10:先のこと

パイロット4を電動の車イスに載せ替えて食堂に移動する


パイロット5「定食は・・・チキンかどうする?」


パイロット6「ん・・・私は午後演習はないから定食でいいな」


P5「ははは、そっか君は乗り物酔いだったね」


P6「シートがよくなっあたから平気かな、慣れてきた」


P5「そっか、そんなにいいなら私の機体もシート換えてほしい」


P6「P4のシートも換えないとダメみたいだね」


P4「そのようですね」


P5「P4はどうする?なんか・・・食べないよね?」


メガネをかけながら


P4「隅に専用の回線と電源につなげる席があるのでそこへ」


P6「なるほどね」


トレイをもって席に移動する


P4は腰に電源コードをつないで胸に回線のコードを刺した


目の色が少し変わった気がした


P5「P6ってテストパイロットが終わったらどうする?」


P6「え?まだ始まったばかりだよ」


P5「ん・・・そうじゃなくて、P4が軍の機密になってるからそれに接触していたあなたはどうするのかな?って」


P6「そうなの?」


P4「はい、機密ランクはSクラスになっています」


P5「一般人には戻れないかも・・・」


P6「そっか・・・ここで雇ってくれるかな?」


P5「エンジニア?」


P6「とかね」


P4は会話を聞いているようだった


男性のチームがトレイをもって同じテーブルに座る


パイロット2「お疲れ」


P5「お疲れ、みんな無事だった?」


パイロット1「P4のデータのおかげでテストは順調」


P5「それはよかった」


P6「午後は長時間稼働だっけ?」


P1「4機で鬼ごっことかくれんぼを繰り返すらしい」


P2「いい年して?」


パイロット3「サバイバルゲームですよ」


P1「なるほど」


P2「軍の人間の発言とは思んな」


P1「ははは」


P2「P4が参加しなくていいのか?」


P1「機体が壊れたからね・・・機動テストなら足腰の関節限界とバッテリーの限界テストでP4である必要はないらしい」


P5「なるほどね」


P1「バッテリーが切れるまで行動して、各自、発電機で充電して帰還」


P3「装備は?」


P1「今日はペイント弾だけかな」


P2「本当にサバイバルゲームだな」


P1「遊び心がないとテストなんて続かないよ、P4とP6は2人で待機?」


P4「はい、コミュニケーションを取ることになっています」


P1「そっか、頼むよP6」


P6「はい」


P1「それじゃ」


P5「またあとで」


P6「はい」


4人はドックの方に向かった


P6「私たちはどうする?」


P4「私の体の修理があるので一緒に地下にお願いします」


P6「そうだったね」


P4「ではこちらへ」


電動車イスの後ろについてエレベータに乗った

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