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・舞台
自爆五分前秘密地下研究所
・概要
よくわからない機械やパイプが這いまわる地下30kmにある建物、何やら薬品の臭いがする室内は若干肌寒く、気圧が低い。
ドアが開いた先には天井も高い広い部屋で、壁には液晶画面が、天井にはパイプが、中央には巨大な水槽があり、その水槽のガラスは割れていて、中から巨大な脳みそが零れ落ちている。
通常の電灯は消され、代わりに赤色の警報ランプが回り、けたたましくサイレンが鳴り響いている。また、エネルギーを感知できるなら場外ギリギリの場所十七か所にエネルギーが高まっていることがわかり、爆発したらここら一帯が吹き飛ぶとわかる。
そこらの計器やパソコン画面にはデジタルな赤文字で五分からカウントダウンしている。そして様々な言語で『基地大爆発まであと何秒』みたいな単語がある。
最初の部屋からはいくつかの細い通路を抜けると同じような部屋に繋がっていて、倉庫やら銃器保管庫やらモンスターの入った水槽やらトイレやら食堂やらが揃っていて、それらにはもれなく兵士だったり白衣の研究員だったり防護服だったりの死体が転がっている。みな惨殺か、体内から爆発したかのような酷い状態になってる。
通路は自動ドアだったらしいが全部開きっぱなしになっている。
地上へのエレベーターは一か所のみ。当然上がれば場外になる上、登るのがやたらと遅く、爆発からは逃れられない。
・名前
『水能力者』ユージーン
・外見
100cm 25kg
長めの真っ白な髪に青白い血管の浮かび上がった白い肌、赤い目を持つアルビノの少年。見るからに生意気そうな顔、左上の前歯が抜け落ち新しい歯が生え変わりつつある。後頭部の髪の中に手術の跡が隠されており、脳に直接アーティファクトが埋め込まれている。
服装は普通に白の半袖と茶色い半ズボン。ただし多くの場合は湿っている。
・経歴
異世界にて、転生者が伝えてきた漫画の知識をもとに行われた人体実験の被験者。
その転生者が引き起こした統一戦争の戦争孤児でもあり、様々な意味で転生者の、ひいては転生させた女神の被害者。
その救済と、アルビノの少年ということで女神の施しに掬い上げられるも、元からの性格とこれまでの経緯から全くなつくことがなく、結果戦場に放り込まれることとなった。
ただしこれはお仕置きであり、心が折れて女神に屈服することが目的。
・性格
生意気、冷血、自分以外の存在を女神含めて小ばかにしている。
質が悪いことに、それなりに修羅場を潜り抜けてきた上、他者を蹂躙できる力も有している。
過程よりも結果を重視し、目的が達成されるならばいかなる手段も正当化する。なのでゲームでもイカさまばかり、元から友達はいない。
キャンディー大好き。
・能力
身体能力自体は同世代と比べても低く、病弱。更に無茶な手術によりあと半年ほどで脳死する。
ウォーターハザード
脳内のアーティファクトにより水を呼び出し、操る。
基本はエンチャント、体全体に厚い水の鎧としてはりつけ、あらゆる物理攻撃に高い防御力を有する。また滑るように移動できるようになる。
グー
水を鞭のようにうねらせる打撃。一撃で大人の体を吹き飛ばすだけの威力がある。
チョキ
さらに鞭の先を刃に変えることで打撃が斬撃に強化する。一振りで首を飛ばせる。
パー
必殺技、切り傷や流血から辿って相手の体内の水と繋がり、暴れさせることで体内から爆発させる。
弱点は意外にも水、一度にエンチャントできる水の上限があり、かつ水がつながると一緒くたになってしまう為、過剰に水を追加されると許容量を超えて頭がパンクする。
・戦法
リスペクトや礼儀と言ったものはない。挨拶よりも先に相手をバカにしまくり、さっさとグーチョキパーで嬲り殺す。
子供ゆえに経験値は低く、突然の状況変化は苦手。
辛抱がなく、気に入らない状況になると地団駄を踏んで顔を真っ赤にして大声を張り上げる。痛いのも苦手。
最悪、自爆時に水で絶対防御張ればギリギリ自分が後に死ぬと計算している。
強者
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