は好感度が下がったショックで震えていたのに・・・。でも、それならこの手を使わせて貰おう。


「い、いえ。大丈夫です。朝5時に起きてからずっと働き詰めで、少々疲れが出たものでつい、ため息をついてしまいました。不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。」

ペコリと頭を下げる。

するとアベルは困惑した表情を浮かべた。


「な、何?朝5時から起きてずっと働いていたのか?伯爵令嬢だったお前がか?それは・・・大変・・だったな。怒鳴って悪かった。」


おおっ!謝った!あのアベルが・・・。私はチラリと好感度のゲージを見る。するといつの間にか好感度がもとの-80に戻っているではないか。

や、やった・・・。一度は落ちた好感度をすぐに取り戻せた・・。

 どうよ?本来アベルの性格は意地っ張りだが優しい所もあり、目の前で弱っている者を放っておけない性格の持ち主である。そこを利用するのは我ながら良い考えだったようだ。


「いえ、私の方こそジョナサン様に不快な思いをさせてしまい、大変失礼致しました。それでお部屋のお掃除ですが、いつ頃伺えばよろしいでしょうか?」


「あ、いや。今日が仕事の初日なんだろう?お前の仕事が慣れてからで構わない。また機会があればでいい。」


それだけ言い残すとクルリと背を向けアベルは立ち去って行った。

 

 ふう~。危ない所だった・・・。それにしてもこんなにも簡単に好感度が上がったり、下がったりするなんて思わなかった。これからはもっと慎重に行動しなければならないかも・・・。

私は新たな決意を胸に抱くのだった。



 午後の授業が再開され、今私とアンは先程の掃除の続きをしている。

アンはトイレ掃除が嫌いなようなので彼女には廊下の掃除を任せて、引き続き私はトイレ掃除をしている。

水回りを綺麗に磨いて床はデッキブラシでゴシゴシ磨き上げる。フフフ。汚れを奇麗にするのって楽しいな。


 夢中になって掃除をしていたので、気付けばもう昼休みになろうとしている。


「エリス!大変、昼休みになっちゃうよ!急いで戻らないと」


アンが慌てたように呼びに来たので、私も急いで用具を片付けてトイレから出て行く。


「ふう〜。やっと昼休憩だわ・・・。」


アンは大きな伸びをしながら言った。

私達は校舎の裏庭を通って従業員用施設へ向っていた。アンは私より2m程先を歩いていたその時・・・。

バッシャアアアーッン!!

私の真上に突然大量の水が上から降ってきた!つ・冷たい!!


「キャアアアアッ!!」

驚きのあまり絶叫する私。すると真上から笑い声が聞こえてきた。


「エ、エリス?!」


アンが驚いて私の名前を叫ぶ。


すると真上で声が聞こえた。


「アハハハッ!!あ〜ら、失礼?まさか下に人がいるとは思わなかったから。」


頭から水をかぶってびしょ濡れになった私は声が聞こえてきた方向を見上げた。

するとそこには2階の窓からを見下して笑っている3人の女子学生の姿が。


「あら〜大丈夫かしら?今の貴女はもうドレスも無いから着替える事もできないわよね?あ、でもメイド服があるわよね?けど・・・メイド服は何着持ってるのかしら?」


「それとも何か文句でもあるって言うの?」


彼女達のあの様子だと・・・私が誰なのか分かっていて水をかけたに違いない。


「エリス?大丈夫?!」


アンが心配そうな顔で駆け寄ってきたその時、突然ウィンドウがオープンした。

え?こんな状況で?


『1  睨み付け、何をするのだと文句を言う

 2 お陰で目が覚めましたと言ってほほ笑む

 3 無視して立ち去る 』


え?この中から選択肢を選べって言うの?彼女達は単なるモブキャラなのに?

しかし・・・ゲームシステムに逆らう訳にはいかない。よし、それならここは・・。


私は水をかけた女子学生達を見上げると言った。

「ありがとうございます、お陰で目が覚めました。」

そして全身からポタポタ水滴を垂らしながら微笑んだ。


「え・・・う、嘘・・・。笑ってる・・・?」

「いやだ!気味が悪いわ・・・!」

「頭がおかしくなったんじゃないかしら・・・・。」


まるで不気味な物を見るかのように彼女達は何処か怯えた目で私を見る。

その時・・・。


「おい!何かもの凄い悲鳴が聞こえてきたが・・・!」


私の悲鳴を聞きつけてか、こちらへ向かって駆けてくる足音が聞こえてきた。そして現れたのは・・・・。ああ、またしても私は運が悪い。現れたのはやはりこのゲームの主要キャラの一人、フレッド・モリス。黒髪に青い瞳の青年で一番寡黙な人物で、なかなか好感度も上がりにくいキャラであり、何を考えているのか分からない所があったので正直苦手な人物であった。好感度のゲージはやはり-100を示している。


「ん・・・お前は・・・?」


フレッドはすぐに私がエリスだと分かったのか、眉をしかめた。そして私がびしょ濡れになって立っているのを見ると更に眉が歪み、何かに気付いたのか上を見上げる。

そこには私に水をかけた女生徒3人の姿がある。


「あの3人にやられたのか・・・?」


フレッドは私に尋ねてくると、再び選択肢が表示された。

『1  黙っている

 2 はい、彼女達に水をかけられましたと答える

 3 自分から水をかぶりましたと答える。』

 

うーん。どれを選ぼうかな?どうしようかと迷っていると・・・。

ピロ~ン

勝手に1番が選択されてしまった。ちょっと!もう少し選択するのに時間の猶予を与えてよ!焦る私。


すると代わりにアンが返事をした。あれ?ひょとしてこの選択肢当たってた?


「はい、私達が歩いていると突然上から水が降ってきて、彼女がびしょ濡れにされてしまったんです。」


アンは言い終わると、彼女達を見上げた。


「そうか・・・。お前達がやったのか?」


ビクッ!!

3人の肩が跳ね上がった。フレッドはため息をつくと言った。


「相手が例えどんなに気に入らない相手だろうと、こんなやり方は卑怯だと思わないのか?もう二度とこんな真似はしない事だ。」


「は、はい!」

「わ、分かりました!」

「失礼しました。」


彼女達は私にではなく、何故かフレッドに謝罪し、逃げる様に窓の奥へ引っ込んでしまった。

やった、勝った―。

妙な優越感?を感じ、私は内申ほくそ笑んだ。しかし・・・。何だか納得いかない。フレッドの私に対する物言いも気に入らないし、何よりあの3人は私に対する謝罪の言葉が無かったからだ。


「「・・・。」」


少しの間、私とフレッドは見つめ合って?いたが、アンが声をかけて来た。


「エリス、早く戻らないと休憩時間が終わっちゃうよ・・・。」


あ!そうだった!仕事は山積みなんだから急いで戻らないと!


「それでは失礼致します。」


お礼を言おうものなら、別にお前を助けた訳では無い等と言われそうだったので挨拶だけして、立ち去ろうとするとフレッドに呼び止められた。


「待て。」


「はい・・・?」


「お前に少し話がある。おい、そこのメイド。」


フレッドはアンに声をかけた。


「悪いが、俺はコイツに少し話がある。他の従業員達に伝えておいてくれ。何か言われたら俺の名前を出せばいい。俺は白銀の騎士のフレッド・モリスだ。」


おおっ!自分の名前がどれだけ力を持っているか、自覚があるのか。確かに白銀の騎士と言えば世界を救った英雄だ。その名前を出せば流石にあの意地悪な他の従業員達だって、何一つ文句を言う事が出来ないと言う事を。フレッドは多分知っているのだろう。それにしてもコイツ呼ばわりされてしまった。コイツって・・・そんな言い方は無いでしょう?せめてセカンドネームでも構わないから名前で呼ぶとかそのような配慮も無いのだろうか?やれやれ、本当に私って嫌われてるなあ・・・。


「わ、分かりました。それじゃまたね、エリス。」」


アンは私に手を振って去って行った。そして残されたのはじっと私を睨み付けているフレッドと全身ずぶ濡れの私。う・・・き、気まずい。

どうしよう・・・。早く、早く選択画面が開いてくれないかな・・?ジリジリと焦ってくる私。

すると再び液晶画面が目の前に現れた。やった!これを待っていたの・・・よ・・?


 しかし、その画面を見て私は凍り付く。


『少しこのゲームに慣れて来た頃でしょうか?今回は初めてのミッションです。選択肢はありませんので自由に会話をし、相手の好感度を上げて下さい。』


ええっ?!う、嘘ですよね?!何故こんなに執拗に睨み付けてくる相手と会話をしろと言うのよ!

と、とりあえずは今は濡れた服を何とかしたい・・・。  

「あ、あの。モリス様。」


「何だ?」

腕組みをしながら相変わらず睨みつけている。もう、何なのよ・・・自分から呼び止めておいて・・・。


「とりあえず、服を絞らせて下さい。」


「あ、ああ。好きにしろ。」


「はい、では失礼します。」

私はスカートを捲りあげた。


「お、おい?!一体何をする気だ?!」


フレッドの焦る声。


「え?何をって・・・服を絞る為ですが?」

だって背中を向けたら、無礼者!とでも言われそうな雰囲気なんだもの。


「あ、ああ。そうか、好きにしろ。」


「はい、では失礼して・・・。」

スカートを膝上までたくしあげると、ギュ〜ッと絞る。途端に大量の水がジャ〜ッと出てくる。それ等を数回繰りし、絞れるだけ絞ると、改めてフレッドに向き直った。

「お待たせ致しました。モリス様。」

頭を下げる。うう・・・それにしても服が全身にぺったり貼り付いて気持ちが悪い。


「・・・。」


フレッドは口をポカンと開けながら私を見ている。


「・・・。」


「あの?モリス様?」


「あ、ああ。何でも無い!」


フレッドは頬を赤らめて視線を逸した。ははあん・・・そうか、エリスのメイド服が身体に張り付ついて、視線のやり場に困っているのか。確かにエリスは背は低いけれども、抜群のプロポーションをしているからね・・・そう思った矢先。

「ハ・・・ハクションッ!」

さ、寒い・・・。


「おい、寒いのか?」


「ええ。まあ・・・。」

ちょっと、寒いのか?って・・寒いに決まってるじゃないの!だって頭から水をかぶって全身ずぶ濡れなんだよ?

 

「そうか、分かった。今何とかしてやる。」


「え?今何て仰ったのですか?」

しかしフレッドは答えずに、口の中で何かを唱え、私に手の平をかざした。

すると途端に温かい温風に包まれ、あっという間に私の髪から洋服まで全て乾いていく。


「よし、乾いた。これで良いだろう。」


フレッドは短く言った。こ、これは・・・!

「あ、ありがとうございます!モリス様。私等の為に貴重な魔力を・・。」

凄い!感激だ!

それを訝しんだ目で見ていたフレッドは言った。


「おい、お前はあのエリス・ベネットだよな?」


「はい、私がエリス・ベネットですが?」


「ふ〜ん・・・やはり噂は本当だったのか。」


「噂とは?」


「いや、何でも無い。それにしてもお前、よく水をかけられて黙っていたな?今までのお前だったら大喧嘩になっていたところだ。」


フレッドは首を傾げながら私を見た。


いえ、黙っていたのではなくニッコリ笑ってお礼を言いましたよ・・・と言いたいところだが、ここは我慢。代わりに言った。

「そうですね・・・。もう私は伯爵令嬢ではありませんし、家族からも絶縁されました。もう私にはここしか居場所が無いんです。でも・・・メイドとして学園へ置いて頂けて本当に皆様には感謝しております。」

最期ににっこり笑った。


「!」


フレッドは不意を突かれたかのような顔つきをし、次に再び険しい目で私を見た。


「・・・何を企んでいる?」


「え・・?」


「だから・・・今度は何を企んでいるんだ?油断させておいてまた彼女を襲うつもりなのか?」


彼女・・・ああ、ヒロインの事か。まさか、そんなはず無いでしょう。私は一刻も早くゲームをクリアしてこの世界から抜け出したいだけなのだから。


「いいえ。そんなつもりはありません。」

言いながら私はフレッドの頭の上にある好感度ゲージを見る。・・・好感度の数値は全く変化が無い。そうだよね・・・こんな会話だけで好感度が増える訳無いか・・。

あれ、そう言えば・・・ゲームが始まってからまだ一度もヒロインに会った事が無いなあ・・。よし、ちょっと尋ねてみようかな・・・?

だけど、この世界のヒロインは何という名前なのだろうか?公式で決められた名前なのだろうか?



「あの・・・ちなみに彼女は・・今、どうしてらっしゃるのでしょうか?」


「何故お前がオリビアの事を気にするのだ?お前、やはり・・・懲りもせずにまたオリビアに何かするつもりだろう?!」


突然フレッドが腰に差した剣に手を伸ばそうとする。ひええええっ!!冗談じゃない!こ、殺されてしまう・・・っ!

「ち、違いますっ!今まで散々嫌がらせをしてしまったので、今度会えた時謝罪をしたいと思っただけです!ほ、本当です。嘘ではありません。」

必死で弁明する。ああ・・・これでは好感度が上がるどころか、下がる一方じゃ無いの・・・。しかし、好感度は全く変化しない。つまりは-100が一番最低数値なのかもしれない。


「オリビアなら・・・今はアンディと・・休暇を取ってアイツの領地で過ごしている。」


フレッドは何処か面白くなさそうに言った。アンディか・・・。アンディ・スチュワート・・。このゲームの一番のメインヒーロー。やはりこの世界は女版ハーレムのエンディング後の世界ではあるが、オリビアの一番のお気に入りはアンディという事か・・。

なら、ここは一つフレッドにオリビアに関する有力情報を教えてあげればどうだろうか?


「そうですか・・・、オリビア様はスチュワート様と過ごされているのですね。」


「・・おい、お前は何が言いたいのだ?」


「あの・・・オリビア様について情報があるのですが・・知りたいですか?多分どなたもご存じない情報だと思うのですが・・・。」

私は意味深に、声を潜めながら言った。


「オリビアの情報・・・?何だ?よし、役立つかどうかは知らないが言ってみろ。」


どこまでも上から目線のフレッド。


「はい、実はですね・・・オリビア様はベルガモットのハーブの香りが大好きなんです。特にそのような香りを身に付けている男性には好感を持てるそうですよ?」

そう、これはゲームをプレイしていた私だからこそ知っているシークレットの裏情報なのだ。現にヒロインが友人との会話の中で、自分が好きなハーブの香りを身に纏っている男性は好きなタイプだと語っていたシーンがある。


「何?本当の話か、それは?嘘では無いだろうな?」


何処までも怪しむフレッドだが私は続けた。

「今の私には嘘をついても得をする事はなにもございません。是非、一度試されてみてはいかがでしょうか?オリビア様がお気に入りのハーブショップで購入されると宜しいかと思いますよ?」


「そ、その店の名前は何と言うのだ?」


「はい、『オドル』と言うお店です。若い女性に人気のお店なのですぐに分かると思いますよ。」

出来るだけ、愛想を振りまきつつチラリとフレッドの好感度ゲージを見ると・・・おおっ!ゲージは-90になっている。やった!10増えた!

すると予想通り、液晶画面が表示されてミッションクリアの文字が現れる。

良かった・・・思わず顔がニヤついてしまう。


「どうした?エリス?」

不意にフレッドが声をかけてきた。


「い、いえ。何でもありません。それでは私は仕事がありますので、戻らせて頂きます。濡れた服を乾かして頂いて有難うございました。」

丁寧に頭を下げると、私は小走りで急いだ。早く戻らないと仕事が終わらない・・・!


 

 結局、この日の昼食は水をかけられたトラブルで食事をする事が出来なかった。そして私とアンは決められた1日の仕事を頑張って務め上げた。



「ふう・・・。もうへとへとだあ・・・。」

仕事が終わって部屋に戻れたのは夜の9時を過ぎていた。もっとメイドの仕事を頑張ればスキルポイントがたまって、仕事が効率よく進められるだろうか?


「そう言えば・・・スキルポイントってどうやって確認出来るのかな?」


独り言を言うと、突然 液晶画面が開かれる。そしてそこには本日得たスキルポイントが表示されていた。


『本日得たスキルポイント  3000点』


そして、それぞれ何処にステータスを割り振るか選択肢が出てきたが・・・ここは全てメイド力アップに回すに決まってるでしょう!

私は液晶パネルにタッチして全てのスキルポイントをメイド力アップに回した。

すると・・・


『おめでとうございます!メイドのレベルが2になりました。手先が器用になりました。仕事の効率がアップします。』


「へ~・・・。こんな風になってるんだ・・・。よし、これで明日から少しは仕事が楽になるかな?」



 その後、私は共同シャワールームで1日の汗を流し、ベッドに入ると、すぐに眠りに就いた―。


『お疲れさまでした。第3日目終了です』




















 







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