34
・舞台
海上廃城
・概要
遠くに大陸が見える孤島の大半を埋める石造りの城。
垂直に海面から出た土台の上に山のようにこんもりと建っている。遠くから見てもわかるほど朽ちており、大半が生えてきた草木によって浸食されている。
海に面する部分はぐるりとフジツボびっしりな石壁に覆われ、一か所のみ海に下りる階段があり、そこから伸びる朽ちた桟橋が唯一の外界への出入り口。
城自体は厚い壁と太い柱によって頑強ながら内部は、ところどころ崩れていたり木々の根っこに塞がれていたりして見た目よりも狭い。
バルコニーの多い間取りでコケや草が生えているが、足場は多い。
発掘すると白骨死体や錆の塊が出てきたりする。食べられそうなものはない。
湿った冷たい風が常に吹きすさぶ。また塩分大目なのでそこらじゅうが塩辛い。曇り空が多く、雨も良く降るが嵐は少ない。
・名前
『人形師』ニンナ
『人形騎士』ダークナイト&デモンナイト
・外見
ニンナ
104cm 39kg
陶器のように白い肌、流れるように長い金髪、宝石のような青い瞳を持つ少女。まるでお人形さんのように可愛らしい。
服装も、それに合わせたように青色のふんわりしたドレスを着ている。
触れればわかることだが、実際に人形。硬くて温盛はない。
ダークナイト&デモンナイト
190cm220kg
黒色の騎士の鎧風の人形。角のない丸みのあるフォルムで、頭部の目の部分に赤い宝石がはめ込まれている。
外見はどちらもほぼ同じ。武装がダークは槍と剣、デモンが剣と連弩と区別している。
・経歴
異世界にて最高峰と呼ばれた人形作家の一人。
特に人間の模倣を得意とし、もう一人作るとまで歌われていた。
その腕を買われて女神の人形制作を依頼され、快諾、完成させた。
客観的に見れば完璧なコピーだったが、女神はわざと醜く作ったと激怒し、罰として戦いに参加させらえた。
・性格
無感情無表情、まるで人形のような存在。
実体がつかめず、ミステリアスで、誰にもこびず、静かに何かを探し求めている。
知的な会話を好むが、そこらの共用レベルでは理解できない哲学的な内容が多く、会話相手のほとんどが理解しているふりをしているだけ。
孤独だが、それがより良い人形を作ると人との関わりを避けている。ー
・能力
ニンナ自身は人形作家、人形使い、どちらもトップクラス。それ以外はか弱い少女でしかない。
ナイトはどちらともパワースピード兼ね揃えた戦士。強度も高く、人形ゆえに疲れも痛みも慈悲もない。
人形は多少壊れても動き続け、戦い続ける。
ナイトには特別なギミックはないが、ニンナには全身から毒針が飛び出る隠しギミックがある。
ただし戦いが専門ではないため、決して強いとは言い切れない。
人形制作
完璧完全なコピー人形を作り出す。
動作含めて本物と見分けがつかないが、そこに意思はなく、外部からの魔力操作によって動いている人形に過ぎない。材料が必要で、ここでは人形ぐらいしか人形の材料がない。
人形操作
糸も何もなく、ただ魔力によって人形を操作する。精密かつ強力な魔法で、妨害は不可能。またリンクすることでそれぞれの人形からの情報を一括で感知できる。
・戦法
人形二体を引き連れご挨拶、からの戦闘となる。
基本はナイト二体を全面に出しての白兵戦、休みなしのきりのない泥沼に引きずりこむ。
ニンナが直接攻撃された場合はギミック発動。毒で殺せればよし、ダメならばニンナの体のコントロールを捨ててナイト二体を分散、距離をとる。
島中を逃げ回り、時に襲い掛かり、徹底して疲弊させる持久戦に持ち込む。
本体がどの人形なのかは、場外に出せばわかる。
白兵戦主体なので物理無効をつけられると詰む。
強者
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます