Uターン、Iターン、Jターン、そして

ヒトデマン

色んなターン

 ・Uターン

 進学・就職などの理由で都会に移った後、生まれ育った出身地に戻って就職もしくは転職すること。


 都会の大学で学んだことを地域活性化に活かせられる。親元で暮らして親孝行に努められるのもグッド。


 ・Jターン

 進学・就職などの理由で都会に移った後、故郷に近い地方都市で就職もしくは転職すること。


 都会の便利な生活に慣れちゃって、実家のある田舎には戻りたくないけど帰省が大変なのもなぁというあなたに。


 ・Iターン

 都会から出身地とは別の地方に移り住むこと。


 都会の生活に疲れ、豊かな自然や穏やかな生活環境に憧れる人に。でも豊かな自然には虫とかもつきものだということには留意しよう。


 ・Vターン

 進学・就職などの理由で都会に移った後、華々しく出世し、生まれ育った出身地に戻って故郷に錦を飾ること。


 VターンのVは勝利のV、同窓会で昔のクラスメイトたちに自慢しよう。


「私の月収は53万です」


 ・Yターン

 進学・就職などの理由で都会に移った後、生まれ育った出身地に戻って就職もしくは転職するか、このまま都会に残り自分のやりたい仕事につくか。


 いま君は一つの分岐点に立っている。Y字路のどちらに進むべきなのか。


 君の人生だ。しっかり考えよう。


 ・Xターン

 進学・就職などの理由で都会に移った後、君は同じように進学・就職などの理由で都会にやってきた彼女と出会う。


 今、あなたと彼女の人生がXクロスする──


 ・Wターン

 進学・就職などの理由で都会に移った後、あなたはスカウトされ人気アイドルになる。しかし人気は徐々に衰え、仕事がなくなったころ、女優業に転身するとなんとこれが成功。再び名を上げ、結婚もし人生の絶頂というときに夫が事故で死亡。失意のドン底に落ちたあなたは、子供とともに実家のある故郷へ帰る。そこで喫茶店を開くと、地元の人や昔のファンが通うようになり、静かな余生となった。


 山あり谷ありの人生でした。


 ・Oターン

 進学・就職などの理由で都会に移った後、そこでの暮らしが上手くいかず、逃げるように生まれ育った出身地に戻って、就職もしくは転職することにしたがそこでも上手くいかない。再び別の場所に移り住むもやはり上手くいかなかった。


 逃げ出すものに安寧はない。決して抜け出せないウロボロスのO


 楽園を望むなら、立ち向かえ。


 ・Sターン

 Iターンで地方に移り住んだある男が、山奥の峠を走っていた。


「進学・就職などの理由で都会に移った後、都会のあくせくした生活に疲れた俺の心を癒してくれるのはこのツーリングだけさ……」


 その時、彼のバイクの横を、別のバイクが凄まじい速さで突っ切っていった。


「馬鹿な!あの速さで走ったらこの先のS字カーブを曲がりきれねぇぞ!?」


 だが、男は重心を巧みに動かし、ギリギリのところでそのカーブを曲がり切ってしまったのだ。


「……へっ、面白れぇ!」


 男もアクセルを踏み速度を上げる。プライドをかけた戦いが始まった。


 ・Tターン

 ギリシア神話・ローマ神話に登場する神々。

 クロノスなどのオリンパスの神々に先行する古の神々であり、巨大な体を持つとされる。


 日本ではティタン、ティーターン、英語による発音に基づいてタイタンとも呼ばれる。


 ・ノクターン

 夜想曲を意味する。

 創作界隈においてはノクターンノベルズとかのが有名かもしれない。


 ・無敵鋼人ダイターン3

 機動戦士ガンダムを手掛けた、富野由悠季氏が監督を勤めたロボットアニメ。

「和製007」をイメージした娯楽活動である。


 ・ずっと俺のターン

 少年漫画「遊戯王」を由来とする言葉。


 互いにターンを渡し合ってゲームを進めていくカードゲームにおいて、自分のターンを何度も行う(通称エクストラターン)というのは莫大なアドバンテージが得られ、他のカードゲームに置いても猛威を振るった。


 ・ターンAガンダム

 ターンAは「全て」を意味する全称記号。

 全てのガンダムシリーズを内包する作品であり、「黒歴史」という言葉はこの作品で出てきた単語が元となっている。


 ・Uターン

 進行方向とは正反対の方向へUの字を描くように進路を変えて進むこと。

 しかしこの作品はよくわからない方向へとっ散らかってしまったのでもう引き返すことはできない。


 よってここで終わりとする。

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