第15話 メリーゴーランドの白玉ってなんであんな美味いの?

「ちーっす。何でも屋でーす。」


「あっ京くんお疲れ様〜!つーちゃんとちぃの用事は終わったの?」


「つばさは何してるかわからんけど、千冬なら部室でコーヒー飲みながら作業中だよ。」


「そうなんだ〜。ちなみにつーちゃんは今テト○スやってて、ちぃはコーヒー飲みながら作業中だって〜」


「知ってるなら聞くんじゃないよ!千冬に関しては今言ったよ!!」


「まぁまぁ。とりあえずレシピ考えたんだけど見てもらっていいかな?」


愛華はそう言うとおもむろに服の中に手を入れ、胸の谷間であろうところから紙を取り出す。


「誘ってるんだよね?むしろ俺が取りたかった…ゲフン!どれどれ…タピオカドリンクと軽食って…

タピオカ6軒のうち1軒ここだったんかい!!…なぁ?タピオカって味変わるの?」


「ちょっと京くん!タピオカといえばJK!JKといえばタピオカだよ〜!ちなみにその紙は私のおっぱいであっためといたよ?好きでしょ〜」


「なんで誰も味教えてくれねんだよ!!はいはい!大好きですよ!おっぱい!」


「とりあえずタピオカは置いといて、軽食はパスタとかチーズケーキとかパフェとかだから、何個か作るから舐め回すように見ながら待っててもらっていい?あん…感じちゃう…」


「いちいちエロい顔すんじゃねえ!狼になるぞっ!!アオーン!!」


…………………………………………


「はい!出来たよ!カルボナーラとメリーゴーランド白玉ましましとコーラ!タピオカもサービスしといたよ?いっぱい愛情込めたから食べてね?それとも…わ、た、し、に、す、る?」


「アオーン!(いちいち誘惑すんじゃねえ!せっかく美味しそうなのにいっぺんに出すんじゃねえ!パスタとパフェ同時に食えるか!!コーラにタピオカって合うのかよ!?愛華も食わせろ!)」


「えと…ごめんね京くん。オオカミさんの言葉わからなくて…勉強不足だね…」


「マジレスして落ち込むなよ!?俺が悪いみたくなってるじゃねえかよ!この天然サキュバス!」


「でもでも!意外とコーラとタピオカって合うかもよ?」


「伝わってるじゃねえかよ!俺で味確かめてんじゃねえ!とりあえず食うか………美味い…タピオカコーラ…信じられん…パスタもパフェも美味いな。さすがは愛華だな。」


「ありがと京くん!!他にもいろいろあるけど、どっか直した方がいいメニューとかあるかな?」


「いや。パスタも茹でて味変えるだけだし、パフェも盛りつけだけだし、タピオカもいんじゃねーか?俺もレシピ何個か書いたからそれも参考にしてくれ。」


「やった〜!京くんの料理美味しいからな〜!それより、チーズケーキ全種焼いてたでしょ!?部室でちぃと食べるんでしょ!?いいなぁ!私も食べた〜い!」


「わかってるよ。今日はもう依頼もないし、千冬にも愛華と一緒に戻るって言ってあるからな。時間も時間だし部室でチーズケーキ食って帰ろう。」


「うわ〜い!そう思ってもう片付けてあるから早く、イこー?んっ…」


「字が違うんだよ!乳を当てるな!エロい声出すな!イっちまうだろがよ!!…すいません!本音は当てて欲しいです!!」


京介は愛華の誘惑に悶えながらもなんとか煩悩と戦い2人で家庭科室を後にするのであった。

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