忘れていた記憶

タマツ

第1話 忘れていた記憶

私の名は楊枝辰巳ようじまたつみ

26歳、彼女ありのサラリーマンである。

私は毎日同じことを繰り返し、パソコンの前で作業をしている。仕事が終われば、私はスーパーに寄り、つまみと炭酸を買って家に帰る。私はビールより炭酸派である。

家に着いたら、電気を付けて、洗面所で顔と手を洗い、うがいをする。

そして、夜飯の前に風呂に30分以上浸かって風呂を後にする。

夜飯を食べ終え、つまみと炭酸を用意した。唯一の楽しみである。

ふと気づいたので時計を見てみたら、夜中の3時になっていた。

すぐに洗面所で歯を磨き、明日の準備と用意を支度し、そろそろ寝ようとベットに入った。私はこんな毎日ではなく新しい日々を送りたいと思いながら目を閉じてしまった···



「ん、んー・・・」

いつもと少し変わっていたが、時間が無いので朝ご飯を食べ、玄関の外に出ようとすると・・・


そこには見たことのない光景だった。


私は一体どこに来てしまったのではないかと思ってしまった。


・・・こ、この光景を見た瞬間。


私はいつの間に異世界転生してしまったのである。


私があの時「新しい日々を送りたい」と願ってしまったので仕方がないのか。


・・・・・


それから半年が経ちました...。

よくお話をする女性もでき、仕事もこなしていた。

私はそろそろ現実世界に帰りたくなる時期だ

毎日、元の世界に戻りたいと願っているのだが、叶わずにいた。

私にもそろそろ限界というのがやって来てしまった。

ある日のこと、夢の中で彼女の声が聞こえた。


「安心して毎日楽しいじゃないですか」

と言われて目覚めた。


思い出してみると、毎日会っている人がいるのだか、元の世界の彼女と似ており、不思議だと感じていた。



もしかしたら、


代替宇宙なのかも知れないと・・・・



私は、この世界を半年間。

いや、····もしかしたら50年も忘れていたのではないかと不安だった。









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忘れていた記憶 タマツ @maizawatamatu

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