　海外に行くときには、いくつか気を付けないといけないことがある。

　その一つが時差だ。

　たとえば、夏休みにニュージーランドに旅行するとしよう。

　午後６時００分に飛行機に乗って、日本からニュージーランドに向かったとする。

　すると、到着するのは翌日の午前８時だ。

　１４時間もかかったのかと思うかも知れないが、そうではない。

　飛行機に乗っていた時間は１１時間だ。

　この差分の３時間が時差というわけだ。

　ニュージーランドは日本より３時間進んだ時刻になるのだ。

　たかが３時間、されど３時間。

　真夏のビーチで泳ぐこともできるし、キーウィに会いに行くこともできる。

　その時間が短くなってしまったように思えてしまう。

　しかし、安心して欲しい。

　ニュージーランドから日本に帰れば３時間遅れた時刻になるわけだから、旅行先で使える時間が短くなったわけではない。

　日本に午後６時００分に到着したいのであれば、１１時間前の午前７時ではなく、午前１０時に飛行機に乗ればよいのだ。

　ただし、ここで注意が必要だ。

　時差による時間のズレは、睡眠不足の原因になりやすい。

　せっかくの旅行を眠って過ごしてはもったいない。

　時差をいかに上手く利用するかが、旅行を楽しむコツになる。

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