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・舞台


監視都市『ビューハン』


・概要


中央には大きなビルが立ち並び、その周囲を三世代は昔のレンガな家々が取り囲んだ、古今降り混ざった都市。

ビルはその壁全体が巨大なイルミネーションで、コンピューターと連動させることで動画を流すことができる。中も同様にハイテク、自動販売機からお手伝いドローン、飲み物食べ物もインスタントな加工食品が並んでいる。

一方周囲のレンガは電気水道こそ通っているがガスはプロパン、隙間も多く、ぼろくて臭い。また更に外側、場外近くには希少動物の食肉市場や、生物兵器研究所が二か所、場外には大きな駅と大河がある。

そのどちらにも共通することとして、やたらと監視カメラが並んでいるのと、道端に病死したらしい帯びたただいい数の死体が転がっている。


・名前


『死刑囚』チートガイ


・外見


101cm 302kg

途方もないデブ男。スキンヘッドで髭も剃っているがあちこち手が届かず、かなり汚い。

丸眼鏡の蔓がこめかみに食い込むほどのぜい肉。茶色い目に前歯の抜けた口、常に笑みを浮かべていて、相手に不快感を与える。

着れる服がないため常に全裸。大きすぎるお腹と自重により立ち上がることができず、大きく足を開いて間に肉を下ろした姿勢でいる。背中を付けて寝転がるとぜい肉に胸が押しつぶされて呼吸できなくなる。


・経歴


邪悪なハッカー、昔はマッチョな体系だった。出身次元ではかなり有名な死刑囚。

純粋なハッキングの能力は平凡ながら画像加工技術に秀でており、いわゆるディープフェイク造りの天才。

更に偽アカウントと暇を駆使して特定人物の架空ポルノを量産、ネットワークより相手を社会的に抹殺、時に自殺にまで追い詰めるのが仕事だった。

しかしホワイトハッカーの手により特定され逮捕される。起訴された罪状は多岐に渡り、その中には自殺させたことを殺人とするものも含まれていて、結果有罪、死刑判決が下る。

しかし裁判途中からバカ食いを初め、この体型となる。そして刑法にある『残酷な処刑の禁止』を利用し、この体型で絞首刑を行えば首が切断され、薬殺刑でも規定で決められた致死量では死ねるか怪しく、銃殺刑もまた殺しきれる保証がないのは同様で、結果殺すべきなのに殺す手段がない、ジレンマに逃れている。

そこへ、一時期中二病に目覚めてた女神がハッカーを欲し、マッチョ時代の姿から選び、呼び寄せたが、今はこのデブで、しかもその時の契約により女神も殺せないでいた。


・性格


知能こそ高いが、サイコパス。

自意識過剰で、自分を大きく魅せたがる。一方で確実に勝てる勝負しか行わず、しかも一方的に嬲るやり方だけを好む。

物事のシステムを利用し、自分の利益だけを追い求める寄生虫。他者に対する一切の生産的な行動を嫌い、利己のみを追求している。

サディスト、物理的なダメージよりも精神的ダメージを優先し、具体的な内容は文章に書けないほどひどい。

今回の戦いで勝利したならば元のマッチョな体に戻り、また女神の寵愛を得られると計算している。

趣味はデジタルカードゲーム、当然チート込みで、相手の手札を操作したり勝手に切断させたりして無敗を楽しんでいる。


・能力


あまりの体重ゆえに自力で立ち上がることも移動することもできず、糖尿病も患っていてほっといても死ぬ。

ハッキングによりドローンで身の回りの世話を、監視カメラから相手の外見データを手に入れ、それをもとにディープフェイクを製作、偽エロ動画を製作してビルに写しだす。ディープフェイクの制度は高く、相当進んだシステムでなければ真偽は図れない。

最後の切り札として女神のディープフェイクを作っており、もしもそれをチラリとでも目にしたのなら、抹消のため、魂ごと消されかねない。


・戦法


戦わない戦えない。

開始時からずっとビルのどこかに隠れており、そこでずっとパソコンをカタカタさせている。

ただし性格は上記の通りで、正攻法ではなく、ディープフェイクで作った偽エロ動画をネタに相手を脅迫、異世界に拡散されたくなければ場外に出て敗北しろと脅す。当然どう転んでも動画は拡散される。

本人は自分の臭いに馴れているが、他人からは独特の悪臭を感じており、使用しているドローンや同じフロアにいるとすぐにわかる。


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