【KAC20205参加作品 】異世界マッチングアプリ✨💖✨😆🎶✨💕街は異世界のドS女王様に支配される😆🎶✨ドM貧民は亀💟縛り✨💕

オズ研究所 《《#横須賀ストーリー紅白

第1話 【異世界マッチングアプリ】😆🎶✨💕

 【異世界マッチングアプリ】……


 それは、禁断の【パンドラのはこ】だったのかもしれない。


 目先の欲に目のくらんだ僕らは、興味本意から【パンドラのはこ】を開いてしまった。



 その日、崩壊の道を歩む事になろうとは……






「な…、何ィ~ーー❓❓❓❓❓❓

 【異世界マッチング アプリ】だッてェ~ー~ー……❗❗❗」

 思わず、僕は唾を飛ばして怒鳴った。

 

 専門学校の卒業式の放課後の教室だ。

 うたげの後のように、人の姿もまばらだ。


「ケッケケェ…… 汚ッたねェなァ~。

 そうさ…😆🎶✨」

 友達の馬場アキラは顔を背け、不敵に微笑んだ。

「ほら、見ろよ。このアプリ……😆🎶✨」

 おもむろにスマホの画像を僕に向けた。


「何だよ…… そのチョォ~ォォ~、如何いかがわしいアプリはァ~ーー❗❗❗」

 

「そんな事 言わず、ほら見ろッて❗❗

 この女王様を❗ 今、ドM男子に人気なんだぜェ」

 彼の見せた画像にはまるでSMの女王様のような美女がズラリと並んでいた。

 妖艶な眼差まなざしで手にはムチを持ち、身体にフィットしたボンデージファッションだ。


「おバカかァ~ー❗ どんな詐欺グループのアプリだよ❗❗

 絶対、だます気、満々だろォ~ー❗❗」

 この馬場アキラの言う事は、いつだってならない。

 これまでも都市伝説まがいのデマに踊らされ、何度も痛い目にあった。


「ま、優真ユーマ、そう喚くなッて……

 知ってるだろ。憲法が改正されたのは」

「え、まぁ、それは……」

 もちろん知っている。




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆



 


 2020年夏……



 異世界の者との自由な交流が許可され、自由恋愛が許された。異世界の住人と婚姻しても構わないと言うのだ。




 少子高齢化の進んだ我が国では苦渋の選択と言えよう。

 そして、開発されたのがAIによる【異世界マッチング アプリ】だという話しだ。




 僕の名前は、高梨 優真ユウマ。 

 二十歳の童貞チェリーボーイだ。

 取り敢えず、今のところ魔法使いではない。



 家へ帰り、ノートパソコンで馬場アキラに教えて貰った【異世界マッチング アプリ】にログインした。


 さっそくサイトを開くと、モノ凄く可愛いが並んでいた。


「おおォ~ーー✨💕💕」

 どの娘もアイドルや女優、モデルと見間違えるほど可愛らしく華麗で美しい。


 みんなアニメキャラのようにカラフルな髪の色をしていた。

 美少女ロリータかられごろの熟女までり取りみどりだ。

 しかも露出が激しい。セクシーグラビア写真集みたいだ。

 見ているだけでヨダレが垂れてきそうになった。

 何しろ僕らは童貞チェリーボーイを【卒業】する事が目下もっかの目標だ。


「おォ~……😳✨✨💕💕」

 中でも僕は、メイと言う少し気の強そうなモデルばりの美女が気に入った。


「わァ~ーー😆🎶✨ スゴく綺麗な彼女ひとだなァ~✨💕💕💕」 

 まさに女神と言っても差し支えない。

 一発でトリコになった僕は何の躊躇ためらいもなくクリックした。


 次の瞬間、画面から目映まばゆい白い閃光が発せられた。


「うッわァ~ーー❗❗

 な、な、なんだァ~ーー❗❗」

 あまりのまぶしさに目をそむけた。一瞬、ノートパソコンが爆発したのかと思った。


 だが、閃光が消えると目の前に人が立っていた。まぶたをゴシゴシと擦っても、まだ目がかすんでいた。

 徐々に視界がはっきりしてきた。

 どうやら女性のようだ。


「え……❓❓」

 妖しいほど白くなまめかしい太腿が目に入った。

 露出が激しい。真っ白な柔肌に真っ赤なボンデージファッションをまとっているだけだ。目の前にたわわな巨乳があった。

 今にもオッパイがこぼれ落ちそうだ。


「メ、メ、メ、メイさん……」そうだ……

 彼女は、ついさっき【異世界マッチング アプリ】でクリックしたメイだ。


 それにしても、なんて大胆な格好だ。

 ハイレグに切れ上がった股間は、僅かに局部を隠すだけだ。

『ゴックン……😳💦💦』

 開いた口が塞がらない。一気に下半身が熱く火照ってきた。


《フン、坊やァ~✨👄✨💕》

 彼女は僕のアゴの下に指を添え、クイッと引き上げた。

「え……❓」


《私の事はメイ様と、お呼び…✨👄✨✨》

 妖艶な微笑みを浮かべ、ゆっくりと顔を近づけてきた。今にも唇が触れあいそうだ。


「うゥ~……😳💦💦💦 ハ、ハイ……

 メイ様」

 何の香水なのだろうか。眩暈めまいがするほど甘く蠱惑こわく的な匂いが僕の鼻孔をくすぐった。モノ凄く淫靡みだらな気分になった。


 この世の者とは思えないような絶世の美女だ。

 まさに、女神ビーナスの如く神々こうごうしい。


《フフ……😆🎶✨ 坊やァ~✨👄✨

 【Siri】を出しなさい✨✨✨》


「え……😳💦💦」

 今、なんて言ったんだろう。聞き間違えでなければ、【Siri】を出せと聴こえたけど……


《どうしたのォ~❓ 坊やァ~ー✨

 とっとと【Siri】をお出しィ~ー✨👄✨》

「いえ、あのォ~、僕は、そう言った趣味は……」


《この豚野郎がァ~ー❗❗

 汚ない【Siri】を思いっきりムチで叩かれたいンだろォ~ー❗❗❗》

 いきなりメイは、豹変しムチで机を叩いた。


「わァ~ーー…… いえ、決して僕は……

 ハードなSMプレイなんて望んでませんよォ~ー」

 

《お黙りィ~ー❗❗ メイ様に逆らうな❗❗

 この豚野郎がァ~ーー》

 両手で僕の頬を引っ張り睨んだ。

「い、痛いですよ……」


《フフ……、豚野郎が汚ない【Siri】の💟に嫌ッて言うほど、固い💟状のモノを突っ込まれたいンだろォ~ーー❗❗❗》


「な、嫌ですよ…… そんな痛いの……

 Siriの💟に何を突っ込む気ですかァ~ー❗

 僕は、いたってノーマルなンですから」


《フン、口答えは許さないわ❗❗》

 尻を思いきり平手で叩いた。派手な音が響いた。

「うッわァ~ー❗ 痛いですッてェ……」


《さァ~、大人しく【Siri】を出すか、亀💟縛りされるか? どっちにして欲しいンだい》


「ど、どっちッて……、どっちも嫌ですよ。

 なんなんですか❓ そのワケのわからないニニタクは❓」


《わかったわ。そんなに亀💟縛りをして欲しいンだねェ……》 

 妖しくニヤリと微笑んだ。

「そ、そんな事、ひとことも言ってないでしょ……」

「フフ……」

 器用にオッパイの間から太い縄を出した。


「ど、どこに縄を隠してるンですか……❓」

 スルスルと長い縄が出てくる。そのオッパイは、どうなっているんだ。

 いったい、どんなイリュージョンだ。

 それとも魔法なのか。


《さ、豚野郎❗❗❗ 亀💟縛りされたくて、ウズウズしてるンだろォ~ー……》

 メイは愉しげに僕を縄で縛ろうとした。


「どんなド変態ですか…… 止めて下さい」

 遮二無二、暴れて逃げた。


《おバカねぇ。女王様は亀💟縛りが、お好きなのよ❗❗》

 メイは、縄を手に僕を捕まえようと追いかけてきた。


「止めてェ~ー…… た、助けてェ……」

 転がるように、僕は家から逃げ出した。


「あ……❗❗❗」

 だが外に出た瞬間、僕の目にうつった光景は驚愕するモノだった。


「そ、そんなバカな……」

 街では、亀💟縛りをした男性たちが、列をなして彷徨うろついていた。


 しかしナゼか男たちの顔は、恍惚こうこつとしている。

 みんな、異世界からやって来た女王様のあやしくなまめかしい桃尻にゾロゾロとくっついていくようだ。


 一瞬、ホラー映画のゾ💟ビが脳裡に浮かんだ。


 街じゅうに亀💟縛りをした男性が溢れていた。思わず、全身に鳥肌が立った。


「ど、どれだけ、みんななんだ……」

 男性らは皆、女王様に従い【ハーメ💟ンの笛吹き男】に従う子供たちみたいにゾロゾロと彷徨さまよっていた。


 その中にひとり、顔見知りの男がいた。

 馬場アキラだ。


「お、おい、アキラァ~ーー❗❗」

 すぐさま追いかけて彼を呼んだ。

 しかし彼も女王様に夢中で僕の事など歯牙しがにかけない。


「おい、アキラァ~ーー❗❗

 しっかりしろォ~ー❗❗」

 肩を掴んで引き戻そうとしたが、スゴい力で振り払われた。

「離せよォ~ーー❗❗」

 こっちの事など見向きもせずに、うっとりした顔で女王様の後を付いていった。


「な、アキラ……」

 僕は茫然となってアキラを見送った。


「どうなっているンだ……」

 一瞬、全身に戦慄が走った。


《フフ……》不意に、背後から笑い声がした。

「え……?」

 振り向くと、女王様のメイが微笑んで縄を僕に掛けた。


《さァ~、豚野郎❗❗ 捕まえたわ❗❗

 大人しくしなさい❗❗》

 手際よく縄を絡めていく。

「メッ、メイ様ァ~ーー」

 必死に抵抗するが、メイは僕の身体を縛っていった。


「わァ~ーー❗❗❗ 止めてくれェ……」

 暴れたが、後の祭りだ。

 魔法のような手際の良さで僕は亀💟縛りをされてしまった。

「た、助けてェ~ー~……」

 辺りに僕の悲鳴だけがむなしく響いた。 



 こうして日本の街は、またたく間に異世界の【ドS女王様】たちに支配された。

 まさに【どんでん返し】だ。

 


 その後、異世界からの移住者が激増し出生率も大幅に改善した。






 めでたし、めでたし……








 おしまい……😆🎶✨




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆








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