第8話 亜美とアレをしてしまった
その後料理が運ばれてきて亜美と涼真のイチャイチャタイムは終わった。涼真は好みのカルボナーラに舌鼓をうち満足そうにほうばっていた。マチコとカズオも満足そうにそれぞれの料理を食べていた。
”にしても涼真ったらー。照れすぎよ?そこまで隠さなくていいのに?” マチコはからくように涼真に言った。
満面の笑みでカルボナーラを食べていた涼真は唐突すぎる母の問いかけに驚き”ゲホッ”と喉をつまらせた。しかしすぐに切り替え
”て、照れたなんかないよ。久しぶりで緊張しただけだし。” と返した。
”まーマチコこれ以上問い詰めるな。年頃だ。そういう感情があってもおかしくない。” と意味深に言った。
”父さんも勘違いしてないか?”涼真は思ったがあえて何も言わなかった。カズオは飛行機での出来事をしっている。涼真は母にソウイウことがバレないようにあえて何も言わなかった。
そうこうしているうちに全員完食し亜美も含めみんなで地元栗生に電車で帰路についたのであった。時刻は夜の11時を回っていた。
涼真の両親と亜美の両親はもともと仲がよく久しぶりに再会したのもあり会話が弾んでいた。それに対して涼真と亜美は静かに涼真は右に亜美は左に向いてた。
そんな二人を見て呆れていた理子はちょっかいをかけ始めた。
”ねぇねぇほんとに二人仲がいいの?”
”そ、そんなこと涼真くんの前で言わないでよ。恥ずかしいじゃん!”と亜美は涼真をチラ見しながら言った。
理子はニヤリと笑い涼真に飛びついた。
”じゃあ、私が仲良くしちゃおうっと!”と言った。
”お、おい!飛びつくなよ!”まー当然涼真も驚いた。だがそんな涼真よりも表情が急変したヒトがいた。亜美だ。
”ちょちょっと理子離れてよ!涼真くんにそんなことしちゃだめー!”と叫びながら猛突進してきた。
結果...........
こけた...........
ちょうどよく涼真の目の前で。そしていい感じに涼真と理子にぶつかり3人は同時にこけた。ヒトがいたら恥ずかしいところだが終電間際ということもあり。ヒトは誰一人いなかった。そう両親もいつの間にか移動していたのだ。
亜美が目を開けるとそこには分厚い涼真の胸板があった。一瞬何があったかわからなかった亜美だが胸板の先にある涼真の顔を見て硬直した。その顔に理子がキスをしようとしていたのだ。
”り、理子ーーー!”と叫びながら理子のチュー顔を押しのけた際にまだ躓きそのまま 。。。。。。。。
”チュッ”
涼真の唇と亜美の唇が重なった。だれも予想すらしなかった形で。
涼真は目を開けて焦った。亜美の顔があと数ミリのところにあり口にも亜美の唇の感触があったからである。
”こ、これって。キスじゃん!マジかよ!帰った初日で!しかも亜美と!?”完全焦ってる反面一応涼真のアソコはビンビンだった。
次の瞬間
”パシャ”
その音で亜美と涼真は離れた
だが遅かった。理子が携帯を見ながらニヤニヤしていた。
”うーー!アツアツだね!亜美!その度胸褒めてあげる!”理子は茶化した。
その一言で完全に亜美と涼真はKOとなった。
二人揃って顔が赤くなり駅で別れるまで喋らなかった。
だがお互い怒ってはいなかった。なぜなら二人とも嬉しかったからである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます