第2話 赤、圧倒的、赤
僕は少女にかけ寄る。
「大丈夫ですか」
と声をかけた。
時刻は8時19分。
やばい。やばい。
僕は携帯を取り出し、電話をかける。
「どうされましたか?」
「人を、轢いてしまいした」
チャイムの音が、やけに煩く響いた。
赤色の青春 ~視野の悪い曲がり角~ ノンレム睡眠 @NonRemSleep
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