07
・舞台
ピンボールフィールド
・概要
4mほどの間隔をあけて電柱ほどの鉄柱が無数に突き出ている。ざらついたコンクリートの地面にはゴムがこすれた黒い跡がいくつも残っている。
鉄柱の中には高速で回転したり、凄い力で振動してたりする。
それらの間を直径3mほどの黒いゴムの球体が跳ねまわっている。
移動していると時々、踏みつぶされてぺちゃんこになってる死体と出くわす。
乾いた空気、風は複雑に吹いていて、肌寒い。空は青いが夜になるとスコア画面みたいなのが星空に映し出される。
・名前
『初めて魂を燃やしたもの』ドソ
・外見
200cm 130kg
黄土色の肌、飛び出た牙、潰れた鼻、ぼさぼさの髪のオーガ族の男。種族としては知的な顔で弱そうに見えるらしい。
筋骨隆々の体に無数の傷跡、更にその上には血と泥を混ぜた化粧で戦化粧を施している。
下半身に毛皮一枚巻いているだけ、武器として骨を革で縛ったピックを持つ。
・経歴
野生蛮族の世界出身で、文明と呼べるものがない中、その世界初めての『呪術』を開発した。
しかし体系化や普及には失敗し、逆に異端として追放され、絶望したところへ女神が現れた。
ただ単純に、真っ当な仕事として転生させる予定だったが、途中で飽きて戦いに投入させることにした。
種族としては驚異的な知能を有しているらしいが、IQで言えば120ぐらいで、普通の天才レベル。
・性格
慎重、冷静、だがあまりにも物を知らな過ぎて、カルチャーショックによりフリーズすることが度々ある。
学はないが知能は高く、計算も得意。
戦士として戦うことは正々堂々ではなく、それしか知らないから。殺すことも同じで、抵抗はなく、死体は食べる。
・能力
純粋な身体能力はオーガの中でこそ低いが、平均と比べれば圧倒的に高い。特にパワーとタフネスは文字通りの怪物。不器用で動きが大振り、格闘技の経験がないため肉弾戦が得意というわけではない。
頭はよく、記憶力と想像力を組み合わせてざっくりと未知の対象が何なのか仮定する能力にたける。
呪術
他の呪術から見れば基本に近いもので、難易度はさほどでもない。ただ他にない体系ゆえに通常の防御手段ではすり抜けてしまう。なお、呪術の名前は言語チートを用いても発音できない独自のものとなっている。
『癒しを薪に』
呪術。自身の古傷が開き出血する代わりに今現在の運を跳ね上げる。捨て身の緊急回避や止めの一撃のために用いる。傷は大きいほど上昇率も大きい。
『敵を薪に』
掌から生み出す赤黒い炎。単純な炎とは異なり、魔力や生命力も燃料とするため、生きた生物が良く燃える。同時に相手の魔法を焼き尽くせる。強力ながら死体が残らないデメリットのため使いたがらない。
・戦法
開始直後はピンボールに圧倒され呆然としているが、意識を取り戻すと執拗に襲ってくる。
大振りで雑な攻撃、加えてゴム球含めて周囲に気を盗られやすく、隙は多い。
だがその隙を叩きに来たところを呪術による回避とカウンターで決めるのが理想のパターン。
基礎知識の関係で見知らぬことが多く、驚いて対処が遅れることが多い。
呪術対決をされた場合、大抵はこれまでの人生を否定されたかのように打ちのめされるが、天才なのでそこから爆発的に成長するかもしれない。
強者
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