第3章《聖槍、天高く》
プロローグ【逃げた皇女たち】
◇逃げた
【魔導帝国レダニエス】。
その訳は、第二
その報告を受けた【
それは
報告を受け、すぐさま問い
ラインハルト・オリバー・レダニエスは、目の前で
「……待たせてすまない。顔を上げて
「「はっ……」」
二人の騎士は
ただならぬ
この二人は、第二
つまりは、ミアを逃がした
「さて、報告は聞いたよ。ミアが
「……申し訳ありません……
「わたしたちが席を外している
三階の高さの部屋から、カーテンやシーツを
動きやすいようにドレスは短く切られ、
「……ふむ。そうか……周辺
「――い、いえ……」
「申し訳ありません……わたしたちは、なにも……」
彼女はまだ
誰かの助力がなければ、こんな行動は出来まい。
「……そうか、それなら仕方がないな。今後に期待しよう」
「「え……?」」
それを理解していながら、ラインハルトは騎士二人を
妹が“何を持って”逃げたのかも、ラインハルトは知っているのだ。
「ミアの監視を
「「――は、はいっ!」」
サンドラとギリィが
ラインハルトは一人、
「ククク……クックック……本当に、
ここにはいない人物たちの名を出して、大いに笑う。
そして。
「……俺が気付かない訳がないだろう……その為に、お前の手に届く場所に置いたんだからな。頑張ってエリウスに届けてくれよ?……ミア」
近い未来の自分を
それは、【召喚師】と【
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます