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童話アレンジにラプンツェルを持って来るのは少し珍しい感じ。魔女がどうしてラプンツェルを若夫婦に要求したのか、どうして傷ついた男とラプンツェルは最後ハッピーエンドになれたのかなどの考察&解釈が入っていて、元ネタを知っている人なら楽しめる作品になっています。ラプンツェルの髪質について触れていたのは意外と珍しい発想かも。もう一つのラプンツェルって感じで、面白い童話アレンジだと思います。
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童話に出てくる魔女は、悪役として描かれることが多いです。でも、魔女の視点から描いたならば、決して悪女ではない一人の女性としての想いが見えてきます。ラプンツエルの魔女もまた、そんな女性の一人です。