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・舞台



・概要


黒く濁った水で満たされた沼地。水深は深い所でも3mほどだが、底が泥沼になっており、思っているよりも深い。

朽ち木や土砂などが堆積した足場が点在していて、ドアで出た先も水につかる心配はない。

温かく湿度の高い気候で、風はほどほど。諸々の虫が多く、他にもカエルやピラニア、蛭など小型ながら凶暴な動物が多い。

植物はアシなど、青々と茂っているが、食べれそうなものは何もない。


・名前


『100日後に惨たらしく殺されるワニ』ユーキ


・外見


177cm 93kg

やたらと明るい緑の肌をしたワニの獣人の男。

全体として丸みを帯びた体つきで、牙こそ鋭いがつぶらな瞳に大きな鼻の穴とゆるキャラな風貌をしている。

体つきはメタボ、手の爪は綺麗に切りそろえられていて清潔感がある。

赤と黒のチェックのシャツにジーパン、スニーカー、スマホも持っているが泥水に水没して使い物にはならない。


・経歴


元は普通の人間でイラストレーター兼マンガ家だった。

連載してたウェブ漫画がヒットし、一時期時の人だったが、そのオチに女神がぶちぎれてこの姿に、加えて呪いを与えた。

戦いに投入したのは罪滅ぼしの一環、もしも勝てれば呪いが一度リセットされることになっている。


・性格


元の性格はともかく、今は死の恐怖に錯乱しており、真っ当に会話も漫画もできない状態になっている。

加えてワニとしての本能にかなり侵食されており、食べれるものは大体食べてる。


・能力


太り気味の体ゆえに獣人としての特性を差し引いても運動は得意ではない。

それでも水中潜水から波を立てずに近寄る能力は素人にはわかりづらい。

かみ砕く力はさほどでもないが、噛みついて放さない力は高く、そのまま水中に引きずり込んで殺す。

後二十日

女神の力によって運命を操作されており、呪い開始時で百日後、戦い開始時で二十日後に残酷な死が待っている。

逆に、その瞬間までは死なない。飢えたり乾いたり、病気にかかることはあっても死ねない。体に傷を負った場合は、周囲の泥を取り込み、その分巨大化しながら再生する。


・戦法


基本はワニの本能に従い、水辺に近づいたところを噛みつき、引きずり込んで、溺れさせ、食べる。

不死身、呪いの結果、二十日待たなければ殺せない。逆に二十日を生き残れれば勝手に惨たらしく死ぬ。

ダメージを受ければそれだけ再生し巨大化していくが、その上限はなく、かつコントロールできないため、攻撃が必ずしも無意味ではない。


産まれるべきではなかった

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