第3話 召喚の理由

「信者を増やす?俺はミラウ様の事をよく知りませんし、なぜ俺がそんな事をしなくてはならないのですか。」


なぜ、こんなオバちゃん女神の信者を増やす協力をしなくてはならないのかわからない。勇者になれたり、魔王討伐であればやってみたいけど。


「ショウが私の事を知りたければ、じっくり教えてあげるわよ。」

厚化粧のオバさんにウィンクされ、俺はひきまくる。


「まあ、それはともかく、貴方が選ばれたのは籤引きだから仕方がないのよ。」


「籤引き?」


「ええ。異世界から人を召喚する場合、籤引で選ぶのが神々の間の取り決めで決まっているのよ。」


「俺が特別な潜在能力があるから選ばれたとかではないんですね…」


「ええ。ないわ。」


ミウラにキッパリ言われ、なんとなく落ち込む。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る