怠惰な賢者とアホな後輩

@tzkyy_1015

第1話

雷鳴が鳴る。俺はもう時期死ぬのだと悟る。

俺がこうなったのも、あいつらのせいだ・・・そう、あの日の出来事からだった。


俺の名前は斎藤蓮だ。ごく普通の高校2年生。彼女いない歴=年齢だ!

「こんにちは!先輩!」

後ろから声がした、この変わった青い髪をしているのは

俺の幼馴染の泉凛だ。

「おう、おはよう」

「今日も放課後やりましょうね!」

・・・そういえば凛とは毎週月曜日の放課後ゲームをする約束だったなぁめんどくさい。仕方ないな今日は何をするんだろう。

「今日は新しいゲームをやります!なんとも本当にそのゲームの世界に入ったような気分になるらしいですよ!」

そいつは凄いな。それでは寝れないじゃないか。

「わーそいつはすげーぜー」

「さあ早速やりま・・・あれ?なんですか、この画面」

そこにはこう書いてあった。

〈死ぬ覚悟はありますか?〉

なんだこれ。そんな覚悟あるわけ・・・

「ゲームで死ぬのは付き物です!さあやりましょう!」

ポチッと画面をクリックしやがったぜこいつ。

「お前なぁもう少しは警戒を・・・っておい聞いてるのか?」

「何だか視界がチカチカします。おかしいですね」

なんだこいつ頭がおかしいのか、と思いたいが残念ながら俺も視界がチカチカする。なんだこれ

『転送を開始します』

「「!」」

「聞こえましたか?今の声」

「そんなことよりお前・・・!」

凛の体が光に包まれながら消えていく、夢か?いやそれにしてはリアルだ

これが転送ってやつなのか?なんだってんだまったく。

「うわぁぁ!助けてください先輩!」

なんだろう。不思議とこの転送は大丈夫な気がする。

「多分大丈夫だ。大人しくしようぜ」

この間も凛の体は消えていく

「うわぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぜんばいぃぃぃ助けてくだ」

凛の転送は終わったようだ。次は俺かな?そんな時部屋の扉の方から声がした。

「凛、どうかしたの?」

ん?凛?いや髪の色が赤い。誰だ?しかし声を顔も似ている。

「誰だお前?凛に似ている気がす」

おっと俺の転送も終わったようだ。色々と謎だがまあ何とかなるだろ。


「ぱい・・・んぱい・・・先輩!起きて下さい!」

ここはどこだ?野原のようだが草の色がおかしい。白っぽいような黒っぽいようななんとも言えない色だ。

「ああ、大丈夫だ。」

「何だか変なところに来てしまいましたね。困ったもんです」

お前が言うな。

「ん?おい、あっちの方何か光ってるぞ?」

「あの光は!先輩が出てきた時と同じです!行きましょう!」

なんだよ他にも転送された人がいるのか?

「あー!乱!乱じゃないですか!」

乱?誰だ。!こいつは・・・

「お前はあの時の!」

「あれ?2人知り合いなんですか?先に言って下さいよ」

「この人は知らない」

あれぇ。おかしいな俺の顔見てないんかい。

「先輩!この子は私の双子の乱です!性別は私と一緒の女です!」

女って言い方・・・。それにしても双子か。どうりで顔、声似てるわけだ。

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