第4話 下ネタのオンパレード。基本こんな感じでいきます
教室での再会を果たした俺たちは、ホームルームでの自己紹介を終え。今は入学式のために体育館に移動していた。
「ねえ京くん?気持ちはわかるけどカメラと三脚は置いて行こうよ…あとでいっぱい2人の写真撮ってあげるから…」
「バカッ!高校の入学式の姫沙ってのは、人生の中でも今日だけなんだぞ!?」
「バカね…まぁ私たちが止めなくても、せ、ん、ぱ、い、達が止めてくれるわよ。もちろん名指しでね?ふふっ…鬼ごっこ頑張りなさい。」
「おーいいねえ!鬼ごっこ!24時間耐久鬼ごっこやろうよきーくん!ずっとつばさの事追いかけて…?てへっ!」
「俺はハンターじゃねんだよ!くそう…入学式の姫沙の写真…まぁスマホでこっそり撮るか。」
「あはは…切り替え早いね京くん…でもあっちの方も早いのは勘弁してねっ?」
「ナチュラルに下ネタ言うのやめろよ…」
「えーっ!?きーくん早いの!?ならあいにゃんとする前につばさが一回抜いて…」
「黙れこのポンコツアイドル。下ネタの時だけ想像通りのセリフ言うな。」
「あら、つばさの息止めてそういうプレイかしら?私は嫌いじゃないわよ?」
「ちっちもそうなの?はー興奮してきた!」
「いいなぁつーちゃん。京くん早くてもいいから、し、よ?」
もうやだこの人達…下ネタのオンパレードじゃねーかよ!ただ…悪くはない…おっと!
「くく…いつ見ても愉快だな同志達は!
ところで入学式に当たっていくつか入学祝いの用意がある。ここに金のスイッチと銀のスイッチがあります。あなたは正直物なので(下半身も)両方差し上げます。」
「おい!このオタンコナス!俺は何も落としてないからどちらも受け取らない!あと()の中になにか文字が入ってる気がしたんだが!?」
「ふっ…気にならんのか?この中身が?押したら楽しいことになるのだが…」
くそう!めっちゃ気になる!!
「わーったよ!押せばいんだろ!もうむしろ押したい自分がいるわい!!」
ただ今絶賛入学式の校長の長いお話中である。ちなみに姫沙の写真はさっき連写しといた。入場の時手振ってくれて可愛かったなー…とりあえずボタン押すか。まずは金から!いったれや!
パカッ…ヒュー…バーン!!!!
「…いってぇ…」
金のボタンを押すと校長の上から金ダライが降ってきて見事に頭に直撃し、校長は気を失う。突然の光景に会場全体が静寂に包まれる。
やっべえ!めっちゃ笑いてえ!!…ダメだ笑ったあの人達にバレる。次は銀のボタンだ!
ガコン…パカッ!
くす玉じゃねえか!入学おめでとうって普通か!!
やべえ…でもあの校長と合わさって面白え…やべえ!
京介は必死で笑いを堪え、我に帰った体育館の人々は爆笑に包まれる。その中には教師陣もいたとかいないとか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます