今回も変わらずテンポのよい語り口と展開で心地よく物語に酔いました。高校生の可愛い恋の話と伝奇的な要素が絡み合い、そこに少しおかしみのある会話というコミカルなスパイス。さっぱりとした語り口が逆にあたりの景色を豊かに膨らませてくれまるでそこにいるような感覚を覚えました。香神祭とははたして…と謎を残しながらの結末も楽しく、歩間先歩さんの大ファンになりましたよ。短いながら物語を読む楽しさ…おすすめです!