12:待つ間に
P4「だめ?」
いきなり子供っぽく攻めてきたな
P6「それは別にいいけど・・・」
P4「けど?」
P6「君いくつ?」
P4「博士の話だと22歳くらいかな」
P6「同い年か」
P4「そうなの?」
P6「なるほどね・・・だからか」
P4「?」
P6「私がテストパイロットに選ばれた訳」
P4「・・・ごめんなさい」
P6「君があやまらなくてもいいし、そうでもなければ選ばれてなかった」
P4「・・・」
P6「まぁ、君に感謝しなけゃいけないのかものね」
P4「・・・?」
P6「それで、君は友達と何をしたいの?期待されても私友達いないから」
P4「それは・・・私も同じ」
P6「・・・そっか」
P4「P5に聞いてみる?」
P6「軍にいるような女子でしょう?絶対友達いないって」
P4「かな?」
P6「じゃあ、今夜は3人でパジャマパーティーかな」
P4「私の部屋で?」
P6「あそこは落ち着かないから・・・私の部屋かな」
P4「電源とネットワークを」
P6「そんなの言えばすぐにやってくれるでしょう?」
P4「ですね」
P6「いまはみんな稼働時間のテストでしょう?」
P4「はい」
P6「戻ってオペレータ4に伝えればいいでしょう」
P4「はい、連絡しておきます」
話ながらエレベータに乗る
P6「あとは・・・明日の予定か」
P4「明日は夜間演習になっているので午後からですね」
P6「そうなの?」
P4「聞いていませんか?」
P6「・・・えへ」
P4「・・・」
P6「まぁ一度戻ってスケジュールの確認でもしましょうか」
P4「はい」[ぜんぶデータベースに入ってるけど・・・まぁいいか]
P6「あなたってそのパイロットスーツ以外の服ってあるの?」
P4「・・・ないかな」
P6「じゃ、貸してあげるから今日のカリキュラムが終わったら着替えて食堂ね」
P4「電源にさすだけですよ」
P6「気分の問題だから」
P4「・・・はぁ」
そんな話をしながらドックに戻る
オペレータ4「早かったですね」
P4「はい、この後もまだ」
OP4「わかりました」
整備士6「おかえり、モニタは交換したよ」
P6「ありがと」
整備士「来月に新しい機体と入れ替えるらしい」
P6「入れ替え?」
整備士6「今回のテスト機体は試作で次のバージョンが来るらいし」
P6「そうなんだ」
整備士「月1回のペースでデータを収集して機体を改修するそうだ」
P6「え?ツヴェルフは?」
整備士6「大丈夫、そのまま載せ替えて機体に合わせて更新するってさ」
P6「よかった~」
P4「ツヴェルフ?」
P6「12だからね、P5の子はエルフ」
P4「私のはツェーン?」
P6「そうなる」
P4「次はそう呼んでみる」
P6「そういえばあなたの機体は?」
P4「かなりダメージがあったからな・・・ほかの機体にシステムを載せ替えるっていっていたかな・・・」
P6「時間かかりそう、ねOP6、みんな戻りの予定時間は?」
OP6「長時間駆動ですから・・・夜遅くなりますね」
P6「そっか・・・どうする?」
P4「お話でもしませんか?」
1部完
パイロットロスト Iris @Iris-8800
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