陸上自衛隊は宣撫工作で手中に収め最前線に配置し日本人を東日本自治区に押し込める

中国人民解放軍相手の国内戦は戦前の本土決戦や沖縄戦に加えて、国内に住む多くの在日中国人や、その支持者をどのように扱うかも問題になります。彼らの取り扱いは尖閣諸島周辺での小競合い段階から問題になるかと思います。尖閣諸島奪還だと火遊びを繰り返し、やれ日本版海兵隊だと騒ぐ最近の陸上自衛隊には、そのような危機感や発想さえないようです。陸上自衛隊は「福島原発事故」までは、ひたすら敗戦終戦間際のソ連軍が進撃してくるまでの満州のように静穏を保ちし問題を世間に曝さないことを最優先に考えれば良かったのです。また北海道重視の陸上自衛隊はソ連が北海道に進行して来た場合には、ソ連兵に追い詰められ満州を逃げ惑う開拓民兵の悲劇を繰り返さないために北海道住民を道南に避難させるための時間稼ぎのための捨て石になる覚悟をしておれば良かったのです。(最近では帯広周辺の演習場に6師団や8師団を逆上陸させるという戦略も考えたようですが)


しかし国家的不祥事2度目の敗戦とも揶揄された「福島原発事故」直後から数年後に公表された第一列島線、第二列島線、そして日本を西日本と東日本に二分し、西日本は中国領、東日本をウィグルやチベットのような自治区とし多くの日本人を押し込めると言う戯言を世界に発信したことは中国人民解放軍にも、それなりの現実的な計画があってのことでしょう。

陸上自衛隊を三等陸佐で定年退職した者とは言え、中国人民解放軍幹部が考えたことは日米安全保障条約を無力化し、航空自衛隊や海上自衛隊に壊滅的な打撃を与え、周囲の海域を封鎖、輸出入を遮断、その上で空と海からの都市部やインフラ等々を叩くが、陸上自衛隊には攻撃を加えず無傷で残し、宣撫工作で彼らを手中に収め最前線に配置し、多くの日本人を東日本自治区に押し込めると言う計画を立てている筈です。中国にとって東シナ海に浮かぶ尖閣諸島を奪い軍事基地化することも重要なことですが、短期間でも日米安全保障条約を無効化出来るか見極めることも尖閣諸島を奪い去る作戦の重要な意味を持つ筈です。

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