08

・舞台


湖と島


・概要


春の心地よい気候の中、透き通る真水の湖の真ん中に背の低い木が数本生えてるだけの直径5mほどの島が浮かんでいる。

その島の真ん中あたりにドアが現れる。

周囲を高い山に囲まれたカルデラ湖だが、湖の外は場外なので陸地は島だけ。

湖の水は冷たく澄んでいて、そのまま飲めるが、魚など生物はいない。また水中に木の葉や流木がそのまま沈んでおり、つまりは微生物の少なさを示している。


・名前


『嵐殺し』バー=ブサ


・外見


310cm 90kg

黄色い目、薄緑色の鱗を持つリザードマンの女、細長い尾と鋭い爪をもつ。そそられるかは別にして、万人がわかる程度に美人ではある。

体のラインは細く、ほんのりとだが女性らしいラインが見られる。

顔には猿を模した黄金の面を、体には黄色と黒の縞の虎の毛皮を張り付けた鎧を付けている。

武装として全てが赤色の金属製で、全長が2mほど、もろ刃の穂先に青と黄色の宝石を取り付けた矛を持つ。


・経歴


中華かアジアっぽい異世界出身で、英傑とも呼ばれる女騎士。

出身の異世界は、呪術魔術を中心に栄えており、その中の王国の一つの方から女神に接触してきた。

彼女は大使兼兼贈り物、即ちくっころ要員として派遣された。

女神としては爬虫類に気に入られても嬉しくないため、滅ぼす理由付けとして戦いに投入、敗北の責任をもって転生者の敵に認定する予定にある。


・性格


高潔で真面目、凛としたとでも言っとけば大体説明が済む。

視野が狭く、一つの物に夢中になると他がおろそかになる。

家事など生活能力全般が残念。

可愛いモノ好きで下ネタが苦手、ただしそれらはリザードマン基準なので当てにはならない。


・能力


単純な力こそ他の戦士と比べると劣るものの、武人として騎士としてかなり高い能力を有しており、矛だけでなく白兵戦でもかなり高い実力を持つ。特に反射神経はずば抜けている。

魔術呪術にも明るく、使えないまでも理解はできる。また銃器の存在も知っており、対応も可能。

体が冷えると本領発揮できない。

『嵐殺し』

得物の矛。

異世界を超えてかなり高性能の魔法武器。ヒヒイロガネ製で丈夫。切れ味も高い。

だが一番はその追加効果で、自身を含めて受ける水と雷の効果を弾くことができる。強弱は任意で、個別にも対応できるが、これは本人の技量によるもの。

これらの応用により水面の上を歩いたり、相手を体内の水分ごと弾き飛ばしたり、湖の水を叩いて大波を起こしたり、好き放題できる。


・戦法


高らかに名乗りを上げ、正面からの一騎打ちを望む。

戦う意思のないものを臆病者とののしることはあっても戦いを強制することはない。

水面の走っての接近、水を流しての足払いなど、どちらかというと水分中心での戦法をとりたがる。

溺れ殺すのを良しとせず、あくまで止めは己の刃に、とこだわりがある。

戦闘能力は高いものの、奇襲全般が苦手で、子供のいたずら程度でも簡単に引っ掛かる。命乞いも有効。


脅威

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る