フロイトとユングの漫才

「はいどーも」

「ユングです」

「フロイトです」

「夢野ユング・フロイトです」

「いやいやいや」

「ちなみに僕らのこと知ってるよって方どのくらいいらっしゃいますか?」

「あ、ありがとうございます」

「名前だけでも覚えて帰ってください」

「そういえばね、おれ最近殺し屋になりたいなーと思って」

「なんでだよ!」

「なんか、かっこいいじゃん、殺し屋」

「そんな適当な理由なのかよ。まあいいや。俺は弟子がやりたいって言ってることはなるべく応援しようと思ってるからな」

「ありがとうございます」

「かまわんよ」

「じゃあぼく殺し屋やるんで、フロイトさんお客さんになってもらっていいですか」

「おう。……ここが殺し屋かー。ウィン」

「いらっしゃいませ」

「つづく」

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