2月4日
二日続けて訪問したから、随分と疲労が溜まっていた。
だから、今日は一休み。
大丈夫、まだ時間はある。
午前11時頃だろうか。
ブログに書き込んでいると、義理の姉から電話が掛かってきた。
その電話を取ると、機関銃攻撃のように、言葉を次々と放ってきた。
「倉本ぉ、何グータラしてんの!?鳴ったなら直ぐに出なさいよ!」
「トイレ行ってたんだよ。悪い?」
義姉のクセに五月蝿いんだよ。
「ちゃんと飯食ってる?あんた、彼女出来た?」
「何で姉貴がそんな事訊くんだよ?」
「母さんに今度電話しといてって言われたのよ!ったく、こっちだって忙しいんだから…」
「余計なお世話だ。俺はちゃんとやってるよ。訊きたいのはそれだけ?んじゃ、切るからな」
「ちょっ……」
義姉なんだから、そっと見守るのが役目だろ?
お袋だってそうだ。
いつも俺に要らぬ世話を焼く。
無性に腹が立った。
出来ることなら、今すぐ俺がやることに文句をつける奴は、俺の手で真っ先に殺してやりたかった。
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