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・舞台


墓所


・概要


まっ平らな草原に簡素な墓石がずらりと、果てまで並ぶ墓所。

墓石の下には棺が埋まっており、全て土葬。年代、年齢、死因、人種は様々で、埋葬品もあったりなかったり。さほど深くは埋められていないため、ほり出すのは簡単。

お供えとして花束やウイスキーのボトルが置かれていたりもするが、基本は何もない。

遠くに教会などの施設も見えるが全部が場外。

風はないが肌寒く、空はどんより曇っている。夜になると星も出なくて真っ暗になる。


・名前


『名前を焼き捨てた男』エージェント・バーン


・外見


166cm 99kg

黒髪黒目色白でパッとしない外見、顔も普通で印象に残らない男。ただ瞳を見つめるとカメラになっているのがわかる。

体つきも普通に見えるが、実際は高度に偽装されたサイボーグ。肌は硬く冷たく、触れただけで普通の人ではないとカンパされる。実際、肌が破けると金属の装甲が無為だしとなる。顔などは銀色髑髏。

服装は安物のスーツ。武装としてハンドガンを持つが、脅しにしか使わない。


・経歴


元は西の島国の対異常生物用エージェント。過去の経歴を捨て、人体も捨て、名前も捨てた。

人に擬態し、人に害するあらゆる生物を狩るのが使命だったが、その戦闘のさなかにこちらへと流されてきた。

高度な政治的交渉の末、戻れることとなったが、そのためには女神に友好的だと証明する必要があると、戦いに投入された。

実際は裏の裏の裏の陰謀があり、面倒くさい情報戦が行われている。


・性格


物静かで皮肉屋。自分の命の価値を軽く見ており、代わりはいくらでもいると豪語する。

賭け事は好きだが実際に金をかけると負けるのでオッズを口にする程度。

エージェントだったため、普通に会話して仲良くなった相手でも躊躇なく殺せる。また戦いに美学を持ち合わせておらず、卑怯な手は積極的に使えと叩きこまれている。

タバコをたしなむも、こちらに来てからは一本も吸えてない。


・能力


単純な身体能力はどれも平均値を大きく上回っている。加えてキックボクシングをメインとした戦場格闘技はそれだけで常人をなぎ倒す。

耐久力はサイボーグとしても一級品で、五階建ての建物からの落下や銃撃程度ではなんの損傷もなく活動できる。

バーンパーム

両手の掌に可燃性ジェルを染み出させ、指と指との摩擦で発火させる。絶対量は少ないものの、炎は青色で高温、触れることで燃え移り、これだけで人体なら骨まで火が通る。拳にして殴り掛かったり、飛沫にして飛ばしたりと応用が利く。当然ながら耐熱耐火装備は万全で、自分が焼け死ぬ可能性は低い。

ファイアーキック

足の裏、かかと部分から圧縮された可燃ジェルを噴出、その圧力により蹴りと同時に相手体内に打ち込み、その後着火させることで内部から焼く。威力は高いが、回数制限がある。

ブルーブレス

口より、体内の可燃ジェルをまとめて霧状に吹き出し、着火、粉塵爆発の要領で大爆発させる。切り札で、使うと体内のジェルがなくなる。


・戦法


基本は社交的に友好的に近寄り、ハンドガンを捨てて戦う意思がないことを伝える。その上で戦わなくても助けが来るなどの嘘を並べ、バーンパームによる奇襲を行う。

その他だまし討ちに口からの心理攻撃、様々使って揺さぶり、焼き殺しに行く。

基本性能は高めながら、戦いにおける気迫が弱く、接戦になると負ける。


脅威

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