閑話 神と天使長
「遅い」
天使長を呼び出すアナウンスをしてから30分経った。神が呼んだんだよ?早く来なさいよ。
「お待たせいたしました。少々仕事が立て込んでおりまして。」
「その言い訳何回使った?もう知ってんだよお前が暇なのは。」
怒るよ?もう怒ってるけど。まったくもう、 神様に対する敬意が足りない。無駄にイケメンだし無駄にイケボだし。諏◯部順◯みたいな声しやがって。
「はいはいすみませんでした。拗ねないでくださいよ。」
「その謝り方は何だ。あと僕は拗ねてなんか無い。」
心を読んだかのような発言はやめてくれないかな?
「心なんて読んでませんよ、それでなんですか用事って?」
「読んでるじゃないか!・・・コホン!君に用事っていうのはだね、明日は僕が居ないから、勇者パ-ティの観察&実況を任せようと思ってね。ちゃんとDVDに録っておくんだよ?」
僕はこの前のDVD一人で見ようとしてたこと許してないからね。
「わかりました。で、明日はどこかへお出かけですか?」
「ああ、神さま連合の集会さ。いつも通りのね。」
久しぶりにほかの神さまと会うなあ、一番でかい世界を作ったあいつは元気かな?
「またですか、前回は3年前でしたよね?よくやりますねえ。結局ただの飲み会になるんでしょうに。」
「良いんだよ、神さまなんて世界つくったらあとやることはほとんど無いんだから。中身のしっかりした集会じゃ逆におかしいよ。」
何人かの世界に同時に危機が迫りでもしたら緊急の集会とかあるかもしれないけどね。
「じゃあ明日は一日居ないんですね。分かりました。」
「うん、頼んだよ。」
さて、重要なことは話したし寝ますか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます