第14話 レア、スフレ、ベイクド、バスク、あなたは何派?
「そう。つばさがそんな事をね…それでも今は楽しそうだし…いいじゃない。」
「まあな。てか千冬はほんと2人の時はまともだよな?」
「あら。なんだかんでボケを求めてるのかしら?白馬のHはドMのエッチね?」
「なにもかかってねえよ!わざわざエッチって言い直すんじゃねえ!」
「ところで、演劇部の件だけど、今回はオペ○座の怪人やるから衣装やら頼むわ?それとも京ちゃんイチオシのツッコミ、バカ座の怪人って言った方がいいかしら?ふふ…」
「改めて言われたら恥ずかしいからやめて!?なんでつばさへのツッコミ知ってるんだこのドS座の怪人!」
一度部室に戻った京介は、次に千冬と打ち合わせをしていたのであった。
「サイズは分かるわよね?去年もあんなに私の身体をグルグル巻きにしてハァハァしてたのだから。」
「メジャーで測っただけだろがい!どんだけ気を遣って測ったと思ってんだ!むしろ思いっきり計らせろこのロリ巨乳!!」
「仕方ないわね…京ちゃんにならいいわよ。去年とサイズも違うだろうし、姫沙の顔でも思い浮かべて欲情しながら測りなさい。」
「1番の弱点つくのやめよう!?姫沙は可愛いだけでいいんだよ!ビバッ!義妹!ハッ!」
「京ちゃんも忙しいのでしょう?さっさと済ませるわよ?40秒で採寸しなさい。」
「出来るかっ!って思ったけど冷静に考えたら出来そうだな!!バルス!!」
………………………………………
「ふいー…3分も結局かかったな…ハッキリと言わせて貰おう!興奮しましたっ!」
「正直でよろしい。でも今日はゴム無いからちょっと…」
「逆に恥ずかしくなるからマジレスやめて!?」
「とりあえず部員の採寸は私がするから、後々LIMEするわ。舞台設営やらは近くなったらお願いするわ。」
「千冬の採寸も部員がやればいいのでは…?」
「あら。役得でしょ?採寸したいって股間に書いてるわよ?ふふ…京ちゃんのも測ってあげようかしら?」
「書いてる訳あるか!絶対測った後にメンタル削って来そうだからやめい!なんてプレイだ!!」
LIMEっ!
「ん?愛華からだわ。そろそろ家庭科室に来てー!
私のおっぱいも測ってほしいなー?って、お前ら盗聴しあったりしてないよね!?」
「なんの事かしら?私は今日は構成をコーヒーを飲みながら考えたいからここにいるわ。」
「はいよ…依頼が来たらLIMEくれ。終わったら愛華と帰ってくるから。」
「あら。夫婦みたいね?それなのに堂々と浮気してお持ち帰りなんてクズね…」
「ストレートな罵倒!!なんか俺が悪いみたくなってるじゃねえかよっ!もちろん浮気は悪いけどな!」
「1ついいかしら?」
「なんだ?」
「チーズケーキを作るなら頂くわ。スフレとレアとベイクドとバスク全種よ。ちなみに私は全部好きだけど、スフレ派よ。…そう。気が合うわね。」
「まだなにも言ってねえよ!だけどスフレ派だよ俺も!気が合いますねぇ!行ってくるよハニー!」
「いってらっしゃい。ダーリン。」
京介は半ばヤケクソで部室を後にするが、実はダーリンと呼ばれて少し舞い上がっていたのであった。
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