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・舞台


バトルタワー


・概要


タワーとあるが実際は地下にある施設。

直径100mほどの円形の床にぐるりと壁で囲われた空間にドアが現れる。

壁には光源が埋め込まれている他、各階ごとにシャッターて閉じられた個室が無数にあり、中には様々なモンスターが収められていて、順次解放される。

モンスターは歩く雑草や背中にキノコが生えた蝉の幼虫のようなものから、ボクサーや柔道家を思わせるミュータントまで、タイプも属性も様々。共通するのは出てきてはすぐに自分ら以外の存在を殺そうとすること。

モンスターを皆殺しにすると床ごと下に下がり、一階分降りる。そしてまた新たなシャッターが現れて、新しいモンスターが解放されて、となる。

階が深くなると今度は上からドラゴンやクジラが降ってくるようになる。

死体はそのまま放置される。


・名前


『神を超える少年(自称)』ケータロー


・外見


34cm 140kg

軽く赤みがかった髪色の少年。

ごくごく平均的な顔立ち、目立つ個性もなく、不細工でもなければイケメンでもない。没個性が個性。体つきも平均的。

赤色のシャツに灰色の半ズボン、左手には大きなメダルがはめ込まれた時計を付けている。


・経歴


ごく普通の少年だった。

ある日家の蔵に封印されていた妖怪を解放し、そのお礼としてメダルのついた時計

『デーモン腕時計』を貰った。

その時計の力を用いて普通の世界で異世界チートじみた生活を送り、力を蓄え、調子に乗って神を超えると嘯くまでになった。

女神は激怒した。ならば殺すと呼び寄せたが「今は勝てないけどちょっと成長したら余裕」との挑発にのり、この世界へ送って無限にレベル上げをさせていた。

戦いに投入させたのは一気にレベルを上げるため。これで死んでも別に構わないとも思っている。


・性格


何でも平均的で最低限出来る、器用貧乏。そのことがコンプレックスになっており、何かしら自分にも優れている点があると、自分探しの意味も込めて活発、好奇心旺盛でチャレンジャー。

『デーモン腕時計』を手に入れてからは調子に乗りまくってかなり自信過剰になっているが、その力をレベルアップ以外ではいたずらやカンニング、スカートめくり程度にしか用いていない。

肝心なところが子供で、社会の荒波も戦場の残酷さも知らない。またゲームとアニメの影響に加え、女神や妖怪の存在が現実と空想の区別を破壊している。

異世界系ネット小説の愛読者だが、下ネタがほぼわかっていない。


・能力


能力は全体を通して平均的。ただ料理だけは自覚ないが、人よりは上手に作れる。

魔法や科学、モンスターについてはゲームやアニメの影響で直感的に理解できる。

それらはあくまでも少年としての範囲であり、真っ当な戦闘警戒などもなく、危機感も緩い。

『デーモン腕時計』

腕時計に六角形のメダルがはめ込まれたアイテム。時計とあるが針や文字盤はない。

メダルをこすりながら話しかけると中に封じ込められた使い魔が実体化し、命令通りに動く。

使い魔が生き物を殺すと、その魂を喰らうことができ、そうしてレベルアップ、どんどん賢く、強く育っていく。

お気に入りの使い魔は主に三種類、動きの速い地縛霊の猫、人魂を飛ばせる二首の狛犬、『デーモン腕時計』を渡した紫唇に白い肌の執事、それら以外にも複数存在するが、レベルが低いためほぼ使い捨てになる。

使い魔のことは『友達』と呼んでいるが扱いはほぼ道具。

相手の弱点を看破し、それに適した使い魔、指示をだせるため、能力を120%発揮させられる。


・戦法


空想と現実の区別がついていないため、モンスターや人間を殺すことに躊躇もためらいもない。

シャッターから出されるモンスターとの三つ巴戦となる。

基本は距離をとり、相手の属性などを見極め、お気に入り三種をベースに他の使い捨てを文字通り使い捨てにしてモンスターを殺し、レベルを上げる。

時間経過、モンスターの被害が大きくなるにつれて使い魔はどんどんレベルが上がっていくため、持久戦を望む。

一方で、最悪負けても自分は死なない、何となく助かると思っており、危機感が薄い。それもあって、使い魔が攻撃されることがあっても自分が攻撃されることはないと心に油断がある。


普通

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