焦燥

毒を編み、足を釣り、心あらわす

音に焼かれ跳ねた体は

ただいまここに無常を斬る

色を塗る人に成り

静かに暮らす


方法論に当ては無く

漂いが暮らしを作る

まともなからだ

まともなおもい

無病息災

うそくさい


爛れと穢れ

何もかも飲み込んで

私のせいではないと泣き喚く


形を替えてそれを伝えて

距離を確かめて連結する

車輪の営みに片鱗した

あはれとしごころとこかかぬ


土間に吐き落とした唾

逆流した時間の中

膨れ上がり合致を乗り越えて

空を望み果てと成る

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