ツール・ド・フランスを舞台にした短編です。
エースを支えるためのアシスト役を任されたジャン。ジャンの役目はあくまでも、風よけとなってエースの体力を温存し、チームを勝たせること。
だが、今日は七月十四日。フランス人にとって最も重要な日。そして、ジャンの目前には、自らの手でステージ優勝を取るチャンスが転がっていた。
選ぶべきは自らの名誉か、それとも、チームの優勝か。
4000文字という短編がスピード感のあるレース描写にピッタリで、読んでいると自分もレースを走っているような感じになります。
主人公同様、カクヨム四周年を走りきった作者にエールを!!