こういうのもあるのかぁ、というのが正直な感想初対面からゆるゆる育っていくというより、かつての恋心が再燃して、という系統の物語になっていると感じます
同性の幼馴染がいるなら共感できる物語と言えるでしょう。それほどリアルさがあり、主人公を自分自身に投影してしまいます。日常の風景が目に浮かぶほど描写も丁寧で繊細、そして幼馴染二人のやり取りも「あ、ありそうだな」と思いながら読み進めてしまいます。これぞまさに等身大。現代社会で生きる大人による、日常風景の中にある恋愛の物語です。是非読んでみてください。
詫びしい社会人生活、依存性、そこから癒してくれる大切な存在、そう言った表現にはリアリティーがありました。 百合系については、公式のコメントが難しいですね。性多様性を否定するわけでなく、逆にデリケートな問題だからです。お互いにとって大事であれば、性別、年齢は関係ないとは思っています。(ペドフィリアは別問題ですが)
主人公の心情や行動が細部までしっかり文章になっているので、まるで映像で見ているかのように情景が頭に入ってきます。そのぶんどうしても、1シーンあたりの文章量は増えるので、テンポよくストーリーが進んで欲しいタイプの人にはもしかしたら少し焦れったく感じるかも?主人公のふと気付いた気持ちと、ヒロインの長年想い続けた気持ちが重なって、これからどんなカップルになっていくのか楽しみな2人です。