第3話中国の共産党一党支配が崩壊し国が乱れた場合
武漢肺炎が拡大した今後の中国の行方を占う意見です。
大きく二通りがあります。まず中国全土で愛国心が高まり周近平体制が強固になり、対外政策もこれまで通りの政策を堅持するという見方があります。それに対し今回の武漢肺炎の惨劇に加えて、天文学的な数の飛蝗の飛来と食害による中国の飢饉を予想する見方もあります。共産党一党支配体制崩壊に向かうのではないかと言う見方もあるようです。中国の行く末が、いずれになるにしろ日本にとっては実に悩ましい問題です。例えば共産党一党支配体制が崩壊し、かって孫文らが起こした1911年の辛亥革命後、各地に軍閥が出現し互いに争う戦国時代のように国内が乱れた場合、最悪、大量の難民が日本に押し寄せて来ることも予想しなければなりません。そして体制崩壊、国家主権者が不在になった場合には日本は交渉相手さえも失うことになるのです。海を渡り押し寄せて来る難民にどの様に対応するかも考えておく必要があるように感じます。
今現在、起きている歴史的事件や過去の出来事も考慮し、憲法改正議論を進める必要性を感じます。
チベット、ウィグル、南シナ海問題、尖閣諸島、香港、台湾問題と腹が立つことばかりですが、冷静に中国の行く末を見守り、戦前のような過ちを犯さないことです。日本は朝鮮半島や中国については一切、干渉しない。国際的機関に委ねる。
先進国においては軍事力による帝国主義的な領土拡張主義は歴史的に終わったと自覚することです。かって7つの海洋を支配した英帝国においては19世紀半ばに経済的、国民の負担などが既に問題になり、太平洋戦争終結を機会に支配地域を手放すことを決意したのです。
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