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・舞台
グルメキッチンスタジアム
・概要
巨大なスタジアム中央に作られた、左右対象のキッチン。コンロ、冷蔵庫、オーブンはもちろん、炊飯器や遠心分離機まである。
中央に山盛りの食材、肉魚野菜調味料に酒類、どれも新鮮で高級食材ばかり。
テレビ放映用のスタジオらしくカメラがそこかしこにある。
周囲を囲うように観客席、対象の境目の端には十三人の審査員席があり、そこには鎖で繋がれ、やせ細って死んだミイラがビッチりと並んでいる。飾りの造花や衣服を齧った後から餓死と思われる。
審査員席の反対側には卵が山盛り置かれていて、上の文字や絵から戦いのテーマが卵料理だと想像できる。
キッチンの外周部にはベルトコンベアがあり、ここに料理を乗せると自動で審査員席へと運んでくれる。
外はじっとりと蒸し暑い草原がどこまでも続いている。
・名前
『悪夢のお料理アイドル』ゲロ♡リン
・外見
165cm 39kg
金色に染めたツインテール、黒い目にあざとく可愛い少女。整形してる。
大きい方の胸にお尻に、見れなくはないプロポーション。整形してる。
フリフリのついたエプロンドレスで、見るからにアイドルっぽい。
・経歴
転生元となる世界の売れないで追い詰められた料理クソマズ系アイドル。
悪夢料理でマネージャーの指を吹っ飛ばすプロモーションを行ったが、同時期にデビューした赤色革命系アイドルが飛行機ジャックテプロモーションで一世を風靡し、その影に追いやられる。
デビューシングルの『一口💀パンデミック』もパッとしなかった。
それでも諦めきれずに、広告代理店の圧倒的権力を利用して、テレビの企画として女神の元へとねじ込んできた。
それが怒りを買うも、いかに女神と言えども広告代理店にはおいそれと手が出せず、代わりとしてこの戦いに投入された。
企画と主旨とは変わるが、視聴率が取れれば何でもいいと誰もが乗り気。
・性格
虚栄心の塊。自分を見てもらうこと、誰よりも有名になること、褒めてもらうこと、チヤホヤされること、それだけが望み。
今回の戦いも名を売るための手段でしかなく、死ぬことさえもその手段として積極的に考えている。
心がけだけならば立派なアイドルであり、他者が望む性格に瞬時にコロコロと変る。反面、本当の自分というものが失われている。
・能力
ダンスのレッスンは欠かしてないため、運動はできる方。ただ走るのは苦手で泳げない。
料理の腕は悪くない。失敗している風に見えるのは全部計算であり、見る人が見ればそれが食べ物を死体として行う悪魔召喚儀式だとわかる。
悪夢料理
その名の通り悪夢を実体化させたかのような料理の数々。自立して動き、命あるものを襲い、殺し、食い、増える。
具体的な姿や能力は、同じ料理、材料でも安定しない。
今回の食材の中に有精卵があり、それを用いた場合はより強力な悪魔となる。
契約は完璧なので自分が襲われることはない。
・戦法
開始と同時にここではお料理バトルだと一方的に宣言する。
もちろん、そんなルールはないし、審査員は死んでるし、料理での勝った負けたでは出られない。
そこはアイドルとしての演技と相手の不慣れなところをついて上手くやり、料理対決『卵勝負』へと持ち込む。
一応、ルールとしては、一皿につきプラス、ゼロ、マイナスの三段階評価で、合計プラスが多いものの勝ち。ゼロは加点されずマイナスは減点される。どちらかが百種類の卵料理を作り、ベルトコンベアを流れて審査員席にたどり着いたら終了。レパートリーとスピードも問われる内容となっている。
が、結局は悪夢料理によるダイレクトアタックになる。
アイドルゆえ、ここで惨殺された方が美味しいと思えば迷わず死ぬ。
強者
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