第2話 クラス発表って張り紙式だったっけ?
「そういえばお兄ちゃん。クラスはどんな感じか教えてもらったの?」
「ああ。奴から送られてきたよ。俺も姫沙も1組だったよ。ちなみに今年はみんな同じクラスだってよ。」
「ほんと?よかったー…みんないるならお兄ちゃんに悪い虫がつかないもん。」
「あのさ…ナチュラルに手も繋いで可愛い事言わないでくれよ…萌え死ぬ!」
「くす…お兄ちゃんの手…あったかいね…?」
ぐは!鼻血出る2秒前!マジ義妹天使!悪魔に見えなくもないがもうどっちでもいいや!アーメン!
「凄い人だね…クラス発表だもんね。」
「だな…奴に頼んだいてよかった…ところでクラス発表って張り紙式だったっけ?中学の時は発表式だったような気がするんだが…」
「1年生は発表する場所ないからじゃない?ドキドキもするしいんじゃないかな?」
「なるほど。姫沙は賢いな!はー可愛い!」
「くす…ありがとお兄ちゃん…」
「それじゃ、俺はこっちだから。そこを行ったら着くから。迷ったらすぐ連絡するんだぞ?やっぱ付いてくか!?」
「くす…お兄ちゃん大丈夫だから。心配してくれて嬉しい…それじゃ終わったらLIMEするね?」
LIMEとはスマホのメッセージアプリである。
「おけ!おそらく俺は部室にいるから学校案内してその後は写真撮らせてみんなで昼ごはん行こう!」
「くす…校内デートだね?お兄ちゃん?」
「しくしく…もう俺のライフ削るのやめてくれよ…可愛いすぎだろ…」
「くす…バイバイお兄ちゃん。」
姫沙は小悪魔チックに微笑むと自分の教室に向けて歩き出す。
「さて、気を取り直して俺も逝くか…はーあいつら全員一緒かよ…だりぃ!まあでも。悪くはない。」
ガラガラッ
「皆さまおはよーございます!白馬、白馬、白馬京介でございますっ!!」
京介は選挙風に叫びながら2年1組の扉を開ける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます