女の怨念
ああ、やっぱり駄目だった。夫の減刑を懇願したのだが、夫が壊れてしまった。なので、夫は検察側が提示した『無期懲役』になりそうだ。それにしても、なぜ私のことを『灯里』と呼んだのだろうか。
さて、あんな夫とは永遠の別れになるので、今の旦那とイチャラブでも…
「ママ、聞こえる?」法廷でのこともあったし、きっと、私が心の中で一人芝居しているのだろう、灯里の声が聞こえた。
「うん、聞こえるよ」
「パパ、大変なことになっちゃったね」
そうだ。でもそれは、パパの罪に対する正当な罰だよ。
「そうだね…じゃあ、ママも、罰を受けないといけないね」
自己制裁。いいけど、何をしようか…
「じゃ、ぼくの代わりに死んで」ん?それはどういう事なの…
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